とうもろこしのひげの部分、利用価値が無いと思って捨てていませんでしたか?この「ひげ」から健康効果のあるとうもろこしのひげ茶が出来るのです。
「とうもろこしの栄養と食べ方」もご参照ください。

道端アンジェリカさんがCMをしていましたし、市販品としても多くのメーカーから製品として売られています。作り方は簡単ですし、健康に対する効果効能もありますので、ぜひ作ってみてください。作り方や、効果的な飲み方を紹介します。

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とうもろこしのひげ茶の成分

主に、カリウム、鉄、ビタミンK、食物繊維が含まれています。

  • カリウム
    カリウムは、体内の余剰な塩分を排出し、血圧を安定させる効果があることで知られています。塩分の摂り過ぎは血圧上昇を招くばかりでなく、「塩」は水分をとりこんで「むくみ」の原因にもなります。むくみ解消や高血圧の改善には欠かせない成分です。
    カリウムについては「血圧を下げる食べ物」もぜひご参照ください。

  • 貧血気味の方にはぜひ摂っておきたい成分ですね。造血作用に欠かせない鉄分を手軽に「とうもろこしのひげ茶」から補うことが出来ます。
  • ビタミンK
    ビタミンKって、あまり聞かないビタミン成分だと思いますが、骨の形成に必要とされるとても重要なビタミンで骨粗鬆症の治療薬として用いられることもあるのです。
    ちなみに納豆などに多く含まれているのですが、緑茶や紅茶などのお茶にはさらに多くのビタミンKが含まれています。
  • 食物繊維
    食物繊維は野菜や豆類などからも摂取することが出来るのですが、意外に摂取量が少なく不足がちな成分でもあります。
    腸の中の排せつ物のカサを増して、腸内に刺激を与えるため便秘解消にも役立つことはみなさん良く知っていると思います。とうもろこしのひげ茶からも食物繊維を摂取することが出来ますよ。

とうもろこしのひげ茶の効果効能

↓アップにするととても美しいですね。

とうもろこしのひげの部分は、漢方では南蛮毛(なんばんもう)といわれていて、利尿作用や血糖値を安定させる働きがあります。
とうもろこしのひげ茶は韓国では定番のお茶としても知られていて、漢方薬や民間の薬としても利用されています。

利尿作用

利尿作用によってむくみを解消したり、泌尿器の抗炎症作用があります。また、体内の毒素を排出してくれるデトックス効果も期待できます。

血糖値上昇を抑える

食べ物の消化吸収を穏やかにして、血糖値の上昇を抑えて安定させ、生活習慣病を予防する働きがあります。ダイエットされている方なら、減量をサポートするお茶としては適しているのではないでしょうか。

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ノンカフェイン

お茶には、少なからずカフェインが入っている場合が多いのです。カフェインの作用として血圧を上げてしまう作用があるのです。しかしとうもろこしのひげ茶はノンカフェインのためそのような心配もなく、どなたでも安心して飲めますが妊婦さんはちょっと注意が必要です。

妊婦さんに「とうもろこしのひげ茶」はNG?

利尿作用としてむくみの解消になり、ノンカフェインでもありますので、安心して飲めるお茶ではあるのですが・・・
ただ、出産後であるならば少し注意が必要なこともあるのです。とうもろこしのひげ茶は血中のカリウムを減少させる作用があるのです。

カリウムは、ごく普通の食生活であれば不足するということがほとんどない成分なのですが、体内の余剰な塩分を排出して塩分バランスをとって、血圧の上昇を防いだり、骨の形成には欠かせないミネラルなのです。

ですから、出産後や授乳中のお母さんは、カリウムを減少させないために少し控えたほうがいいかもしれません。もしくはかかりつけのお医者さんにご相談された方がいいと思います。

とうもろこしひげ茶の作り方

普通に八百屋さんやスーパーで買ってきた、ひげ付きのとうもろこしから簡単に作れますので、ぜひ作ってみてくださいね。
↓自然からの恵みをあまさず頂きたいものですね。

作り方

  1. ひげを取る
    とうもろこしの「生」の状態で、ひげを手でむしり取ります。むしり取るというと強引な印象がありますが、丁寧に取るということですね。
    とうもろこしのひげは白っぽい部分と、茶色くなっている部分がありますが、この時点では、切り離さないでおきます。
  2. 天日干し
    ひげの部分を天日で3日間干して乾燥させます。乾燥させることが目的ですから、1日で乾燥したならそれでOKです。乾燥させたらひげの黒い部分はカットして、白い部分だけを、鍋のお湯で煮だします。
  3. 煮出す
    とうもろこしのひげ5~10グラムに対して、水500CCが目安で、水が約半分の量になるまで煮詰めたら出来上がりです。とうもろこしのひげの量って、個体差がありますので、なかなかわかりにくいと思いますが、多めにひげがついているならば、1本のとうもろこし当たり3~5グラム前後ではないかと思われます。ひげの黒い部分はカットしますので、実際にお茶として使う分はもっと少なくなりますね。

とうもろこしのひげ茶の味は?

「とうもろこし」というだけあって、ほんのり甘みを感じると思います。ちょっとポップコーンの香ばしい感じもあって、クセがなくとても飲みやすいお茶だと思います。残念ながら「おいし~い」とまではいかないかもしれません。個人差ですね。

まとめ

とうもろこしのひげ茶はかんたんに作ることができるのですが、作るのにはひと手間かかりますし、毎日材料を揃えることも難しいかもしれません。ただ夏場は数本まとめて購入することもあると思いますから、一度は手作りで作ってみると面白いと思います。

飲みやすいと感じるなら、ペットボトルの製品も販売されていますから利用してもいいのではないでしょうか。

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