安くて、意外に栄養が豊富なもやしですが、本当に賞味期限が短いのです。例えば、焼きそばを作るとき、もやし一袋全部使うのはちょっと多いと思って半分だけ使います。するとあっという間に日が経って、もやしはへなへな。時には水浸しのような状態になっていることも。もやしの賞味期限はすっぱい匂いがし始めたとき、とか、たった一日で消費期限切れとか言われていますが、実際のところどうなのでしょう。もやしは製造日から何日くらいもつのでしょう・・・
目次
賞味期限は予想通りとても短い
もやしの賞味期限はなぜ短いの?
もやしが生産される場所、環境に賞味期限が短い理由があるようです。もやしは屋外で生育されるものではなく、屋内の湿度の高い環境で大量に育てられます。日光に当たって生育するわけではなくジメジメした湿度の高い室内環境では、細菌などに対する抵抗力は必然的に低くなるわけです。
もやしの袋には「消費期限」と書かれているのはなぜ?
「賞味期限」と「消費期限」の違いっていまだによくわからないという方も多いのかもしれません。はっきりさせておきましょう。食品衛生法とJAS規格(日本農林規格)で定義されているのです。賞味期限は1日だけとか、いや5日持つという人もいますから、「期限」の参考にしてください。
- 賞味期限:味を基準にして期限を決めているのです。いわゆる「美味しく食べられる期限」なんですね。加工食品で、ジュースや、お菓子類、袋めん、カップめんなど、ある程度長期の保存ができる食品に表示されています。「賞味期限」が表示されている場合は、期限を過ぎると食べられなくなるというわけではなく、著しく味や風味が損なわれるのです。もちろん極端に期限が過ぎれば、食べない方がいいのはいうまでもありません。
- 消費期限:「安心して食べることができる期限」です。お弁当や、お惣菜、生菓子など、ほぼ5日以内に大きく品質が劣化してしまう食品に表示されています。もやしも、もちろんこれに当てはまります。傷みやすい食品には「消費期限」が表示されていることが多いので、この期限が過ぎたら食べないようにした方が無難です。
すっぱい匂いがするとアウト?
水っぽくなっていると食べない方がいいかも
もやしに酸っぱい匂いがすると、食べられない状態だって思っていませんか?でもある程度日が経ってしまうと、野菜でも傷みが出始めると酸っぱい匂いがしてくるものです。
もやしの場合、すっぱい匂いがするだけならすぐに使えば大丈夫ですが、酸っぱい匂いがあって、さらに、ちょっと茶色や濁った白っぽく水っぽくなっていると、かなり痛みが激しいので食べないようにしましょう。
すっぱい匂いを消すことができれば食べられる
ただ、ちょっとすっぱい匂いがしていても、水が出ていない、もしくは透明の水ならば、すぐに加熱して料理に使うことができる状態です。
もやしをザルにあけて水洗いした状態で、酸っぱい匂いがとれていればOK。もしくは沸騰したお湯に数十秒浸したあとで、すっぱい匂いがなくなっていればOKです。
とはいうものの、傷んでいるとはっきりわかる状態であれば、やめておいた方がいいでしょう。20~30円の食材を惜しんで、お腹が痛くなっても困ります。まぁ、もやしを日常よく使う、経験豊富な主婦なら、優れた主婦感覚で「食べられる」「食べられない」の判断できるかもしれませんね。
もやしは製造日から何日まで食べられる?
賞味期限、消費期限のところで書いたように、もやしは非常に傷みやすい食べ物です。スーパーで販売されているもやしの袋の「製造日」を見ると、最も新しいもやしであっても、販売されている日の一日前が製造日になっていることがほとんどではないでしょうか?
結局、スーパーやの店頭に並んだ時点で、製造から一日経っているのです。
使い残したもやしはついつい冷蔵庫に保存して、あっというまに美味しく食べられない状態になってしまいますから早めに使い切った方がいいのです。
まとめ
もやしの場合は、匂いや、傷み具合で、まだ食べられるかどうか判断しますが、できるだけ、買ってきたその日か、次の日には使い切るようにした方がいいでしょうね。シャキシャキした食感、ももやしの良いところですから、日が経つとそれもなくなってきます。新鮮なものは新鮮なうちに!が基本ですね。