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風邪をひいたら、できるだけ安静にして、睡眠をたっぷり取ることだと言われていますね。しかし仕事があるほとんどの人には、そうもいかないのです。土日・祝日なら寝ていられますが、状況によってはすぐに直さないといけない状況だってあるはず。

急な発熱や、寒気、もしかして風邪をひいてしまったかも。そんな時に限って次の日は絶対に会社を休めない!ってありますよね。

何としてでも、この風邪の症状を抑えたい・治したい。そんなときにすぐに出来る対処法の一つが栄養ドリンクや、身近な食材で作るスープなのです。

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風邪に効く飲み物・栄養ドリンク

栄養ドリンクと風邪薬

まず考えるのは市販の風邪薬です。常備薬として家にあるならその風邪薬を飲むのが一つの解決策。

また、風邪をひくような体の状態は、栄養が足りず抵抗力が弱っているという状態でもあるのです。そこで「栄養ドリンク」の登場です。

コンビニはもちろん、最近では、遅くまで営業しているスーパーやドラッグストアにも置いてありますからすぐに買いに行けますね。

しかし、栄養ドリンクを飲んでしまうと、含まれているカフェインの作用で目がさえて、眠れなくなってしまうのではないかという不安もあります。

そして、風邪薬と一緒に栄養ドリンクを飲んでも大丈夫かという不安もあるかもしれません。

かかりつけの内科の先生に聞いたことがあるのですが、サプリメントや栄養ドリンクは「食品」ですから、薬と一緒に飲んでも問題ないと言っていましたから大丈夫だとは思うのですが、不安なら、同時に飲むのではなく少し時間をあけて飲むといいと思います。

ノンカフェインの栄養ドリンク

目がさえて眠れないことが気になる場合は、カフェインを含まない栄養ドリンクを選ぶようにしましょう。

アリナミンR

ビタミンB1誘導体であるフルスルチアミンが体の疲労回復に働き、無水カフェインが含まれていないため不眠に対する不安も少ないです。

リポビタンノンカフェ

ノンカフェイン。ビタミンB群や、エネルギー補給に働くタウリンが多く含まれます。値段も手ごろで150円程度です。

ファンテユンケル3Bドリンク

ノンカフェインで、疲労回復作用のあるビタミンB群が配合されています。価格も150円程度で常備していてもいいですね。

ユンケルジュニア

子供用の、ノンカフェイン&フルーツ味の栄養補給ドリンクですね。もちろん大人でも飲めますが、子供用ですから容量は大人より抑えられていると考えたほうがよさそうです。

ユンケル黄帝L40DCF

ノンカフェイン。ニンジン流エキス・ジオウ乾燥エキス・党参流エキス・西洋サンザシ乾燥エキス・冬虫夏草流エキスなど多くの植物性生薬が多く配合されています。ちょっとお値段も高めの1000円程度。

ユンケル黄帝液DCF

もっとも一般的に知られている「ユンケル」から、カフェインの成分を取り除いてあります。就寝前にのむのもいいと思います。

チョコラBBドリンクⅡ

ノンカフェイン。体力消耗からの回復によいビタミンB2配合。皮膚を正常化にさせるためのビオチンも含有。お値段も300円程度とお手頃です。

自分に合ったものを薬剤師に訊く

これがおすすめです!と言うものはありません。
やはり人それぞれですから、栄養素を多めに摂りたいのか、解熱効果があるのか、また、その時の体力によっても効き目は違ってくるはずです。
気軽に薬剤師に訊いてみることをお勧めします。

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風邪に効く飲み物・薬草茶を作る

アメ湯

風邪のときは消化能力が大きく減退していますから、大根の消化酵素であるジアスターゼを利用します。

すりおろして食べるのはもちろんいいのですが、ダイコンを薄く切って、蜂蜜に漬けこんできます。それにお湯(ぬるま湯)を加えてアメ湯として飲むと消化吸収も良くなってきます。

ただし、このときのお湯は40度以下であることが望ましいです。ハチミツを加熱すると「毒」の作用も出てくるからです。

「蜂蜜を加熱すると毒になる」の記事も合わせてお読みください。
参考:「マヌカハニーの食べ方と効果

よもぎ茶

よもぎや甘草(かんぞう)などの薬草茶は腸の働きを整えて、血液を浄化する作用がありますから体の疲労回復、風邪の回復に役立ちます。

よもぎや甘草などの茶葉は、だいたいどこのドラッグストアにもありますし、高価なものではありませんから、自然療法がいいという方はためしてみるといいでしょう。

しょうが湯

なんといっても体が温まります。熱や頭痛をやわらげ、咳を止める効果もあるとされます。新陳代謝を高めて体の機能も回復させます。

生姜をおろして、その汁、杯(さかずき)一杯程度を湯呑みにいれて、お湯を注いで熱いうちに飲む。

ちょっと刺激のある辛みがありますので、醤油を数滴たらしてもいいですし、逆に砂糖を少量加えてもいいです。しょうが湯はのどの痛みもスッキリします。

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こしょうスープ

こしょうのスープと言っても、こしょうだけのスープではないのですよ。
野菜スープなどを作って、たっぷりをコショウを入れます。

作り方はこれだけなのですが、コショウには、胃腸を温める作用と、解熱や筋肉のコリをほぐす作用もあるのです。

熱いうちにふーふーしながら飲むことで、発汗作用で体にこもっていた熱が放出されます。

長ネギ湯

長ねぎを湯呑みに入れて、お湯を注ぐだけの簡単なものです。

ねぎのアリシンという成分が、血行や発汗作用を促進し風邪の回復に役立ちます。

長ねぎの根の近い白い部分には、殺菌や解熱作用もあるので、青い部分だけでなく全体で長ねぎ湯を作ります。

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たまねぎ湯

効果は長ねぎとほとんど同じです。

たまねぎ4分の1個をみじん切りにして、味噌少量を湯呑みに入れて熱湯を注ぐだけです。たまねぎの発汗作用で風邪回復につながります。
参考:玉ねぎのカロリーと栄養効能

のどの痛みににんにく汁

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のど周辺に菌が繁殖していることで、のどに痛みが出ています。
殺菌力の強いにんにくを利用して、殺菌や、菌の流入を防ぐことが出来ます。

にんにく汁は飲むのではなく、のどの奥までしっかり届くようにうがいをするだけです。

おろしたにんにくの汁をぬるま湯に数滴垂らしてうがいをします。にんにくそのものは、生でないと殺菌作用が低下するので熱を加えないようにします。

「せき」にカブ湯

カブには薬としての効能があることが、昔から知られていました。
かぶを皮ごとおろして、ガーゼなどでこします。清潔にした手でしぼってもいいと思います。この搾り汁大さじ2~3杯位を湯呑みに入れてお湯を、湯呑み半分程度そそいで飲みます。

風邪のひき始め、咳の出はじめに飲むと、のどのイガイガや咳がおさまってきます。

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まとめ

参考

風邪をひいたら、すぐに直さなくてはいけない状況も多いですね。

そんな時は、風邪薬ももちろんいいのですが、冷蔵庫にある野菜を使って、「○○湯」などのスープにすることで、風邪の症状を抑えたり、食物の持つ発汗作用による解熱や、疲労回復にもつなげることが出来ます。

栄養ドリンクは、風邪のときですから成分を調べている余裕もありませんね。気軽にお店の薬剤師さんに相談することで、自分の体や状態にあった栄養ドリンクが選べます。

「風邪によく効く食べ物」もぜひご参照ください。身近かな食材や、栄養ドリンクを上手く利用して風邪に対処しましょう。

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