アロエと言えば、昔から傷口に塗ったり、日焼けの消炎効果としてもよく使われていますね。

日本でアロエといえばほとんど「キダチアロエ」の事を指しますが、欧米ではアロエベラがをさすことが多いのです。

アロエベラは健康ジュースとしても非常に人気のある薬効植物ですが、日本でも海外でも口コミ販売が非常に盛んな事も事実です。私も進められたことがありますが、自分で自然食品のお店で探して買うようにしていました。

海外、いまでは日本でも、日焼けしたときには「アロエベラ」が効くといって、ビーチ近くの店や海の家では必ずと言っていいほど「アロエベラジェル」が売られています。

アロエもアロエベラにも多くの効能効果がありますので、具体的に紹介します。ぜひ参考にして下さい。

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アロエの種類

キダチアロエ

日本の住宅の庭で、よく見かけますね。植木鉢や発泡スチロールに植えられていることも良くあります。

これらのほとんどは「キダチアロエ」と言って、下剤として効くことが有名ですが、日本のキダチアロエの薬効は穏やかであるため、そのまま食べたり、生の搾り汁を飲むこともできます。しかし、非常にエグイ味ですからお気を付け下さいね。

キダチアロエは「キダチロカイ」「医者いらず」とも呼ばれます。
↓キダチアロエ

ケープアロエ

ケープアロエは「下剤」としての薬効が強いアロエです。ケープアロエは南アフリカのケープ州から、薬の原料として輸入されています。

アロエベラ

アロエベラは、主にアフリカや地中海地方が原産地とされており、非常に「葉」の部分が大きくなる品種です。キダチアロエに比べると全然形状が違います。根元から大きな葉が重なって生えている感じです。

大きな葉には多くの水分を含んだ多糖体ジェルがたっぷりあり、この薬効が健康にとてもいいとされているのです。

アロエヨーグルトのアロエはこのアロエベラのことです。
不溶性の食物繊維を多く含み、腸内環境を整えます。便秘にもよい食材です。

アロエベラには、200種以上もの成分が含まれており、これらのいくつかの成分が結びついて様々な健康効果をもたらしているのですが、どの成分にどんな働きがあるのかということまではまだ、よくわかっていないようです。
これからの研究に期待するしかないですね。
↓アロエベラ

アロエとアロエベラの効果・薬効

アロエは、酵素を多く含んでいて、胃腸病や、やけど、熱とりなどに利用することが出来ます。

火傷(やけど)

火傷をしたときは、まずアロエの葉をよく洗って、熱湯にとおして殺菌します。

アロエの外皮を剥いで、中のジェル状のヌルヌルした部分を取り出して、痛む部分に貼っておきます。そうすることでヤケドの跡を残すことなく、ヒリヒリとした痛みも治まってきます。

市販されているアロエベラジェルなどは、まさにこの効果を利用したもので、日焼けした肌、日焼けしすぎて痛みや熱を持ってしまった肌に薬効が浸透し、炎症を抑えてくれます。

下剤として

苦みのあるアロインという物質に緩下剤(かんげざい)の作用があります。

下剤として、ジェルの部分を絞ってスプーン一杯ほど飲むのですが、便秘だからと言って多量に飲んではいけません。薬草茶であるアロエ茶なども良く効くのですが、多く飲むと下痢になることがあります。

余談ですが、以前、奈良の某神社近くの民宿に泊まった時、夕食にとても風味のあるお茶が添えられていました。あまり飲んだことがないけ味だったのですが、結構おいしかったので、急須一杯飲んでしまいました。隣室の友人たちも何杯も飲んだようです。で、翌朝はみごとに全員下痢になってしまいました。薬草のお茶だと言っておいてほしかったですね。

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打ち身・捻挫には湿布

打ち身の場合は、アロエの生の葉をすりおろして、ガーゼに浸して患部に当てておくようにします。

もしくはアロエのゼリー状の部分をそのまま患部に塗って、ラップなどをかぶせて包帯を巻いておいても効果があります。患部の熱で、ゼリー状の部分の水分が無くなってきますから、そのような状態になったら、交換します。

使い方・食べ方

最初は少しだけ

最初は少量だけ使ってみることです。
便秘で苦しい場合でも、大量の摂取せず、体調など様子を見ながら飲むようにします。胃が弱い人は特に刺激を受けやすいので注意が必要です。

粉末にして飲む

庭にアロエがあるなら、この方法を試してみてもいいでしょう。
生葉をよく洗って、ザルの上にならべて天日干しします。
よく乾燥したら、すり鉢で細かくすりつぶして粉にし、ティースプーン一杯位をお湯で溶かして飲みます。

1日で、ティースプーン一杯位にしておきます。飲む場合も一気にぐびぐび飲むのではなく少しずつ数回に分けて飲むようにします。

市販のアロエ茶がお手軽

市販されているアロエ茶であれば、生葉を食べるよりは薬効は緩やかなはずですが、販売店の方に訊いてみるといいと思います。

妊娠中の女性にはNG

アロエを食べることで、骨盤内を充血させる作用があるため、妊娠中の女性は飲まないようにすること。これは多くの専門書にも書かれていることなので注意が必要です。

すりおろしてそのまま飲む

すりおろしたアロエを、大さじ一杯程度飲むと胃弱の人に良いのですが、味がえぐくて飲みにくいと感じる場合は、オブラートにさっとくるんで飲むと飲みやすいです。

まとめ

アロエもアロエベラも、健康効果が昔から認められてきている食材ですから、この薬効を巧く生かしたいものです。

自宅に庭のある方は、キダチアロエでもアロエベラのどちらか、もしくは両方を植えておくといいですね。特殊な育て方は必要ないですし、水もあまりやらなくていいですからとても育てやすく、必要な時にすぐに使えますから便利です。

切り傷や擦り傷の多い子供のいる家庭なら、生葉をちぎってサッと塗るだけでも効果はあるようですから試して目手はどうでしょう。
ただし、生葉はさっと湯通しして殺菌することを忘れないように!

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