小豆デトックス効果と方法というタイトル記事ですが、手っ取り早く言ってしまえば、「小豆を煮込んで食べるだけ」なのです。小豆の食物繊維は便秘解消に役立ちますし、栄養素も豊富に含まれていて、美容効果やデトックス効果がとても高いのです。また煮小豆には宿便を出す力があり、効果的に体の毒出し(デトックス)が出来るのですが、宿便取りにはちょっとしたコツもあります。

小豆のデトックス効果とその方法、小豆を食べて宿便を出すにはどのようにすればよいか、具体的に紹介します。

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小豆デトックスとは

小豆自体にデトックス・毒出し効果があります。下記の「小豆の栄養成分」で詳しく紹介しますが、小豆のサポニンの毒出し効果はとても優れていて、中性脂肪やコレステロールを減少させる作用があります。カリウムには利尿作用や、体内の塩分のPHバランスを整える働きがあります。小豆には食物繊維が豊富なため腸内に溜まった毒素を便と共に排泄してくれます。

煮小豆デトックスと食べ方

煮小豆のプチ断食

小豆だけでも充分なデトックス効果があるのですが、煮小豆と白湯だけでプチ断食をするという方法もあるようです。これは、ムラキテルミさんという方が考案された方法で、朝晩、煮小豆をお茶碗一杯だけ食べ、それ以外は白湯を飲むという方法ですが、この食生活を、黒い宿便が出るまで続けるのです。宿便が出るまで、もしかしたら何日もずっと続けることにもなります。これはしんどいですよ多分。しかし宿便取りにはとても効果的な方法のようです。

煮小豆の作り方

小豆をよく洗って、小豆の約3倍の量の水に一晩浸けておきます。水を交換せずにそのままの水で、土鍋で弱火で煮込みます。かき混ぜないで、小豆の皮を指でつまむと破れる位柔らかくなればOKです。
因みに、煮小豆は土鍋で作ると最高においしいですよ!しかもデトックス効果がアップするといわれています。

煮小豆の食べ方

「煮小豆のプチ断食」ではない場合の煮小豆の食べ方です。
1日に100グラムまでにしておきましょう。小豆を煮た時の煮汁も一緒に食べるようにします。特に、いつ食べるという決まりはありません。出来た煮小豆は密封容器で冷蔵庫で約一週間位もちます。冷凍保存の場合は約一ヶ月ほどです。
デトックス効果が高い煮小豆ですが、煮小豆だけを食べるのではなく、他の食材もきちんと摂るようにします。

小豆の煮汁を飲む方法

小豆の煮汁には、腎臓の炎症を抑え、利尿作用を促進する働きがあります。そのためリンパの流れがスムースになり、むくみの解消が期待できます。
二日酔いの解消や、アレルギー性鼻炎・水のような鼻水がよく出る時にもその改善作用があります。

小豆煮汁の作り方

小豆「1」に対して、水「10」位の割合で、水が約半分くらいの量になるまで煮詰めます。飲む時に味がありませんから、塩を少し入れる程度ならいいのですが砂糖や蜂蜜は入れないようにしましょう。
参考:蜂蜜を加熱すると毒になる
砂糖そのものが体を冷やす作用があるためです。せっかく、むくみとりやデトックス効果を期待して小豆の煮汁を飲むのですから、体を冷やしてしまっては逆効果です。蜂蜜がNGなのは、蜂蜜を温めると栄養成分が変化してしまうからです。

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小豆の栄養成分

小豆は栄養価が高く、ビタミンやミネラルバランスがとても良いのです。小豆に含まれる豊富な栄養成分がデトックスに大いに関わっていますが、では、それぞれの栄養素がどのようなデトックス効果があるのでしょうか。

ビタミンB1

疲労回復ビタミンと言われているのがビタミンB1です。体内の糖質はビタミンB1が少ない状態になれば、筋肉に蓄積してさらに疲労物質に変わってしまいます。ビタミンB1を補給することで疲労物質の生成を抑え、糖質をエネルギーに変換して代謝してくれます。健康的に痩せるためにもビタミンB1は必須の栄養素です。

マグネシウム

マグネシウムは、ビタミンB1などがエネルギーに変換される際に、それに関わる酵素の働きを促進します。糖や脂肪の代謝を効率的に進める働きがあるのです。

カリウム

カリウムは体内の水分・塩分バランスを整え、余分に摂った塩分と老廃物を排出してくれます。カリウムが不足すると細胞内にナトリウムが溜まりやすくなり、むくみの原因になってしまいます。カリウムはむくみの予防、塩分排出、血圧の安定には欠かせない成分です。
カリウムには腎臓での老廃物排出を補助する働きや、腸の蠕動運動を促して便秘を解消する効果もあります。

亜鉛

亜鉛には、体内の酵素が有害物質を分解する際の補助をする働きがあります。植物性たんぱく質には亜鉛の吸収を促進する働きがあり、小豆はたんぱく質と亜鉛を含みますからまさに一石二鳥のデトックス効果があります。

サポニン

納豆や豆腐など大豆を使った食品に含まれている成分で、肥満を予防して、コレステロールの排出作用があります。そのため血をキレイにし、血流をよくします。

ポリフェノール

大豆に多く含まれているのがポリフェノールの一種・イソフラボンです。小豆にもイソフラボンが含まれており、美容やアンチエイジングに効果的に作用します。ポリフェノールは抗酸化作用が強いため、活性酸素の発生を抑え、細胞の老化・錆つきを防止する作用があります。つまり、ビタミンEやCと同じような美肌効果があります。
また、小豆にはアントシアニンやタンニンなどのポリフェノールも含まれています。アントシアニンはブルーベリーにも多く含まれている成分で、視力回復や免疫力アップに作用します。

アミノ酸

小豆には8種類の必須アミノ酸が含まれています。その中で特に注目したいのが「リジン」です。リジンは毛髪の生成を促進する大切な成分ですので、髪に悩みがある方は積極的に摂るといいでしょう。また肝臓の働きを強め、集中力を高めたり、カルシウムの吸収を促進させる作用があります。

食物繊維

小豆には非常に多くの食物繊維が含まれていますので、腸内に適度な刺激を与え、蠕動運動を促進します。また、便のかさを増すことで便通をスムースにします。

まとめ

参考:小豆の煮方|小豆は土鍋で!
煮小豆のデトックス効果は、体脂肪の減少や、腸内の毒出し(宿便取り)、髪の健康やむくみの解消にも効果が高いです。しかし煮小豆のデトックス効果が高いといって、煮小豆だけを食べ続ける方法は簡単な方法ではありますが、専門書を読んだり、専門家の指導があったほうが安心ですよ。

「豆」の食物繊維が便秘解消に役立つことは、私も経験済みですが、食べる量が多いと腹痛を伴った下痢気味になったことがありましたので、食べすぎには注意したほうがいいと思います。まずは日常の食事に適量をプラスして、様子を見ることから始めてみではどうでしょう。

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