お菓子や甘いものはできるだけ控えた方がいいと言われますよね。やはり、太ることと、なんとなく体に良くないイメージが強いと思います。「ジャンクフード」は体に悪いってイメージですね。ところが、昔から日本で販売されている市販のお菓子の中にも、栄養のあるお菓子があるのです。どうせ食べるなら、また、子供に与えるなら、栄養のあるお菓子の方がいいに決まっていますよね。どのようなお菓子に、どんな栄養があるのか詳しく紹介します。

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栄養のあるお菓子と栄養

単にクリームがはさんであるウエハースではなく、しっかりと栄養のあるウエハースが「カルシウムバー」。見た目はウエハースですが、その名の通り、しっかりとカルシウムが詰まったお菓子です。

小さなウエハース一つで、牛乳約一杯分のカルシウムが配合されています。昭和27年から作られていて、多くの保育園や幼稚園でも採用されている実績があります。

ただ、このお菓子にはショートニングという食品添加物が含まれています。ショートニングについては「菓子パンは体に悪いのか?」 「トランス脂肪酸」をご参照ください。

明治ヨーグレット

ヨーグレットも昔からあるお菓子で、ロングセラー商品ですね。子供の頃に食べたことがある人は多いのではないでしょうか?

ビフィズス菌とカルシウムが配合された栄養機能食品です。ポリポリ食べられる錠剤型のさわやかな酸味のあるお菓子です。箱の中身を空けると、大きめのタブレットで、まるで風邪薬のような錠剤に見えるのですが、ヨーグルト味で、ポリポリ噛むと、口の中にシュワ~ッと溶けていきます。

カルシウムは一箱あたり300mg、摂ることができ、これは、一日の必要摂取量の約半分の量に当たります。

明治ハイレモン

見た目はほとんど「ヨーグレット」にそっくりですが、こちらはビタミンCに特化した製品です。6粒で一つのタブレットパックになっていて、一箱にタブレットパックが3つ入っています。ビタミンCの配合量は6粒あたり、333mg。アミノ酸の一種である、ロイシン、イソロイシン、バリンもそれぞれ4.7mg配合されています。

ビタミンCの一日の必要摂取量は100mg程度と言われていますが、ビタミンCはある程度多めに摂取しても、過剰な摂取分は尿とともに流れ出てしまうことがわかっています。
でもこのお菓子だけでビタミンCを補給するのは良くないでしょうね。

ポップコーン

ポップコーンはノンフライのものがカロリーが低くお勧めです。
爆裂種という種類のコーンを乾燥させて炒ったものがポップコーンです。ビタミンやミネラルなどの栄養をバランス良く含んでいます。食物繊維は、100g中9.3gととても多いため、便秘の解消にも役立ちます。カリウムやマグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルや、ビタミンA,B,Eも含まれます。
また良質なたんぱく質も100g中10.2gも含んでいる、意外な優れもののお菓子です。

チョコレート

チョコレートの栄養成分といえばポリフェノールです。特に、高分子ポリフェノールの一種である「エピカテキン」に健康効果があると言われています。

ポリフェノールは、体内の活性酸素の増殖を抑えてくれる働きがあります。活性酸素が体のなかで増殖するということは、体の細胞がどんどん錆びついてくるということです。つまりシミやシワなどの老化につながるのです。

そこでチョコレートに含まれているポリフェノールの抗酸化作用がアンチエイジング効果を発揮するというわけです。タレント・アナウンサーの楠田枝里子(くすだえりこ)さんも、チョコレートの美容効果を絶賛していますよね。とても65歳には見えませんね。

上記以外にも、エピカテキンというポリフェノールは、ピロリ菌を除去したり、悪玉コレステロールの増加を抑え、血管の若返りにも役立ってくれます。ただし、チョコレートはカロリーが高いため、カロリーが低くてカカオの含有量が多い、ビターチョコレートを選ぶようにしましょう。

