焼き芋やふかしたさつまいもはメッチャ甘くておいしいですよね。中でも安納芋などの種類は、熱を加えたらそのままで極上のスイーツと呼ばれるほどの大人気品種です。
さつまいも選ぶときにはやはり、味が濃くて甘いものを選びたいものです。美味しいさつまいもの種類と見分け方選び方のポイントを知っているだけで、糖度の高いサツマイモを選ぶことが出来ます。ぜひ覚えておいていただきたいと思います。
目次
美味しいさつまいもの種類
調理方法や、どんな食べ方をしたいかによっても最適な品種がありますので、具体的に紹介します。
皮の色が濃くツヤがあるさつまいも
皮が赤い、というよりは紫に近い色のサツマイモには、紅あずまや鳴門金時、紅赤などがあります。皮だけでなく、中身も黄色系ではなく、まんま紫色のパープルスイートロードという品種もあるのです。これらはもちろん甘くておいしいのですが、色が濃くツヤのあるものを選べばおいしさは間違いないでしょう。
ねっとり系のさつまいも
安納芋に代表されるような、ねっとりとした食感で、とても甘い、スイーツ系のさつまいもです。甘みが強く、「安納芋」「紅はるか」「クイックスイート」「シルクスイート」などがあります。
安納芋(あんのういも)
さつまいもを焼き芋にすると、ある程度水分はあるものの、やや、パサパサっとした感じになってしまうものですが、安納芋は違うんですね。水分が多く、あんこのようなねっとりした極上の甘さが口の中に広がります。
糖度が非常に高く30%以上になることもあるようです。ちなみに、スイカは糖度が10%以上あると非常に甘いとされています。かぼちゃ・メロン・柿なども、もともと甘い食べ物ですが、それでも糖度は高くて20%ほどです。これでわかっていただけるように安納芋はとんでもなく甘く、甘すぎて好きではないという人もいるほどです。
また、安納芋は見た目はほかのサツマイモとはかなり違っています。茶色っぽくて、形も細長いものもありますが、コロンと丸いものが多く、小ぶりであるのも特徴です。
紅はるか
ゆっくりと時間をかけて焼くことで、蜜がじんわりにじみ出て、柔らかく粘りが出て非常に甘くなります。安納芋と食感が似ていて非常に甘いのですが、安納芋よりは、ややさっぱりした甘さが特徴です。茨城県の「紅天使」というブランドが有名です。
シルクスイート
新しい品種のさつまいもですが、安納芋のような濃厚な甘さや食感ではありませんが、適度な粘り気となめらかな味わいが特徴です。繊維質がすくないのでトロッととろける感じがあります。
鳴門金時
芋表面の色は、美しくムラのない紅色。徳島県の特産で、熱を加えると、黄色の色が濃く、ホクホクとした甘さがあります。
美味しいさつまいもの見分け方選び方
重みとツヤ
美味しいさつまいもは、もちろん大きさによっても違いますが、同じくらいの大きさのものを手に持ったときにずっしりと重みを感じる方!そして、表面にシワがなくツヤやハリがあるものを選びます。
蜜・外見でもわかる糖度の高さ
特に甘いさつまいもは、芋の両端の切り口の辺りに蜜が溢れ出していることがあります。中にある蜜が、切り口ににじみ出ていて、触るとベタつく感じになっています。
べたつく感じではなくても、蜜が乾燥して黒くなっているものもOK!こんなさつまいもを見つけたら迷わず即ゲット。調理すると糖度が高くなってとても甘くて美味しくなります。
凸凹のないきれいな形
凸凹が多く、ゴツゴツした感じのものよりは、さつま芋の表面がツルっとしている方がおいしいものが多いです。
さつまいもの表面にひげ根が生えている小さなくぼみがありますね。このくぼみが浅い方がおいしいのです。くぼみが深いと、繊維質が多いためねっとりとした食感が半減してしまうのです。
また、細長い形よりも、真中あたりがふっくらと膨らみのある、ラグビーボール状のものが甘くておいしいのです。
買ってはいけないサツマイモ
芽が出たものは避ける
あまり良い状態ではないものもあるので注意しましょう。じゃがいもの場合は芽が出ているものは毒性があるので避けるようにと、聞いたことがあるかと思います。
さつまいもは、芽が出ていても毒性はないのですが、芽が出ていると、芋の養分が芽に使われているということですから、当然さつまいも自体の味が落ちています。
表面に黒い斑点がないかチェック
サツマイモは流通過程の中での保管場所によって、低温にさらされた場合、低温障害として、表面に黒い斑点が現れることがありますので、良くチェックしておきましょう。斑点があると味が落ちている場合が多いのです。
まとめ
食欲の秋。家族や友達と芋堀りにいくと楽しいですよ!芋堀りに行けなくても買うならおいしサツマイモを選びたいものです。選び方を知っているだけで、劣化しはじめたおいしくないものを避けることが出来ますし、より甘みの強いものを簡単に探し出すことが出来ます。味の良いサツマイモを選んだら、いろいろな調理方法でサツマイモの濃厚な味わいを楽しみましょう!