いちじくの旬は夏から秋で、6月初旬頃から10月くらいまで美味しく食べることができます。また、いちじくは大きく分類して白いちじくと黒いちじくの2種類あり、日本で良く食べられているのは、赤紫っぽい色のいちじくですね。白いちじくは西洋イチジクのことで、主にイラン産やトルコ産のもので、「バネーナ」「コナドリア」という品種です。

最近になって、特にドライフルーツとして、スーパーなどでも白いちじくを見かけるようになっています。白いちじくの栄養効果や効能はどのようなものがあるのか、黒いちじくと栄養価の違いがあるか詳しく紹介します。

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白いちじくの効果効能と栄養

白いちじくは主にドライフルーツとして出回っていることが多いのですが、それはドライフルーツの状態では、黒いちじくよりも実が柔らかく食べやすいためです。さらに甘みも濃厚です。
果物は、乾燥させ、ドライフルーツの状態にさせることで、より栄養価がアップすることが多く、白いちじくの場合も例外ではありません。

白いちじくの効果効能と栄養価値

  • 便秘解消:乾燥状態の白イチジク100gに含まれる食物繊維は11.5gもあり、これはごぼうの約2倍の量で、便秘の解消には最良の食材なのです。
    これらの食物繊維は水溶性のペクチンといわれる物質で、糖や脂質の吸収を抑える働きもあります。ダイエット中の食材にも摂りいれたい果物の一つです。ただ、ダイエットにも良く、食物繊維も多いからと言ってこればかりを食べすぎると、お腹を下すこともありますから注意が必要です。便秘気味の時に一日に数個ずつ食べてみて様子を見た方がいいですよ。
  • 骨粗鬆症の予防:白イチジクにはエストロゲンという物質が含まれています。エストロゲンは、女性ホルモンのひとつで卵胞ホルモンとも言われます。女性らしい丸みのある体を作ったり、卵胞の成熟を促進する一方、骨の形成を促すため骨粗鬆症の予防として働きます。
  • 子宮の働きを整える:これもエストロゲンの働きによるものなのです。いちじくの種に含まれているエストロゲンは、女性ホルモンの作用があるため、女性らしい美肌を作るだけでなく、妊娠・出産に大きく貢献してくれる物質として知られています。

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白いちじくの栄養価

白いちじく(ドライフルーツ)100g中に含まれる栄養成分は、糖質が最も多く約67g、次いで食物繊維が約11.5g、たんぱく質が約4g、脂質が約1.9g、ナトリウムは約3.0mgです。いちじくに含まれる食物繊維はペクチンと呼ばれる水溶性のもので、腸の働きを活発にし便秘解消と整腸作用があります。

白いちじくと黒いちじく(赤紫色の国産いちじく)の違い

ドライフルーツとして市場にでていることが多い白いちじくは、生の実の状態で売られていることもあるのですが、日本ではほとんど手に入らないようです。生の実を入手できたとしても、白いちじくは非常に傷みやすいため日持ちしないのです。乾燥状態だと約3~6ヶ月も持ちます。

効果効能や栄養価の違いは?

  • 白いちじく
    白いちじくと赤紫色の国産いちじくの、体に対する効果効能や栄養価の違いはほとんどありません。ただ、白いちじくの方が乾燥状態にした場合、国産のものより、食感が柔らかく甘みが強くてとても美味しいのです。
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  • 国産の赤紫のいちじく
    元は中国から渡ってきた果物で、中国では「不老長寿の果物」と言われるほど栄養価が高い果物です。
    乾燥状態ではない、生の国産の赤紫のいちじくの場合、100g中に含まれる栄養成分は、食物繊維が約1.9gのほか、ビタミンB1、B2、B6、C、およびカリウムやカルシウム、鉄などのミネラルがバランスよく含まれています。

まとめ

参考記事:乾燥イチジクは栄養が凝縮!

乾燥のドライフルーツ白いちじくは、栄養価がギュッと凝縮されている上、日持ちもしますし食べやすく美味しいのですが、カロリーは、生の白いちじくに比べるとはるかに高カロリーです。生の白いちじく100g=54kcalに対し、ドライの白いちじくは100g=292kcalにもなります。なんと6倍近くもカロリーの差があります。健康・美容にはとてもいいのですが、食べすぎには注意が必要ですね。

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