えごま畑

2013年ころから「えごま油」がテレビ番組や雑誌で紹介されることが多くなりましたね。
特に2014年末と、2015年初めの林修先生やビートたけしのテレビ番組でブレイクした感があります。

身体に必要な良質な油で、認知症にも効くとのことで一気に、実店舗やネット上のショップから在庫が無くなってしまったほど人気が大爆発しました。

ではえごま油について、その効果効能や、どのように摂取したら良いか、どんなものを購入すればよいか、その保存方法などについても説明します。

 

えごま油とはどんなモノなのか

えごま油は、シソ科の植物のえごまの種子を搾取した油で、日本では古来から普通に摂取されてきた食品です。シソ科の植物ということで、その葉は青じそ(大葉)とよく似た形状で、その種は、ごまよりもやや大きい粒状ですが、ゴマの種類ではないのです。

食用品のえごま油はもちろん食品として摂取できるのですが、その多くは塗装用に利用されています。島根県の出雲大社の屋根には今でもえごま油が塗られているのです。
オイル

 

高齢者に特に人気が高い

食用のえごま油は、体に非常に良い必須脂肪酸とされている「オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)」という成分が豊富に含まれており、普通の健康食品としてばかりではなく、「認知症」予防にとても効果があるというのですから、特に高齢者層を中心に一気にえごま油が売れ始めたのですね。

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よく調べて購入すること!

かくいう私も、テレビや雑誌の影響をそのまま受けて、ネットショップをさがし回ったのですが、テレビ番組放映直後はみんな考えることが同じで、どこを探してもほぼほぼ売切れ・・・。
挙句の果てには、えごま油を買い占めたであろう輩が、定価の2倍・3倍の値を付けてオークションや大手ショップサイトなどで販売する始末。

やっとの思いでほんの数本購入出来たのですが、それじゃ長く飲み続けるには少なすぎるんですよね。継続して摂取してこそ、その効果が表れるものでしょうから、ネットで購入するにしても、巷のお店で購入するにしても、いつでも手に入るようでなければならないはずです。

良い商品であるとわかってはいても、なかなか入手できないんじゃ意味がありません。いつでも入手でき、継続して購入・使用できる状況かどうかを見極めることは大切なポイントだと思います。

 

えごま油は何にいいの?その効果効能は?摂取量は?

えごま油の効果効能

えごま油が大ブレイクして、未だに手に入りにくくなっているその第一の要因は、えごま油が「認知症」の予防に効果があるといわれていることです。

テレビなどでは、奥出雲のえごま油が紹介されて、奥出雲に住んでいる人たちを調査してみると、健康状態が非常によく、認知症の方がほぼいないとのことなのです。
もし「認知症」が予防出来るのであれば、自分で摂取するばかりか、親にも薦めたくなりますね。

さらに、血管を若返らせる効果があることもバカ売れしている原因ですね。
オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)が豊富に含まれています

α-リノレン酸は青魚からとれるEPAという血液サラサラ成分に相当する効果効能があります。つまりえごま油は畑の青魚とも呼ばれているのです。
血管が若返ることで、動脈硬化や心筋梗塞の予防にもなるのですから、注目されるのも当然ですね。
参考:「DHA・EPAの効果効能

1日あたりどれくらい摂取すればいいの?

摂取量も気になるところですね。1日に大さじ一杯(15ml)程度が適量といわれています。油ですから、非常にカロリーが高いので、多く摂りたいところではありますが、摂取量は控えめにした方がいいでしょう。

 

飲み方と保存方法、賞味期限は?

そのままグビッと飲んでもいいのですが、なにかに混ぜたほうがよさそうです。あたたかい味噌汁に入れたり、ドレッシングとしてサラダや焼き物にかけたりして使うのがいいですね。

ただ、えごま油は、熱に非常に弱いため、熱い味噌汁に入れる程度なら全然OKですが、フライパンで熱するなど油が高温になるような使い方はNGです。

賞味期限がとても短く(ビン詰した日から60~90日位)、すぐに酸化してしまうので、管理は大変です。えごま油の保存方法は、常温の暗所がいいのですが、夏場はやはり冷蔵庫で保存するのがいいです。

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産地は日本国産に限る!?

えごまの産地

日本国内ではえごま油はほぼ全国で生産されていますが、最も多いるのは、福島県です。他にも、宮城県北西部の色麻町、島根県の奥出雲、福井県の「のむき」も有名です。

私もこの辺りで採れたえごま油を購入しようとしましたが、一本も購入出来ませんでした。そこでいろいろとショップに電話して、無農薬栽培であるとか、値段とか、その産地での情報などを聞かせていただいて、数本購入出来たのです。ちなみに私が購入したのは青森の奥入瀬で作られたえごま油です。

国産なら、まあ安心ですが、一般のスーパーや食品店で扱っているものは、中国産や韓国製が大半です。昨今のいろいろな中国製品の事情から中国で作られたものは、なかなか安心感を持って使用することが出来ないですね。

 

無農薬栽培されたえごまの方が安心です!

国産なら、完全無農薬栽培である場合はラベルや商品説明でわかるのですが、ネット販売の商品などでは、産地が明確に表示されておらず、無農薬かどうかも判断できないことがありますから要注意です。買うならしっかり確認することです。
えごま葉

お店に電話で問合せると思わぬ情報も!

ショップに電話すると、ネット上や雑誌では書かれていない面白い情報を訊くことができるので、時間があれば電話してみるのも面白いですよ。
電話にでた方が実際の生産者であることも多く、興味深い話を聞けますし、なにより安心して購入できるのではないかと思います。えごまに関する情報を知りたいならメールより電話で問合せたほうがいいですよ。

 

えごま油は「絶対」健康にいい!わけではないことも知っておく

参考: 亜麻仁油 オリーブオイル インカインチオイル こめ油 サラダ油が体に悪い理由 ココナッツオイル

しかしですね、いくらいいものであってもそれに頼りきってしまうのはどうか・・・ということです。日常の食生活のバランスが一番大事だと思いますね。私は。

ちなみに、かかりつけの内科の先生に「えごま油」の効果効能について訊いてみたところ、フフッと苦笑いなのです。

内科の先生曰く・・・

「テレビで放映されているのは知っているけれど、はっきり認知症予防や血管若返りの効果が認められているのなら、とっくに医学界で報告されている。えごまの産地で非常に重宝されているのはわかるが、いろいろな体の症状とえごま油との明確な因果関係は証明されていないよwww」

な、なるほど・・・ですね。もちろんえごま油は悪いものではないけれど、普通の健康に良い食用油くらいに考えておいた方がいいようですね。
私の場合は、補助程度に使えればいいと考えておいた方がよさそうです。

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