白湯(さゆ)の健康効果を知っていましたか?1日に2~3杯の白湯を飲むだけで、体にある「毒」が排出されて抜群のデトックス効果があるとされています。白湯を飲むことで、デトックスされ、血液がサラサラになり、免疫力もアップ、さらに生活習慣病の予防にもつながるのです。

面倒な準備もなくとても簡単な方法ですし、お金もかかりませんから無理なく毎日続けることができます。代謝がよくなることで、自然なダイエット効果もあります。私の個人的な感想も交えて、詳しく紹介しますので是非参考にしていただければと思います。

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正しい白湯の作り方・飲み方・保温方法

アーユルヴェーダ式「白湯」

アーユルヴェーダとはインドの伝承医学のことで、数千年の昔から伝えられてきた世界最古の医学のことです。人間が本来持っている自然治癒力を引き出して、病気にならないように体を整えて、健康体を維持できるという考えに基づいています。

白湯を飲むことは、アーユルヴェーダに基づいた健康法なのです。
では、なぜ、白湯を飲むことが体の調子を整えて、健康に導いてくれるのでしょうか。

白湯を飲むことはなぜ健康にいいの?

体の大きな変化や大きな不調ではないけれど、なんだか体の調子が悪いとき、どことなく不調を感じるときは誰にでもあることです。

体調不良は体に入った食べ物がうまく消化されず、未消化になったものは血管や組織に溜まっていき、それが不調の元になっているのです。

白湯を飲むと、これらの未消化になって体に蓄積されている、いわゆる体にとっては不純物や毒素を、白湯が包み込んで流してくれるため、デトックス=毒だしの効果が期待できるのです。

健康に良いものを体に摂り入れていくのは良いことですが、その前に毒素の溜まった体から毒素を排出する方が先なのです。入れるよりも出すことが先なのです。例えば呼吸についても、まず、十分に吐きます。そうすると自然に胸が膨らんで空気が入るのです。呼=吐く、吸=吸うです。

白湯とは自然界の力を取り込んだパワードリンク!

白湯の詳しい作り方は後述しますが、白湯を作るときには、白湯を熱する時の「火」、「水」、加熱時間を長くして「風(空気)」の3つのパワーを取り込むのです。そのため自然の力・気が体に良い作用をもたらすとされているのです。
実際の作り方を見ていきましょう。

白湯の作り方

厳密な決まりがあるわけではありませんが、一回に飲む量は200~300mlほどが適量です。
やかんに適量の水を入れ沸騰させます。「水」は水道水でも、ミネラルウォーター、浄水器を通した水でもOK。

沸騰したら、やかんの蓋を外して、お湯がやや泡立つくらいに少し火を弱めて約10分ほどそのまま沸かし続けます。

沸かし続けるときに大切なポイントは、「窓を開ける」ことと「換気扇を回す」ことです。こうすることで、約10分の間に「風(空気)」を水の中に取り込むことができるのです。
10分経ったら火を止めて、自然にさめるまで待ちます。これで白湯の完成です。

電子レンジで温めたお湯はNG!

お湯を作るだけなら電子レンジでもいいのですが、「白湯」は単なるお湯ではなく、自然界の「気」を取り入れてできた特別なものです。健康のために白湯を飲むなら、電気的に温めたお湯はNGと考えます。湯沸しケトルなどもNGです。

白湯の飲み方

すこし冷ましてから熱いうちに飲むのですが、ちょっとすすって飲める程度の温度まで冷ましましょう。温度としては50度前後が適温と言われていますが、いちいち計るわけにもいきませんので、やや熱いと感じる程度です。

飲む量は一回にコップ一杯程度です。一日の総量は800mlが適量とされています。少しずつすすって飲むのですが、一気に飲むのではなく一杯を5~10分ほどかけて飲みます。

いつ飲むかという決まりはありませんが、朝に白湯を飲むと血行が良くなり、便秘や冷えの解消につながります。また、食事中に少しずつ飲んでもOKです。

白湯を入れるコップについて

コップは何でもいいのですが、私は最初の内は陶器のマグカップで飲んでいました。ただ、陶器製のカップだと白湯を半分ほど飲んだら、あと半分のお湯が急激に冷めてしまうのです。ですから今では、保温用のふた付きのマグカップ(カップの厚み部分が真空になって、保温ポットのような構造になっているマグカップ)で飲んでいます。これなら結構長時間でもずっと白湯は温かい温度を保ってくれます。

白湯の保温について

白湯を一日分作っておいて、ポットで保温することは良いのですが、飲み残した白湯を火で温めなおすことは良くありません。一旦出来上がった、白湯の「気」のバランスが崩れてしまうことになります。

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白湯の健康効果

白湯の健康効果はなんといってもデトックス効果です。デトックスすることで、体全体の調子が整ってくることです。老廃物が排出されることで、腸や他の内臓が活性化されて、代謝もアップします。基礎代謝がアップすることで、自然なダイエットにもつながります。

血液サラサラ効果

朝起きたときにゆっくりと時間をかけて飲むことで、朝の水分補給になるだけでなく、体を内側から温めるため、腸の蠕動運動も促してくれます。便通を正常にして、血のめぐりを整えてくれるため血液サラサラ効果が大いに期待できます。血流とともにリンパの流れも良くなって体内に滞っていた毒素や余分な水分が排出されます。
参考記事:便秘解消にアーモンドと炭酸水!

免疫力アップ&生活習慣病の予防

温かい白湯を飲むことで、体内の毒素が洗い流されて、内臓がキレイになり、その働きが活発になってくるのです。特に胃腸が温まると、食べ物を消化する力がアップします。消化の力が促進されることで、体内に毒素が蓄積されにくくなってきます。
このような好循環によって、代謝量や免疫力のアップ、生活習慣病の予防にもつながっていくのです。

まとめ

白湯は、普通に沸かしたお湯と違って、口当たりがまろやかで、美味しく感じます。もちろん味などないのですが、ちょっと甘いような感じがしますよ。朝飲むと胃腸にじわ~んと染み渡るようでとても気持ちいいものです。

私は特に便秘ではなかったのですが、お通じが、よりスムーズになっていると感じます。多分、腸の働きも良くなっているのではないかと思いますね。特別な道具も要らず、簡単にできる健康法ですから、とりあえず始めてみてはどうですか?

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