栗ごはんや茹で栗など、秋は栗の旬ですね。買ったり、栗拾いにいったりして、時には一度に食べきれなくなるほどの量になることもあると思います。そんな時、知っておきたいのは、最適な栗の保存方法です。

生や茹でた状態での保存、常温保存・冷蔵保存・冷凍保存など、食べる量や栗の状態に合った最善の保存方法を選んで下さい。保存方法や賞味期限など、詳しく紹介しますので参考にして下さいね。

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栗の保存方法

生栗は冷蔵庫で保存するのが最適です!

硬い皮がついたままの生栗は、気温が低い状態に置いておくと、糖度を増して甘くなることが分かっています。

常温で保存することも可能ではありますが、常温保存では虫がつくことが最も気になることです。また常温で保存しても、出来るだけ冷暗所など冷たい環境を作っておいた方が良いのです。大きな容器に入れて、乾燥を防ぐために常に湿度を考慮しなければなりません。

このような常温保存での手間を考えると、やはり冷蔵庫で保存することが最適だと言えます。

  • 栗を生のまま冷蔵庫で保存する前に、ひと手間かけます。
    大きめの鍋に2リットルの水を入れて火にかけ、80℃になったところで栗1kgを入れます。
    湯温が80℃以上に上がらないように注意して約1分で火を止め、水を切り、30~60分くらい陰干しして冷まします。
    その後は、乾いた新聞紙に包んでビニールに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。結露しないようにビニール袋の口は軽く結ぶか、軽く折っておく程度にして下さい。
    保存期間は約一ヶ月ほどですが、早めに食べるようにして下さい。

栗を常温で保存するには?

上記でも説明しましたが、常温保存するには手間がかかりますが、冷蔵保存できないほど大量に栗がある場合は、常温保存で対応します。

まず栗をよく洗います。ポリバケツなど大きめの容器に水を入れ、栗を水に浸したまま冷暗所に保存します。水は毎日取り換えるようにします。ちょっとめんどくさいですよね^^;

こんなに手間がかかるのに、出来るだけ一週間以内に食べるようにしなければなりません。生ものですから、どうしても傷みやすくなるからです。

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栗は冷凍保存出来るの?

生の栗を皮がついたまま、よく洗ったら、水気を拭き取り、タッパーなどに入れて冷凍庫で保存します。解凍する時には、凍ったまま沸騰したお湯にいれて煮ます。

冷凍保存した栗は約半年位は保存できるのですが、料理には、ゆで栗としては利用出来ますが、甘露煮には向きません。甘露煮は生栗から作りましょう。

むき栗の保存方法

一旦むいた栗も保存は出来るのですが、日持ちしないため2~3日のうちに食べきるようにして下さい。

栗を剥いたら、よく洗って氷水の中に入れて冷蔵庫のチルド室で保存します。保存期間は2~3日ですから、手間を考えるとその日のうちに食べたほうがいいでよね。

むき栗の冷凍保存も手間はかかりますが可能です。良く洗ったあと、かたゆでにして、お湯を流していったん冷まします。その後、冷凍室で保存。約半年は持ちますが、味が落ちることを考えると、早めに食べるようにした方がいいのは言うまでもありませんね。

栗の甘み(糖度)を増す方法!?

生の栗を気温が低い環境に、約一ヶ月ほど置くことで、その甘さが増します。0℃で保存するとその甘さは3倍位にもなるのですがそれ以上の甘さにはならないようです。

約一ヶ月保存して甘みが増したら、その後は-25℃で長期保存(約半年)が出来ます。茹でたり、調理した栗は、糖度を増すことはありませんから、長く保存できませんので早めに食べなければなりません。

ゆで栗の保存の仕方は?

茹でた栗は、そのまま早めに食べてしまうことが一番です。食べきれない分などは、ラップで平らに包んで金属プレートに乗せて冷凍庫で保存できます。

冷凍した際の賞味期限は約一ヶ月ほどですが、時間がたつと味も風味も落ちてきます。解凍は自然解凍がおススメです。電子レンジは、栄養成分を破壊してしまう懸念があります。

まとめ

参考:「栗の栄養と効能
おそらく「栗」がきらいな人はいないと思います。味や風味が落ちることなく「旬」を味わうためにも、一回で食べきれる量を調理してすぐに食べてしまうことが理想ですね。食べきれない分や、たくさん栗を貰った場合などは、上手に保存しておいしくいただきましょう。

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