体は疲れているのに、ぐっすり熟睡できずに、朝起きても疲れが残っている。目覚めがよくない、なんだかスッキリしていないことがあると思います。以前、寝つきをよくする食べ物飲み物を紹介しましたが、それと合わせて、寝る前にはぐっすり眠るツボ、よく眠れるツボをぐ~っと押してから寝てみてください。朝スッキリ目覚めて、かなり熟睡・快眠の効果が期待できると思います。詳しく図解しますので、ぜひ試してみてください。

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ぐっすり眠るツボ・よく眠れるツボ

ぐっすりとよく眠るためのツボ刺激には、ツボ押しとハリ(鍼灸)があります。鍼灸の場合はもちろん治療院で施術をしてもらうことが必要ですが、ここではツボ押しのポイントをお伝えします。

不眠を改善し、熟睡・快眠に導くツボたくさんありますが、ここでは主に、8か所のツボを紹介します。それぞれのポイントについて詳しく図解します。

百会(ひゃくえ)

頭の中心にあるあるツボで、不眠症の改善はもちろん、万能のツボといわれています。
百会の位置は、両耳の先端を結ぶラインと、顔の真ん中の正中線を結ぶラインが交差したところです。左右の中指と人差し指(4本の指)を当てて3~5秒ほど押します。これを5~10回繰り返します。

天柱(てんちゅう)

後頭部に手を当てるとボコッと盛り上がっている骨があります。その骨から指2本下に、左右2か所あります。親指で頭の中心方向に向かって、ぐ~っと押します。3秒押したら、3秒かけてゆっくり離します。この動きを5~10回繰り返します。
天柱のツボは万能のツボでもあり、不眠の改善だけでなく、疲労回復や肝機能を改善する働きもあります。

風池(ふうち)

後頭部の髪の生え際あたりにあります。耳たぶの斜め下・後頭部側に大きく出っ張っている骨があります。その下の凹んだ部分が風池のツボです。
両手で頭を覆うような形にして、親指が風池の部分に当たるようにします。頭の中心に向かって、上記で紹介した天柱と同じような押し方をします。不眠症の改善をはじめ、眼精疲労や肉体疲労の回復効果も期待できます。

三陰交(さんいんこう)

足の内側にあります。足の内くるぶしから指4本分上にあります。下から4本目の指が当たる部分です。ここを押すと、「痛い」と思う人が多いようですが、親指でぐ~っと押し込みます。何度か繰り返したら足を軽くマッサージしておくといいです。三陰交は冷え性の改善にも効果があるツボです。

足三里(あしのさんり)

右足の場合、椅子に座って、膝の皿の上に、右手の親指を水平に置くと、他の指は真下に向いています。中指が接しているあたりが足三里です。疲労物質を流す働きがあるため、疲れを取ることで寝つきをよくします。

失眠(しつみん)

足の裏のかかとの中央あたりにあるツボです。失眠とは文字のごとく、眠りがない、睡眠が足りないという意味で、このような状態の時に失眠のツボを押すことで、なかなか寝付けない、寝てもすぐ目が覚めるなどの不眠を改善してくれます。
親指でぐ~っと力強く押し込むようにします。ただ、失眠のツボは「鈍感」でもあるため指圧よりも鍼灸の方が効果的な場合があります。

内関(ないかん)

手のひらを上にしたとき、手首のシワから指3本分の位置にあります。ここを押すと中指の先端が少しぴくぴく動きます。押すときは少し力を入れて強めに刺激します。5~8秒くらい指圧したら、ゆっくりと離します。これを約1分ほど繰り返します。精神的な疲れを改善し、心地よい睡眠に導いてくれます。

神門(しんもん)

耳にあるツボです。耳の上部の内側のちょうど真ん中あたりにあります。このツボを刺激することで、副交感神経が優位になり、心身をリラックスさせ眠りやすい状態になってきます。
人差し指と親指で耳の上部を挟んで、ツボをこするように斜め上に引っ張り上げるようにこすります。10秒ほどの刺激を3~5回繰り返します。ここはあまり痛くない強さで刺激します。

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ぐっすり眠るためには朝陽を浴びることも大切

朝の太陽の光を浴びることは、体内時計がリセットされることで体を目覚めさせます。太陽の光が目からはいって、視床下部に伝わることで体は一日の活動の準備を始めるのです。

スッキリ目覚めるためには、陽の光はとても大切な働きをするのですが、実は睡眠にも大きく関わっています。
朝陽を浴びて約15~16時間ほどたつと、深部体温を低下させるために、体は手足の先端部分から熱を放出し始めるのです。つまり体の深部体温を下げて眠る準備を始めるのですね。ですから、朝起きたら、できるだけ太陽の光をいっぱい浴びておくことが自然な眠りにつながるのです。

まとめ

どうしても寝付けない時は、ぜひツボ押しをやってみましょう。寝る前に行うのですが、なかなか眠れない時は布団の中で、耳や手のツボだけでも刺激してみるといいでしょう。ツボ押しだけで不眠を改善できればいいのですが、寝つきをよくする食べ物もありますので、この記事も参考にしてみてください。生活習慣などの見直しも、できることだけでも始めてみましょう。特に「朝陽」を浴びることは、不眠解消だけでなく、健康効果は大きいですよ。

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