セロリほど好き嫌いがある野菜はないのではないでしょうか?セロリは栄養豊富なのですが、実はセロリは茎よりもの葉っぱの方に、より栄養があることをご存知でしょうか?。葉の食べ方も調理方法も簡単ですからぜひ食べてみていただきたいと思います。

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セロリの栄養

ビタミンB1

ビタミンB1は疲労回復効果がある水溶性ビタミンです。体が疲れると、疲労物質として乳酸がたまってくるのですが、この乳酸を分解して疲労を回復させてくれる働きがあります。

またビタミンB1は糖質をエネルギーに変換する際に使用され、皮膚や粘膜を正常に維持するための補助の役割もあるのです。

糖質は脳神経の栄養源ともなっているのですが、ビタミンB1は脳神経が正常に働くために大いに関与している大切なビタミンでもあるのです。

ビタミンC

ビタミンCは、肌を美しく保つには欠かせないビタミンですね。美白や、シミ、小じわの予防にも期待が持てます。

ビタミンCは人間の体内で作り出すことができないため、どうしても野菜や果物などから摂取する必要があります。

ビタミンCが不足すると、特に女性にとっては美容の問題が起こってきます。それは、コラーゲンの構造が弱くなり、貧血や、疲労感、食欲不振を感じるようになります。もちろん肌質への影響もあります。不足しないように注意したいビタミンです。

ビタミンE

抗酸化作用が強く若返りのビタミンとして、よく知られていると思います。

  • 血液サラサラ効果
    抗酸化作用によって、脂肪の酸化を防止します。具体的にはシミの生成を抑え、動脈硬化や老化を防止してくれます。
    血行促進の作用もありますので、肩こりや、頭痛、生理痛の緩和や、冷えの解消も期待できます。
  • 活性酸素を除去する働き
    活性酸素が増えるということは、体が錆びつき、肌が老化してしまうということでもあるのです。ビタミンEは「サビ」を取り、老化を抑える(アンチエイジング)のですが、ビタミンCと一緒に摂取することでその効果をより強く発揮してくれます。

ビタミンK

セロリにはビタミンKが100g中10ug(マイクログラム)含まれています。これはわかりにくいかもしれませんが、野菜の中でも豊富な量なのです。

ビタミンKは骨の形成のために欠かせないビタミンでもありますし、怪我などで出血した時に血を固めて止血するための補助の働きもしてくれます。

香り成分ピラジンの働き

香りの成分といっても、なかなかスゴイ働きをしてくれるのです。匂いをかぐことで、精神が安定し、脳の働きを促進し、更に全身の血流をスムースにしてくれます。

香り成分で血液サラサラ効果があるのは見逃せませんね。もちろん血流が良くなることで、冷えや肌トラブルの解消になるのです。ピラジンはセロリの葉の方に多く含まれています。

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セネリン・アピイン

セロリの香り成分であるセネリンやアピインという物質には、食欲増進や精神を安定させる働きがあります。

カリウム

カリウムには血圧の低下作用があり、セロリには100gあたり490mgもの豊富なカリウムを含んでいます。また、心臓の機能や、筋肉の働きを調整する作用もあります。
「血圧を下げる食べ物」のカリウムの項目もぜひご参照ください。

メチオニン

メチオニンは肝機能の働きを助け、肝機能を高める作用があります。

お酒のおつまみに野菜スティックが出されますが、食感の良さやおつまみの意味合いもあるのでしょうが、お酒を飲むと同時に肝機能の働きを調整してくれる意味合いもあるのだと思います。

食物繊維

食物繊維も含まれ、腸内環境を改善してくれるため、便秘の解消も期待できます。しかしセロリの食物繊維は意外と少なく、100gあたり2g程度です。食物繊維の摂取をメインに考えるなら海藻やきのこのほうがセロリの数十倍も摂取できますよ。

セロリの葉っぱの食べ方

セロリの葉の栄養

セロリには、βカロチンを始め、ビタミンB1、B2、C、K、などのビタミンと、カリウム、カルシウム、ナトリウムなどのミネラルも豊富に含んでいます。

セロリは、ほとんど「茎」部分を食べることが多いのですが、セロリの栄養は「茎」部分よりも「葉」のほうがビタミンやミネラルはより多く含まれているのです。

ですから、葉を捨ててしまうのはとてももったいないですから、捨てずに全部食べるようにしたほうがいいですね。

セロリの葉の食べ方

特に変わった調理法などはありませんので、葉物野菜として、いろいろなそして簡単な方法で調理できます。

細かく刻んで炒め物に加えたり、衣をつけて天ぷらにしてもおいしく食べられます。また、ほうれん草のおひたしを作る要領で、茎と葉をゆでて胡麻和えにしても美味しいですよ。
↓セロリを使ったシーフードサラダ

まとめ

参考:疲労回復に効く野菜|疲労回復効果のビタミンが多い野菜とは?

セロリは「葉」の方が栄養が多いこと、また食物繊維が少ないことは意外に思った方は多いのではないでしょうか?

全部まるごと食べてこそ、その食材の栄養を摂取できるので、一工夫しながら調理してみてください。セロリは年中出回っているようですが、春から初夏にかけての露地物が特に美味しくておすすめです。

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