カフェやファミレスなどのセルフサービスコーナーに置いてありますね。コーヒーフレッシュ。コーヒーに2つくらい入れていませんか?スーパーにも小袋に10~50個くらいのポーションミルクが入っているものも売られています。
本当の牛乳である「ミルク」をコーヒーにすこし少し加えるのであれば、全く問題ないのですが、コーヒーフレッシュはちょっと考え物なのです。
もちろん食品ですから、それなりの審査を経て市場にでているので、食べ物として問題ないと言えばないのですが、かなり危険性をはらんでいることも理解しておく必要があると思います。タイトルに「飲むな」とは書きましたが、飲まない方が体のためにいいと私は思っています。
そこで、コーヒーフレッシュがなぜ危険と言われているのか、調べてみましたので、参考にしてみてください。
目次
コーヒーフレッシュの危険性
コーヒーフレッシュは「ミルク」じゃない!全然フレッシュじゃない!
残念ながらコーヒーフレッシュには牛乳(ミルク)は全く入っていません。原材料としてミルクは使われていないのですが、白くてちょっと、トロッとしたイメージから、多くの人は「ポーション入りのミルク」と思っているかもしれません。
私もつい最近まで、そう思っていましたから^^;
カフェやファミレスなどに置いてあるコーヒーフレッシュにしても、スーパーで売られているモノにしても、「常温」で棚やテーブルにおかれているでしょう?本物のミルクなら、この常温でおいてある時点でアウトです。腐ってしまいます。
コーヒーフレッシュはほぼほぼ添加物だらけの食品なのです。
コーヒーフレッシュが常温で腐らないのはなぜ?
当然ですが、防腐剤が使われています。「PH調整剤」というのがそれに当たりますが、これを添加することでかなり日持ちすることになります。そしてミルクのような白い色には着色料が使われ、とろっとしたトロミを出すために増粘剤が使用されています。
つまり多くの添加物で合成された食べ物(飲み物)なんですよ。これじゃ、コーヒーを飲むときに少ししか使わないといっても、体にいいわけがありませんね。
しかもコーヒーフレッシュは、常温保存が基本。なぜなら、主成分が「油」だからです。これを冷蔵庫保存などしたら固まってしまいます。
コーヒーフレッシュの成分
コーヒーフレッシュの原材料は?
コーヒーフレッシュ製品によって多少の違いはあると思いますが、使用されている原材料は、植物油脂、乳化剤、砂糖、PH調整剤、カラメル色素、香料、脱脂粉乳などです。もちろん「水」も使われています。
このなかでコーヒーフレッシュの主成分となっているのは「植物油脂」ですが、この「油脂」は「水」と混ぜ合わせるために乳化剤を使っています。
乳化剤とは「界面活性剤」の一種なのですが、多種類の乳化剤を使用していてもまとめて「乳化剤」と表示されていることが許可されているため、個々の成分として何が使われているかわからないのです。
そしてこの乳化剤を使って「油」と「水」を混ぜ合わせて白く濁らせて、増粘剤で粘りを添加し、さらにミルクフレーバーなどを加えています。さらにさらにカラメル色素で微妙な茶色に色付けしてミルクらしさを演出します。
ぱっと見、ミルクに見えるんですよね。「添加物」だらけなのに。
トランス脂肪酸が使われている製品もある
コーヒーフレッシュにトランス脂肪酸が使用されている場合は注意しなければなりません。トランス脂肪酸は、「食べるプラスチック」とも言われ、体内に入ると消化されることなく血管内に蓄積され、非常に排泄されにくい成分とされています。
トランス脂肪酸は、原材料として「トランス脂肪酸」と表記されていることはあまりなく、「ショートニング」や「ファストブレッド」「マーガリン」という表記があればそれはトランス脂肪酸を含むことを意味します。
「植物油脂」と表記されている場合も「トランス脂肪酸」を含んでいることがあります。
トランス脂肪酸については、「トランス脂肪酸がバターやマーガリンに含まれている怖さ」の記事もご参照ください。
トランス脂肪酸が安全とする説
農林水産省では、トランス脂肪酸は1日の摂取量を2g未満に抑えていれば問題ないとしています。
コーヒーフレッシュ一つに含まれるトランス脂肪酸は約0.04gほどですから、一日に3杯のコーヒーにコーヒーフレッシュを入れたとしても0.12gの摂取量になります。
基準内だから安心と言えますか?
上記でも書きましたが、トランス脂肪酸は体に溜まっていくことが問題なのです。できるだけ取らない方がいいと思いますが・・・
まとめ
健康志向で製品化されている、トランス脂肪酸酸を使用していない「コーヒーフレッシュ」もあるようですが、常温で長持ちする賞味期限などを見ても、添加物が多いということは想像できると思います。美味しくコーヒーを飲むなら、純「ミルク」ですよね。カフェやファミレスのコーヒーフレッシュは使わない方が「ベター」であるとは思います。