ホットヨーグルトでダイエットですか?痩せるのなら何でもやってしまおうという方のために?ホットヨーグルトのダイエット効果や美容効果をお伝えしたいのですが、ヨーグルトを温めると、特に電子レンジなんか使った日にゃ、乳酸菌さん全滅ですよ~。全員いなくなってしまうかもしれませんよ。

とはいうものの、ホットヨーグルトは美容や健康にいいと言われていますね。ホットヨーグルトが美容やダイエットにどれほどの効果があるのか、ホットヨーグルトの加熱の仕方によっては全く効果がなくなるのか?乳酸菌は死滅してしまうのか調査しました。

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ホットヨーグルトって何?簡単に紹介

ホットヨーグルトとは?

某テレビ番組で、「ホットヨーグルトを食べるだけで楽に痩せるダイエット」として紹介されたことを発端に、一気にホットヨーグルトの人気が高まりました。
ホットヨーグルトを電子レンジ500Wなら、たった40秒ほど加熱して、夜食べるだけ。これだけで食事制限しなくても無理なくダイエット出来るというものです。

ホットヨーグルトの効果

ホットヨーグルトを食べるだけで、便秘が改善されます。その結果、代謝が高まって肌ツヤがよくなり、どんどん美肌が作られていきます。さらに体に余分な脂肪分が溜まりにくくなるためダイエット効果が上がると言われています・・・。
本当にそうなんでしょうか?私には大いに疑問があります。後述しますがヨーグルトを温める時に電子レンジを使うのはNGだと考えます。

なぜホットヨーグルトに「痩せる」効果があるのか?

乳酸菌が活発に活動する

ヨーグルトって、だいたい冷蔵庫で冷やして食べることが多いと思います。しかしヨーグルトの中の乳酸菌は冷やされることで、その活動が抑えられてしまうことが分かっています。乳酸菌を40℃くらいの温度に温めてあげることで、活発に働くようになります。
そのため、冷えたヨーグルトをそのまま食べるのではなく、一旦温めてから食べると健康や美容に良い効果があるとされているのです。

乳酸菌の効果

乳酸菌の働きは、ご存知の方も多いと思いますが、腸内環境を整えることにあります。腸内環境が整うと、腸の動きが活発になり便秘解消・予防につながります。また悪玉コレステロールを排除する働きもあるため、中性脂肪が減少し肥満の予防になります。

また女性にとっては、アンチエイジング効果で肌がキレイになる・シミやシワが出にくくなる嬉しい効果があります。「腸美人」といわれるように美肌やアンチエイジングの要はまずは「腸」の働きを正常化することにあるのです。

ヨーグルトを食べる時には、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖を一緒に摂取することで、腸内で乳酸菌が増えさらに整腸効果が上がりますよ。

冷たいヨーグルトを食べてはいけない?

普通はヨーグルトは冷たい状態で保存されていますし、冷蔵庫から出したらそのまま食べてしまいます。しかし冷たい状態でヨーグルトが体内に入ると、乳酸菌はある程度は腸までは届くのですが、腸が冷やされて腸の働きが弱まってしまいます。

腸の働きが弱くなるということは便秘につながりますし、カルシウムを吸収しにくくさせてしまいます。

逆に温かいヨーグルトは、カルシウムの吸収率を上げます。体がカルシウムをしっかり吸収できると、脂肪を体内に蓄積することを防ぐ効果が得られるのです。つまりダイエット効果が大いに期待できるというわけです。

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ホットヨーグルトの作り方に注意!

ホットヨーグルトの作り方と食べ方

前述のように、無糖のヨーグルト100gを容器に入れて電子レンジ500wで40秒ほど加熱するだけです。そのままでは味が無いので、はちみつやオリゴ糖を加えるとよいでしょう。

夕食後に食べることもポイントです。食事前の空腹状態でヨーグルトを胃に入れると、乳酸菌は腸に届くまでに胃酸にやられてしまう確率が高まるからです。ダイエット目的で食べる方が多いと思いますが、特に食事制限も必要ないので、いつも通りの食事でOKなことも、楽やせダイエットと言われている理由の一つですね。

ホットヨーグルトの効果がないといわれるワケ

作り方や食べ方の間違い

ホットヨーグルトが美肌やダイエットに効果があるのかどうかは、やはり「人」によって違うものです。体質や体調によっても効果はまちまちのはずですね。

さらに食べる時間が夜10時~深夜2時が腸のゴールデンタイムといわれ最適なのですが、これ以外の時間帯に摂取しても効果が薄いと考えられます。

また、電子レンジで加熱する際に、大さじ一杯の水を加えることでヨーグルトの分離が防げるのですが、水を加えることを知らずに分離したヨーグルトを食べて、まずくて続けられないという方もいます。正しい作り方で正しい食べ方をしないとなかなか効果も表れにくいかもしれません。

電子レンジを使うと乳酸菌はどうなるの?

電子レンジは、食品に集中的にマイクロウェイブ(電磁波)を使って加熱するものです。マイクロウェイブは、食べ物の中の水分子を振動させることで摩擦熱を発生させるため、食品が温められるという仕組みになっています。

これだけならいいのですが、電子レンジ加熱は栄養素の分子にも強い影響を与えてその構造を壊してしまいます。このためビタミンやミネラルといった栄養成分はその栄養価が60~90%も減少してしまうこともわかっています。生や、煮込んだり焼いたりしてで食べた方が栄養価は高いのです。

ですからホットヨーグルトの効果を期待するなら、面倒でもを使って温めた方がいいでしょう。

まとめ

参考:悪玉コレステロール値を下げる市販ヨーグルトと効果

電子レンジはとても便利ではあるのですが、栄養素が壊れてしまうことが分かっています。レンジで加熱すると乳酸菌がどうなるかまでは分かっていませんが、強い電磁波ですから、何らかの影響はあると思ってしまいます。

絶対に電子レンジがいけないというわけではありませんが、栄養素や乳酸菌には何らかの良くない影響があるように思います。ホットヨーグルトは乳酸菌の働きが活発になるのですから、作るなら「鍋」で作る方がいいと思いますよ。

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