パンガシウスを買ってみたのです。そもそも、それがパンガシウスであるとは知らずに。買ってから気づいたこの「パンガシウス」の正体とは?
いや~、実はスーパーで、味付け半調理済みの白身魚があったのです。焼くだけですぐ食べられるなら、ま、買ってみるか。安いし・・・
で、家に帰ってよくよく見ると、原材料は「パンガシウス」って書いてある。パンガシウスって、ナマズの一種だったんですよ。
このパンガシウス、かなり前から(十数年も前から)日本に輸入されており、蒲焼にするとウナギにも似た味で好評だそうです。パンガシウスの栄養価・栄養成分、カロリー、味、についてもレポートします。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
パンガシウスとは何だ!?
ズバリ、養殖ナマズでございます。もちろん天然モノもあるのですが、日本に大量輸入されているパンガシウスはベトナムで養殖されているもののようです。
実際に買ったパンガシウス
スーパーでは、「白身魚」と書かれて売られていて、商品の裏面の小さなシールに「原料=パンガシウス」って書いてあるんですよね。でもこんな表現って、ちょっと騙された気になる人も多いのではないないでしょうか。確かに白身魚に違いないですが、はっきりと表のでかいシールに「パンガシウス」って書いておいてほしいです、私は。
で、実際に私が買ったパンガシウスは、カレー粉等で味付けされて、パン粉までつけられていてあとは、焼くだけの状態のモノです。
焼くだけの白身魚なら、簡単で手間いらずだし、ちょっと買ってみようかと思い購入したのです。
パンガシウスの味
私が買ったモノは、皮を剥いであり、骨を抜いて、カレー粉で下味がつけられていて、あとは焼くだけでいいように、パン粉もつけられていたものです。
臭みも癖もなく、焼いても白身がぽろっとほぐれて食べやすい。なかなか美味しい!ただカレー味はちょっとよろしくなかったですが、淡白で癖のない白身魚はどんな料理にも合いそうです。パンガシウス、「あり」ですよ。普通に旨い。
フライパンで焼くと、肉厚でふっくらしていて、切り身自体も結構大きく、一切れの大きさとしては、アジの開きの1.5倍位はあります。値段も、この大きさのものが2切れで300円ほどです。から揚げや揚げ物にしてもきっとおいしいと思います。
パンガシウスはうなぎの蒲焼の代用になる?
実際、スーパーのイオンでは、パンガシウスの蒲焼が、大きさにもよりますが500~600円位で販売されています。ま~、見た目は全くウナギの蒲焼とおんなじですわ。このパンガシウスの蒲焼は、実際食べたわけではないのですが、味付けによってはかなりウナギの蒲焼に近いのではないかと思います。ウナギの蒲焼用のタレを使えば味も激似かもしれません。
パンガシウスの蒲焼って、最近日本テレビの『NEWS every.』でも「土用の丑の日の代用品」になるかもということで紹介されていたようですね。
パンガシウスの栄養成分とカロリー
パンガシウスの栄養価
日本で売られているパンガシウスの栄養成分は、調べてもよくわからなかったのですが、参考までに、同じパンガシウス科の「バサ」というナマズの栄養価をお伝えします。
++「バサ」に含まれる栄養価・栄養成分(100g中の含有量)
ナトリウム52mg、カリウム460mg、コレステロール47mg、たんぱく質15.3g、その他のビタミンA,C、カルシウム、鉄分、糖分、などの数値は「ゼロ」です。意外と栄養価は低いと思います。日本に輸入されているパンガシウスもあまり違いはないと予測はされます。
パンガシウスのカロリー
一般的な日本の食用ナマズの場合、カロリーは100gあたり約160kcalです。パンガシウスのカロリーは100gあたり約90kcalです。かなりの低カロリーですね。これは実際食べたときも、脂っぽさがほとんどなくサラッとした食感でも、カロリーは低そうだと感じましたよ。ただ、脂質はちょっと多めで100g中4gほど。そんなに高くもないとは思いますが、どうなんでしょう。1~2切れ食べるくらいなら私は気にならないですが・・・。
まとめ
パンガシウスは、低カロリーでたんぱく質豊富、癖がなく、いろいろな調理法に活用できそうな素材ですね。ナマズの一種と聞くと「え~~・・・??」という感じで敬遠する方もいるかも入れませんが、ナマズの白身って、有名シェフも白身魚料理として提供している定番の素材でもあるんです。私も九段下の某有名シェフのナマズ料理を食べてから、その美味しさを知ったのです。ただ大々的にナマズですよ~とは言わずに、やはりメニューには「白身魚」と書いてありましたね。表向きに「ナマズ」って書くと、イメージ悪いのですかね・・・。でもパンガシウス、美味しいですからぜひ食べてみてくださいね。