病気平癒や健康祈願をしたいけれど、ご利益をいただくにはどの神社やお寺がいいのか迷うこともあると思います。関東にも数え切れないほどの神社仏閣がありますが、東京で有名な病気平癒にご利益のある神社・お寺を紹介します。
どんな病気に対してのご利益があるのか、気になるところですね。健康祈願のお守りについても紹介しますので参考にしていただければと思います。

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芝大神宮とご利益

JR山手線浜松町駅北口から歩いて約5分ほどのところにあります。商売繁盛、縁結びでも有名ですが、実は健康祈願に訪れる方が多いのです。

関東のお伊勢さん

芝大神宮は、その主祭神が伊勢神宮の神様と同じ「天照大御神」と「豊受大御神」であることから関東のお伊勢さんとも呼ばれ、とても人気の高い神社です。健康を祈願する参拝者が多く、病気平癒にご利益があります。特定の疾病というよりは健康全般にご利益をいただけるようです。縁結びのご利益も有名で、女性の参拝者も多いです。

宝くじの発祥の地

実は芝大神宮は、「宝くじの発祥の地」としても有名で、宝くじ販売所の担当の方の多くが、購入者の方が当選するようにご祈願に訪れます。

西銀座のチャンスセンターは日本一当選数が多い宝くじの販売所として有名です。こちらの販売員の方も、当然のように芝大神宮に参拝し、境内の、触ると当たるという「伝説の黒猫」の頭をなでてくるそうです。

柴又帝釈天(経栄山題経寺)

柴又帝釈天は、言うまでもなく映画「寅さん」でとても有名なお寺です。
柴又帝釈天は通称で、正式な名前は「経栄山題経寺」という日蓮宗のお寺。
ご本尊は帝釈天で、板彫りの帝釈天像が安置されていますが、これは日蓮上人親刻と伝えられています。

柴又帝釈天のご利益

三十三天の王といわれる帝釈天の力は絶大で、古くから病気平癒、病魔退散、厄除けのご利益があると、参拝に訪れる方が後を絶ちません。特に病気や災害から人々を守り、「厄」を払いのけてくださる仏様です。

「浄行菩薩」様のご利益

境内には、触れた場所と同じ体の箇所の病気を治していただける「浄行菩薩」様がいます。

この効果が絶大なことで、柴又帝釈天は「不老不死の寺」とも呼ばれています。本堂にしっかりとお参りをしたら、忘れずに「浄行菩薩」様を触ったり擦ったりして、病気平癒のご祈願をしましょう。

とげぬき地蔵(高岩寺)

とげぬき地蔵がある高岩寺は、おばあちゃんの原宿と呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街の途中にあり、病気平癒を願う参拝者が絶えない、全国的にもパワースポットとしても有名なお寺です。

とげぬき地蔵のご利益

高岩寺にある通称とげぬき地蔵、洗い観音は黒っぽい石で造られています。自分の体で治したい部分や、病気の回復を願う部分があれば、この観音像の自分の体と同じ部分を水で洗うことでご利益があるとされています。非常に多くの方が観音像をさすって洗うために石の摩耗が進んだからか、現在の観音像は1992年に奉納された二代目です。もちろん病気や怪我の回復にご利益があるといわれています。

参拝のあとは、おばあちゃんの原宿と呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街を散策するのも楽しいと思います。お年寄りも多いのですが、最近では若い方向けのお店もたくさんできて、老若男女でいつも賑わっていますよ。

参考:「猿羽根山地蔵堂」

東京ではないのですが、山形県にある「猿羽根山地蔵堂」(さばねやまじぞうどう)のお地蔵様は頭病平癒・頭痛封じのご利益があることで、地元では有名でよく知られています。とても神秘的な雰囲気のあるパワースポットで、開山期間は多くの参拝者があります。お参りの仕方は「とげぬき地蔵」とよく似ているかもしれませんが独特です。お守りやお地蔵様の写真も満載で紹介しています。ぜひお読みいただければと思います。

五条天神社

東京の上野公園にある「五条天神社」は医薬祖神ともいわれ、健康祈願や病気平癒のご利益があることで知られています。

五条天神社のご利益

主祭神は、薬祖神の大神である日本武尊(やまとたけるのみこと)、大国主命(おくにぬしのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)で、相殿として菅原道真公もお祀りされています。

