厄除け厄払いのご祈願は、同時に開運祈願でもあるのですね。
厄年の方の厄払いはもちろん、商売繁盛のための厄除け開運祈願や、健康に関する厄除け・病気平癒のご祈願、受験合格祈願、交通安全のご祈願などで有名な東京都内の神社を紹介します。

神社によっては、その神社特有のご利益があります。社殿でお祈りをするだけでなく、実際にご祈祷を受けられる神社もありますから、厄除け開運を祈願したい内容によってそれぞれの神社を参詣されてはどうでしょう。ぜひ参考にしていただければと思います。

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厄年の厄除け・厄払いはいつ行くといいの?

男女によって異なる厄年と年齢

厄年は3年単位で、一生の内3回あると言われています。3年単位というのは、前厄・本厄・後厄がそれぞれ1年ずつあるということなのです。厄年の年齢は「数え年」ですから、実年齢に1歳足した年齢が厄年になります。

男性と女性での厄年の違い

  • 男性の厄年:【24・25・26】【41・42・43】【60・61・62】の各3年間の年齢が厄年で、それぞれ前厄・本厄・後厄になっています。そして男性の場合は、中でも42歳が「本厄」とされています。
  • 女性の厄年:【18・19・20】【32・33・34】【36・37・38】の各3年間の年齢が厄年で、それぞれ前厄・本厄・後厄です。女性の場合は、33歳が「本厄」とされています。

厄除けや厄払いの風習は日本人だけかと思っていたのですが、海外でもイギリスや中国、スペイン、エジプト、トルコなどでも特定の年齢が「厄年」と決められていて、日本の厄払いと同じ意味を持つそれぞれ独特の風習はあるようです。

厄除け祈願の時期は?

一般には厄年の1月1日から節分までの時期が良いとされています。節分は年によっては若干、日にちが違うようで、2月2日~4日がその時期です。
一応、厄除けの時期に決まりというか、慣習のようなものがありますが、神社によっては特定の時期に厄除けの祈願祭などを行っているところがあります。

厄払いの時期を過ぎていたらどうするの?

厄払いに適切な時期はありますが、もちろんその時期以外に厄除け・厄払いの祈願ができないわけではありません。仕事や家庭の都合でその時期はなかなか難しい場合もありますし、特に厄年のことなど気にしてはいなかったけれど、やっぱり気になってきたという場合も、そのときに神社に参詣したり、ご祈願を受けることができます。

殆どの神社は一年中ご祈願を受け付けている神社がほとんどではないかと思いますが、詳しくは神社に問い合わせてみて下さいね。

厄除け厄払いで有名な東京の神社

東京で、厄除け厄払いのご利益があるとされている神社を紹介します。掲載している順序は、厄除け厄払いのご利益の強弱とは全く関係ありませんので、念のため。

日枝神社(赤坂)

厄払いのパワースポットとして有名な赤坂の日枝神社ですが、正式な住所は政治の中心地でもある永田町です。本殿前には長~い石段がありますが、あまりに長すぎるためか、階段横にはエスカレーターも完備されています。個人的には、階段を一段ずつ登ったほうがご利益がありそうな気はします。

ご祈祷は、その時のご祈祷依頼者の数にもよるのですが、ある程度の人数がまとまってご祈祷を受けるようです。ご祈祷そのものは笛の演奏や巫女さんの神楽舞などがあるのですが、平日のご祈願希望者が少ない時間帯であれば自分ひとりのためのご祈祷となることもあるようです。

厄払いのご祈祷の予約は不要で、当日、授与所もしくは山王夢御殿内で受付をすることになっています。日枝神社の初穂料は1万円からと、都心の一等地にあるからか、けっこうお高めです。

小網神社(こあみじんじゃ)

日本橋中央区小網町にある小さな神社です。いつも人で賑わっているような場所ではなく、幾つかのビルに挟まれたようなところに位置しています。入り口の間口はほんの数メートル程ですから、注意していないと見過ごしてしまう可能性もあります。

東京の中でもかなりパワーの有る「強運厄除け」の神様です。東京大空襲の際、東京は一面焼け野原になったにもかかわらず、「小網神社」は社殿を含む全ての建物が無事であったことからも東京の「最強の厄除けパワースポット」と言われています。