グリコのビスコ

大昔からあるお菓子の代表格がグリコのビスコですね。最近では、「発酵バター仕立て」や「小麦胚芽入り」といった、さらに健康や栄養を意識した商品ができています。

ビスコで特徴的な栄養価は、ビスケットに挟まっている「クリーム」の部分です。このクリームの部分に乳酸菌が詰まっています。ビスコ5個あたりに1億個の乳酸菌です。

ヨーグルトは比較にならないほどもっと多くの乳酸菌が含まれていますが、乳酸菌がないに越したことはありません。
乳酸菌以外にも、カルシウムや、ビタミンB1,B2,Dなども配合されています。

かっぱえびせん

やめられないとまらない♪~カルビーのかっぱえびせん。食べだしたら本当に止まらなくなるのですが、このお菓子に栄養があることなんて意識していないのではないでしょうか?

かっぱえびせん一袋約90gにカルシウムが113mg含まれています。多いのか?すくないのか?一般的な普通の牛乳コップ一杯(200ml)中、カルシウムは約200mg含まれていますから、お菓子の部類でこれだけのカルシウムが含まれていれば、多い方だと思います。

タンパク質なども含まれますが少量です。カルシウムを多く含むかっぱえびせんですが、カロリーは90gで441kcalもありますから、食べすぎには注意です。

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栄養補助スナックの種類と栄養

カロリーメイト

カロリーメイトは「バランス栄養食」として宣伝されています。因みに私は、カロリーメイト・チョコレート味が、甘すぎず、癖がなくとても食べやすいので好きです。残業時によく食べていたことがありました…

エネルギー量は1本100kcalと高めで、しかも糖質は1本の約半分の量を占めます。食べすぎには注意は必要ですが、カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄多・リン・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンEなど多くくのビタミン、ミネラルが含まれています。確かに栄養素は多いです!

バランスパワー

ハマダコンフェクトの製品・バランスパワーも、カロリーメイトとほぼ似かよった成分で構成されています。カロリーメイトと比べるとカロリーはやや低め、見た目もちょっと小さいです。

食感としては、カロリーメイトは口の中でサラサラッと崩れていく感じで、ちょっと飲み物がほしい感じ。バランスパワーは、それよりももっとしっとりしていて食べやすいように感じます。味の種類が豊富なのもいいですね。

大塚製薬のソイジョイ

ソイジョイ(SOYJOY)という名前からも、大豆がメインの原材料です。たんぱく質、カリウムやリン、食物繊維も含まれますが、大豆イソフラボンが1本30gあたり14~16mg含まれていることが特徴です。

大豆イソフラボンはポリフェノールの一種であり、女性ホルモンであるエストロゲンに似た形状で、実際に女性ホルモンの働きを補助し、骨粗しょう症や、更年期障害の症状を緩和すると言われています。

もう一つソイジョイの特徴は「低GI食品」であるということです。GIは糖質の吸収度合を示す値でその数値が「55」以下の食品は「低GI食品」と呼ばれています。ソイジョイのGI値は、種類にもよるのですが20~40という数値です。数値が低いほど糖質の吸収が緩やかで太りにくいとされています。

クリーム玄米ブラン

これ、もしかしたら太ることができる栄養補助スナックかもしれません^^;
ビタミン、カルシウム、鉄分、食物繊維などは多く含まれているのですが、糖質や脂質は非常に多く、カロリーも高めです。食物繊維(ブラン)が多いからと言って、ついつい食べ過ぎてしまうと、結果、おデブになるかもしれません。

ウエハースの部分でも書きましたが、この商品にもショートニングが含まれているので、食べるなら、たま~に、ちょっとだけ、がいいかもしれません。

参考:ナッツの種類と体にいい食べ方

まとめ

栄養を考えて作られたお菓子やスナックって、結構、種類があるものです。しかしやはりお菓子という形態をとる際に製造過程で、いろいろな添加物が入っていることも注意しておいた方がいいかもしれません。特にショートニングはトランス脂肪酸の一種で、あまりよくない成分として悪名高い原料なのです。少しつまむ程度ならいいでしょうが、日常的に食べ続けるのはNGかもしれません。

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