里芋は和食や煮物、おせち料理などにも欠かせない食材です。大量に買っておくことはあまりないと思いますが、すぐに料理に使える状態で保存しておくととても便利です。
下ごしらえが面倒なので、下処理をしてから冷凍保存しておくことも有効です。適切な保存方法で調理の時短も出来ます。里芋の常温保存の方法や、保存期間、冷凍保存の方法と保存期間についても詳しく紹介します。
目次
里芋の保存方法と保存期間
里芋の常温保存の方法
里芋は、土の中で保存すると長期間保存できるのでが、一般家庭で土中保存はなかなか難しいかもしれません。里芋は常温で保存しても長持ちするのですが、乾燥させないように注意しなければなりません。
湿らせた新聞紙などでつつんで風通しの良いところに置いておくとよいです。生のままの里芋は低温に弱いため冷蔵庫には入れないことです。
泥つきの里芋は、乾燥を防ぐためにも泥がついたままの状態で保存しておくことをお勧めします。
里芋の常温での保存期間
泥つきのままで、常温で一ヶ月程度は保存できます。
スーパーなどで真空パックの里芋が売られていますが、とても傷みやすい状態になっていますので、2~3日以内に食べきるようにしましょう。
洗って泥を落とした状態で保存する場合
やはり、湿らせた新聞紙で軽く包み、ビニール袋に入れてから、冷蔵庫の野菜室で保存します。冷蔵庫の温度が低すぎたり、直接冷気が当たると低温障害を起こしてしまいますので注意が必要です。保存期間は約一週間です。
里芋の冷凍保存方法
里芋は、面倒な下処理がありますから、皮をむいてから、まとめて冷凍保存しておくことが出来ますよ。
生の状態で冷凍保存する方法
生の状態と言っても、皮はちゃんと剥くのでよ。里芋は良く洗って泥を落としたら、5~6時間天日干しします。
皮が剥きやすくなりますから、皮をむいて水洗いして、ざっとヌメリを落としておきます。水気をよく切ったら、タッパーウェアや冷凍用のジップロックなどに入れて冷凍すればOKです。
使うときは凍ったまま煮物などの料理に使えますが、冷凍する前に食べやすい大きさに切っておくとさらに使いやすいです。
里芋の皮を剥いてから、茹でて冷凍保存する方法
皮を剥いた里芋を、鍋に入れ、里芋がひたひたになるくらいに水を入れて火にかけます。
茹でているとアクが出てきますので、お玉などですくいとり、アクが少なくなってきたところで火を止めます。よく茹でるというよりまだ芯が硬いかなという程度でOKです。
火を止めたら、さっと水に晒して里芋を冷まします。これを容器に入れたり、そのままラップで包んで冷凍保存します。
皮付きのまま茹でたあと、皮を剥いて冷凍保存する方法
里芋をよく洗って土や汚れをよく落とします。里芋を茹でて、竹串などを通してみて芯が硬いうちに火を止めます。水にサッとさらして皮を剥きますが、火を通した後なので簡単に皮がむけていきますよ。
皮をむいたら、そのままでもいいですし、食べやすい大きさにカットして容器に入れて冷凍保存します。
- 皮付きのまま茹でた場合は、充分なアク抜きが出来ていませんので、「里芋の皮を剥いてから、茹でて冷凍保存する方法」が最も実用的ではないでしょうか。
冷凍保存できる期間
冷凍することで1~2ヵ月ほど保存できるのですが、冷凍焼けや味が落ちないうちに早めに食べきるようにしましょう。
まとめ
ほくほくの里芋の煮物はとてもおいしいですし、栄養分もたっぷりなのですが、保存方法が悪いと、ジャリジャリの歯ざわりになってしまうことがあります。このような食感は里芋が低温障害を起こしているからなのです。里芋の正しい保存法保を知っていれば、調理の時短になりますし、味を損なうこともありませんね。