真夏は、朝から強い日射しが部屋の奥まで入ってきます。カーテンを閉めてエアコンを付けても猛暑日などは、直射日光の強さでエアコンの効きが悪く感じることもあります。窓からの熱をある程度防いだ上で、エアコンを使うと効率がいいですね。

部屋の温度が高くなるのは、ほとんど窓から入ってくる「熱」が原因です。窓そのものや、窓の外側にも断熱シートや断熱フィルムなどで効果的な暑さ対策をして、猛暑と言われている2016年の夏を乗り切りたいものです。

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窓の外側に暑さ対策を施す

窓の内側、つまり部屋の中で、窓のカーテンを閉めたり、ブラインドを下ろしたりすることは誰もがすることですね。このカーテンは、ほとんど熱を通さない遮熱カーテンか遮光カーテンを選んで下さい。

このような部屋の中の対策よりも、窓の外側の暑さ対策をする方が、断熱効果ははるかに高くなります。ガラス窓に直射日光が当たることをさえぎることがポイントです。

すだれを付ける

すだれを部屋の中につける人はいないとは思いますが、必ず窓の外に取り付けてください。

すだれは、窓全面を覆うことが出来る大きさのものを選んで下さい。すだれの長さが足りずに、窓の上部や下部に、いくらか直射日光が入る部分があると、断熱効果が半減してしまいます。

すだれは、一見、断熱効果が薄いようにも思われるのですが、実は「すだれ」と「窓」の間にできる空気の層が、熱を遮断してくれるという効果が非常に大きいのです。

取り付けは最初は少しめんどうに感じるかもしれませんが、DIYなどで簡単な取り付け部品がありますから暑くなる前に取り付けるようにしてみて下さい。窓の外にすだれを付けるだけでも、80%程度の日光を遮ることが出来ますよ。

サンシェードや遮熱スクリーンを付ける

サンシェードや遮熱スクリーンは直射日光による熱を70~80%もカット出来るものもあります。戸建て住宅、集合住宅の1階や、ベランダのある部屋であればぜひ利用してみてください。布製の遮熱スクリーンは通気性が良いもの選び、窓を開けた時にも風通しをよくしたいものです。

「緑のカーテン」を作る

朝顔や、夏野菜のゴーヤーなど、つる性の植物を、ネットや竹ざおに這わせることで「緑のカーテン」を作ります。日が当たる壁面を出来るだけ大きく覆うように設置出来ればいいのですが、窓面だけでも充分断熱効果があります。

見た目にも涼しげになるだけでなく、壁面自体の温度上昇を抑え、壁を伝わって室内に入ってくる熱も大きく抑えることが出来ます。

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断熱シートや断熱フィルムを利用する

断熱シートや断熱フィルムを窓全面に貼ることで、室内に入ってくる熱を約50%も押さえることが出来ます。ただ、これらのシートやフィルムは、光もある程度さえぎってしまいますので、部屋の中はやや暗くなってしまうのは否めません。

最近の断熱シートや断熱フィルムは、一度貼っても簡単に剥がしたり貼り直しができますので、まずは小さい窓から試してみたほうがいいかもしれません。

「すだれ」と併用することで、大幅に直射日光や、熱を防ぐことが出来ますし、エアコンの電気代の節約にもなります。

室内での「窓」断熱対策

遮熱カーテンと遮光カーテンとブラインド

部屋の中では、直射日光を遮るためにカーテンを閉めることも有効ですが、熱は通さないけれども光を通す「遮熱カーテン」、熱も光も通さない「遮光カーテン」を取り付けることも考えてみましょう。

どちらのカーテンも遮熱効果はあるのですが、「遮光カーテン」の方が遮熱効果は高いといえます。ただ、光を通さないと、どうしても部屋の中は暗くなってしまいますが、暑さ軽減を優先させるか、部屋の明るさを優先させるかで迷うところかもしれません。

ブラインドを設置することも遮熱効果を生み出します。熱を遮るだけでなく、部屋に入る光の量が調節できます。木製のブラインドであればさらに遮熱効果は高くなりますよ。

窓を開けて空気の流れを作る

夏の外出からの帰宅時には、家族がいてすでにエアコンがついていればいいのですが、そうでなければいきなりエアコンを付けるのではなく、部屋の中の暖まった空気を外に出します。5分程度は換気します。

部屋の対角の位置にある窓を全開にして、扇風機を「強」にして風の流れを作ります。

風は、冷たい方から温かい方に向かって流れる性質がありますので、部屋の温度差を考えて扇風機の風を暑い方に向けて流すように調整して下さい。

まとめ

部屋にもよると思いますが、寝室に入る直射日光の熱で目覚めるなんて、絶対避けたいですよね。一日中エアコンをつけっぱなしというわけにもいきませんので、ある程度は窓周りの暑さ対策が必要です。

費用や場所の問題もありますから、ここで紹介した方法を全部試すことは難しいこともありますが、出来ることだけでもやっておきましょう。節電・電気代の節約にもなりますが、真夏を少しでも涼しく過ごせることが一番ではないでしょうか。

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