このため、病気平癒だけでなく学業成就のご利益があるとされています。学業は特に、医薬に関する学校・大学などの合格祈願にご利益があるようです。

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鷽鳥(うそ)のお守り

鷽鳥というのはスズメ目アトリ科の小鳥で、首のあたりが朱色で羽根は瑠璃色のとても美しい鳥です。

五条天神社では、凶を吉に替えるという「鷽替え神事(うそがえしんじ)」という江戸時代からの伝統的な行事が行われます。これは、「前年の悪しき(凶)は嘘(鷽・うそ)となり、吉(よき)に取り(鳥・とり)替えん」という意味があります。

実際には、神社で受けた鷽鳥の木彫りのお守を、参拝に来ている人同士でとりかえるか、新しいものに買い替えることで、前年の「凶」を「吉」に替えることを願います。

他人が持っていた「お守り」を相互に取り替えるよりは、新しく買った方が絶対いいと思うのは私だけではないでしょうね。

鷽鳥のお守りには、一部金箔がはってある物を意図的に紛れ込ませているみたいですが、運だめしに買ってみるのもいいかもしれません。

西新井大師

西新井大師の正式な名称は「五智山遍照院総持寺」、弘法大師によって開かれた真言宗のお寺です。関東ではとても有名な厄除け・開運の霊場で、「二十五歳の厄は西新井大師、四十二歳の厄は川崎大師」ともいわれているほどです。

西新井大師のご利益

天長年間(824~34年)に、弘法大師が流行り病や災厄に苦しむ人々を救うために、自らの手で十一面観世音尊像をつくり、二十一日間もの間祈りをささげ続けたのです。その後、この地から泉が湧き出て、人々を病や災厄から救ったとされています。

これ以降、西新井大師には、家内安全、無病息災、病気平癒を祈る参拝者が絶えず、篤い信仰を集めています。

西新井大師の「厄年の厄除け、厄払いのご利益」については
厄除け厄払いで有名な東京の神社お寺8社」の記事もご参照下さい。

塩地蔵

山門をくぐって左にある祠(ほこら)には、お地蔵さまが祀られているのですが、ほとんど「塩」で埋まっています。このお地蔵さまはイボ取りにご利益があるとされ、ここの塩を頂いて帰ることが出来ます。そして快癒した際には頂いたお塩の倍の量のお塩をおかえしすることになっています。

延命水洗地蔵尊

西新井大師には金色っぽく光る、延命水洗地蔵尊があり、このお地蔵さまを信仰すると十種の福徳が授かり、特に寿命長延の功徳があり、健康長寿になれるということです。木の立て札に書かれている「真言」を唱えてお祈りするといいようです。

新井薬師

西武新宿線の新井薬師前駅から歩いて5分ほどのところにある新井薬師・梅照院は「目」の神様として知られています。徳川家二代将軍秀忠公の第五子和子が眼病平癒のために祈願し、快癒したことから、昔から「眼病平癒」の薬師様として信仰を集めています。

ご利益とお守り

「目」の病気や症状の回復などをご祈願されるとご利益があるでしょう。「めめ」と書かれた絵馬のお守りや、「めぐすりの木」という眼病平癒のために祈願されたお茶も販売されています。

「心身清浄」の井戸水

新井薬師には「心身清浄」というお札のあるところに井戸があります。
新井薬師のある近辺は、かつて名水が湧き出ているところがいくつもあったそうで、それが「新井」という地名の由来にもなっているようです。

新井薬師公園の造成後、急に湧水が途絶えたのですが、昭和三十五年に不動明王堂が建立されたあと、大井戸が発見され名水が復活したそうです。

この「水」が特にご利益があるとは言われていないようですが、参拝者の多くは、ペットボトルに入れて持ち帰ったり、その場で水を飲んだりしています。新井薬師の名水ゆえに、きっとご利益があるような気はしますね。

まとめ

◆病気平癒ご利益総合情報ページ

東京には健康祈願・病気平癒にご利益のある神社が、ここで紹介した以上に多く存在します。どの神社・お寺にお参りするか迷ったら、私個人としては、心を静めて直感で決めてみるといいのではないかと思っています。

「いまの私にピッタリの神社・お寺はどこですか?」と自分に問いかけて、そしてそのことを忘れていると、あるときパッと思い浮かぶ神社・お寺がありますよ。自分の直感を信じてみて下さい。

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