アボカドは世界一栄養価が高いスーパーフルーツと言われています。特に女性にとって美肌に欠かせない栄養素がたっぷり含まれています。こんなに嬉しい栄養成分は、欠かさず全て体に取り入れたいですよね。
そのためには、アボカドは加熱して食べた方が栄養や美肌効果が高くなるのか、生で食べる方がいいのか、他にも美容や健康にいい食べ方があるのか気になるところです。詳しく紹介しますのでぜひ参考にしてください。
目次
アボカドの栄養と美容美肌効果
アボカドの栄養や食べ方については「アボカドの栄養効能|アボカドの種の食べ方と種茶の効果」で詳しく紹介していますので、ぜひご参照頂きたいのですが、ここでも簡単に説明させていただきます。
アボカドの栄養
- オレイン酸:アボカドには不飽和脂肪酸と言われるオレイン酸が豊富に含まれています。オレイン酸は血中の悪玉コレステロール値を下げ、血液をサラサラにする効果があるため、動脈硬化の予防も期待できます。
- ビタミンB2:体内に入った脂質を燃焼する際に欠かせない栄養素。血液中に脂肪が蓄積されることも防ぐ働きがあります。
- グルタチオン:アミノ酸の化合物の一種。活性酸素の攻撃から肌の老化を防ぐ強い抗酸化作用があります。美白効果や肝機能を高める効果もあります。
- 食物繊維:アボカド100g中、約5gもの食物繊維が含まれていて、この含有量は果物のなかでNo.1なのです。もちろん腸内環境の改善や、便秘解消に役立ってくれます。
アボカドの美容美肌効果
アボカドは、「森のバター」とか、「天然の美容液」とも言われるほど、美肌・美容効果が高い栄養素が含まれています。もちろん、アンチエイジング効果も期待できますね。
具体的には主に下記の栄養素です!
- リノール酸・リノレン酸:肌を保湿するセラミドを生成するための大切な成分。肌の乾燥を防ぎます。
- パントテン酸:ビタミンB群のひとつで、髪や肌を健康に保ち、動脈硬化を予防します。ストレスを和らげる効果もあります。
- ビタミンC・E:この2種類のビタミンが持つ抗酸化作用の相乗効果で、肌の老化を防ぎ、みずみずしい美肌を保ちます。
- コエンザイムQ10:非常に強い抗酸化作用があるため、ビタミンC、E、の効果にプラスして更に美肌効果を高めます。冷え性の改善や肩こりの改善にも効果があります。
アボカドを加熱すると栄養価はどうなる?
加熱すると減少する栄養素
アボカドは加熱せずに生のままで食べたほうがよい・・・というのは、加熱すると一部の栄養素が壊れてしまうからなのです。
加熱調理のレシピも多いアボカドですから、どんな栄養素が壊れてしまうかは気になりますね。加熱によって栄養効果が薄れてしまうのは、熱に弱いビタミンBやビタミンCなのです。しかし他の栄養素に殆ど変化はありません。
美味しく食べられるなら、加熱調理も全然OKですね。不足の栄養は他の食材から摂取すれば特に、加熱調理しても栄養価が激減してしまうことはありません。味としては、アボカドに熱を加えると焼き芋のような食感で甘みも増しますよ。
生で食べるほうがいい!?
アボカドは「生」でたべることが、最も効率よくその栄養と美容効果を取り込むことができるのです。ビタミンや栄養素をしっかり摂るなら「生」です。
食べ方は様々で、生野菜サラダに、アボカドをカットして加えるのもいいのですが、アボカドをペースト状にして、グリーンスムージーに加えたり、トーストやクラッカーなどに塗っても美味しく食べられます。
まとめ
参考:アボカドの栄養効能|アボカドの種の食べ方と種茶の効果
アボカドは、加熱することで、熱に弱いビタミンB、Cなどが減少する以外には、目立って栄養価が下がることはないのです。ビタミンB、Cなどは他の食材にも多く含まれているものはたくさんありますから、いくらでも補うことができます。
アボカドの栄養を全部摂りたいなら、「生」ですが、特に加熱・生を気にせず食べても「美容」系の栄養素はたっぷり摂れますよ。