ブタクサアレルギーは秋の花粉症の一つです。ブタクサ花粉症ですね。昔は花粉症自体、それほど話題にも上らなかったのですが、現在では花粉症は春先だけでなく秋にも花粉症で悩む方が急増しています。ブタクサアレルギーの症状と時期、対処法についても詳しく紹介します。

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ブタクサ(豚草)とは

ブタクサ

ブタクサは英語でhogweedと呼ばれます。hogとは豚、weedは草を意味しています。しかし諸説あってragweedという英名が正しいともされています。

ブタクサアレルギー、花粉症は日本で最初に報告された花粉症でもあります。ブタクサは日本全国の、道路わきや公園、河川敷などあらゆる場所に生育するいわゆる雑草ですが、最近では特に南関東でブタクサ花粉症が増えているという報告があります。

キク科の植物で、8月から10月にかけて黄色い花を付け、成長すると100センチほどの高さになります。

ブタクサはセイタカアワダチソウとは別種です

セイタカアワダチソウをブタクサとして説明しているサイトも多く見かけますが、同じキク科の植物ではありますが別種なのです。縦長の房状の黄色い花を付けることがブタクサと非常に良く似た形で、間違えられることがあります。

ブタクサアレルギー(ブタクサ花粉症)の症状

スギやヒノキ、カモガヤに次いで多いのがブタクサの花粉症です。人によって症状の出方が違いますが、主に、目のかゆみ、鼻水、鼻づまりの症状が出ます。ときには口の中、口腔アレルギー症候群と呼ばれる症状を起こすこともあります。

ブタクサアレルギー・花粉症の時期は?

スギ、ヒノキについで多い花粉症の原因は「ブタクサ」です。ブタクサは7~8頃から花が咲き始め、同時に花粉の飛散が始まります。

8月には最も飛散が激しくなり、10月頃まで続くことがあります。ブタクサ花粉症だと思って、ブタクサに近づかないようにしていても、全く見当違いのこともあります。

ブタクサの花粉が飛散する時期には、イネ科の花粉も飛んでいますので、やはり耳鼻科でしっかりとアレルギー検査を受けて適切な処置をしてもらうことが一番です。

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ブタクサアレルギー・花粉症の予防と対策

ブタクサに近づかない

スギ花粉の場合は、テレビCMなどで見られたこともあると思いますが、大量にそして非常に広範囲に飛散することが特徴です。

しかしブタクサの花粉は、飛散量が少なく、強い風で飛散するものの、その距離や範囲は非常に狭いので、ブタクサの生えている場所に近づかないようにするだけでもブタクサアレルギー、花粉症を予防することが出来ます。

晴れた風の強い日や、からっとした気温の高い日、雨が降った翌日などは花粉が飛びやすので要注意です。

服装に注意する

ブタクサの生息域に足を踏み入れる可能性がある場合は、服装に注意して下さい。マスクは当然ですが、花粉症用の眼鏡や、髪に花粉が付くことを防ぐためにも帽子も着用します。服装は出来ればツルツルした素材のものがいいでしょう。

帰宅時にはうがいをする!

ブタクサの生息域から帰宅したら、手洗い、洗眼、うがいをします。アレルギー症状が出やすい方は、鼻に塩水を通す「鼻うがい」が、花粉アレルギー症状の防止に効果があります。

鼻うがいの方法

「鼻うがい」は真水の使用はNGで、洗面器に2リットル程度のぬるま湯を入れて、大さじ一杯程度の食塩を溶かします。

片方の鼻の穴を押さえて、もう片方から食塩水を吸いこみますが、すぐに出さないで数秒間息を止めてから、吸い込んだ食塩水を鼻から出すようにします。もう片方も同じようにします。これを数回繰り返すことで、アレルギーの発症をかなり押さえることが出来ます。

耳鼻科で受診する

花粉症、アレルギーは耳鼻咽喉科で診察してもらうと、すぐにその場でどのようなアレルギーであるのかがわかります。アレルギーのある方は出来るだけ早やめの時期(花粉が飛び始める前)に、耳鼻咽喉科で診察してもらって薬をもらっておくといいでしょう。

まとめ

参考:「秋の目のかゆみ 原因はブタクサによる花粉症とダニ!?

ブタクサ・・・なんでこんなダサイ名前なんでしょうね。いやしいブタが食べるような雑草とか、役に立たない雑草とか諸説あるようです。

名前はいいとして、ブタクサがどんな形の植物であるかをしっかり認知しているだけでも、近づかないようにすることが出来ますので、かなりの確率でアレルギーの発症を防げます。この記事のブタクサの写真で「ブタクサ」はこんな植物だということだけでも覚えておいてくださいね。

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