拝殿前にある「強運厄除の龍」の「昇り龍」と「降り龍」があり、強運厄除けとともに、金運アップのご利益もあるとされています。

強運厄除祈願(厄祓い)のご祈祷をしていただくことができるのですが、その人本人だけに対してのご祈願を受け付けてもらえるようです。例えば家内安全など家族全員のご祈祷を一度に受けることはできないようですので、詳しくは神社にお問い合わせくださいね。

阿佐ヶ谷神明宮(あさがやしんめいぐう)

八難除(はちなんよけ)というご祈祷は全国で唯一、阿佐ヶ谷神明宮だけなのです。八難除とは、厄年の厄払いだけではなく、方位に関する厄除け、火災や水難よけなど全ての災厄を取り除くというご祈祷法ということです。

神社では、厄年でなくても、何か気になることがあったり、何をしてもうまくいかないなどという場合でも八難除のご祈祷を勧めています。

松陰神社(世田谷区)

吉田松陰が開いたことで有名な神社ですが、学業成就ばかりではなく、開運厄除けのご祈祷(社殿でのお祓い)も受付しています。初詣のときに、開運厄除祈願をお願いするのもありだと思いますが混雑が予想されますので、ご予約されることをおすすめします。

大國魂神社(おおくにたまじんじゃ・府中市)

大國魂神社は東京五社と呼ばれる格式の高い五つの神社の一つです。東京五社とは、大國魂神社・明治神宮・靖国神社・東京大神宮・山王日枝神社の五社です。大國魂神社は東京(武蔵国)全域を守る、とても強力な土地神様と言われています。

御祭神である大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)は、出雲の大国主命と同じ神様・御同神ですから、厄除け・厄払いのみならず、福の神、縁結びの神としてもよく知られています。

大國魂神社境内の強力パワースポット

大國魂神社の境内には、特にパワーが強いとされるスーパーパワースポットが4箇所もあります。「大鳥居近くのケヤキのご神木」、「本殿裏の大イチョウのご神木」、「随神門脇の鶴石と亀石」「拝殿・本殿前」の4箇所です。
ぜひその「場」の空気感や「気」「パワー」に触れて感じ取ってみて下さい。

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西新井大師(にしあらいだいし)

関東厄除け三大師は弘法大師をお祀りしている「西新井大師」「川崎大師」「観福寺大師堂」の3寺院です。この内、東京都足立区にあるのが西新井大師(總持寺)なのです。
また「関東厄除け三大師」と「関東三大師」(佐野厄除け大師・青柳大師・川越大師)とは全く別の寺院を指します。

弘法大師(空海)がこの地で21日にも渡る祈祷を行った際、枯れ井戸から水が湧き出たといいいます。そしてその水を飲んだ人々の病気が治ったということから、病気平癒や厄除けのご利益があるということが広まったと言われています。

西新井大師では、家内安全や方位除けなどの護摩祈祷が毎日(11月末の大掃除の日、12/30、12/31を除く)行われていますので、ご祈祷時間を確認して参詣されるといいと思います。

西新井大師のご利益については「病気平癒で有名な神社・東京の六社!健康祈願のお守りとご利益!」を是非ご参照下さい。

深大寺(調布市)

厄除け大師として有名な天台宗の別格本山。ご本尊は阿弥陀三尊像(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩)で、厄除け大師として有名な元三大師(がんざんだいし)が祀られています。

深大寺で最大のお祓い・災厄消除のパワースポットは、元三大師堂(がんざんだいしどう)で、この場所で護摩祈祷が行われます。

深大寺山門の手前にある不動の滝、亀島弁財天池は浄化のパワースポットと言われています。他にも境内には多くのお社とご利益があると言われていますので、本堂だけでなく、境内をゆったりと散策してみてもいいかもしれません。

まとめ

ほとんどの神社や寺院では、厄除け厄払いのご祈祷とともに開運のご祈祷を行ってもらえるようです。厄年の人の厄落としのためだけではなく、最近なんだかいろいろうまくいかないことが続いているような場合も、参拝に訪れたり、ご祈祷を受けてみることもいいかもしれません。

どこの神社お寺がいいのか、どこが「厄除けパワー」が強いのかということは比較できませんから、自分の直感・感覚を信じて自分が最も行ってみたいと惹かれるところを選ぶことがいいのではないかと、私は思います。

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