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下痢はすぐに止めたいものです。出かける直前に、急な腹痛でトイレに行くと・・・下痢・・・そのまま出かけるのは不安が残りますよね。

その場ではなんとか下痢がおさまっても、なんとな~くお腹が痛いような気もする。そして朝の満員の通勤電車の中や、仕事の会議中に下痢にならないように願うばかりですね。

電車の各駅で、トイレがどこにあるか把握している人も多いとききます。でもどこにトイレあるか知っていても、空いていなければサイアクです。

下痢になる原因も知っておく必要がありますが、効果的に下痢を治す方法や下痢に効く食べ物を知っておくと、ちょっとは安心できますよ。

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下痢の原因と症状

医学的には、大腸内で、摂取した食物と水分が十分に吸収されないまま排便されてしまうことを言いますが、そのほとんどは急性下痢です。

冷たい食べ物・油モノに注意

よくある原因として考えられるのは、牛乳やアイスクリームなど冷たい飲み物や油の多い料理を食べ過ぎた場合です。

以外かもしれませんが、コーヒーの飲みすぎも原因になることがあります。

それ以外にもアレルギー性の下痢があり、特殊な魚介類やある特定の食品を摂った場合です。もちろん人に寄りますし、体質やその時の体調にもよりますが、自分が気を付けるべき食べ物は知っておくようにしましょう。

飲み会などでついつい何でもかんでも食べてしまわないようにしましょう。たくさん飲んだ次の日に下痢になった人は多いはずですね。

腐敗した食品

気付かずに、腐りかけた食品を食べてしまった場合も、食品は腸内で異常発酵して下痢になってしまいます。

不摂生による下痢

暴飲暴食はもちろん、消化の良くないものの食べ過ぎや、油分・脂質の多いものを摂り過ぎると、超の働きが悪くなり下痢の症状を起こすことがあります。

宴会などでは油分の多い食事はつきものです。料理に使われている油にも原因はあると思われます。あまり良くない油=酸化した古い油が、料理に使われていて、それを多量に食べると下痢になりやすいです。

油で挙げたポテトチップスも、ついつい手を伸ばしてしまいますが、食べすぎには気を付けたほうがいいですね。

精神的な原因による下痢

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神経性の下痢というものがあります。これは多くの方が経験したことがあると思います。

いわゆるストレスや、絶対失敗できない大事な会議での発表など極度の緊張状態や、精神的な不安からくる下痢です。

神経性の下痢は、腸の働きをコントロールしている迷走神経と交感神経のバランスが崩れたときにおこりやすいのです。

得意ならいいのですが、不得手な結婚式の司会を任されるようなことも、ストレス性下痢になるのです。経験済みのかたもいるはず。

ちょっと実例・・・

実は昔、少しですが私は舞台俳優をしていた時期がありまして、ある公演で主役ではないのですがかなり重要なセリフのある配役をもらったことがあります。

普通に稽古をしていれば問題なく演じられるはずなのですが、私はその「役」を自分のキャラに合わず、とても苦手で、できればやりたくないと思っていたのです。

稽古の時には何ともなかったのですが、極度の緊張感からか、本番当日下痢になってしまったのです。なんとか止めることはできたのですが、本番中は冷や汗モノでした・・・本番中にもし・・・と思うとゾッとします。
このようなこともまさに神経から来る下痢なのですね。

注意すべき下痢の症状

冷たいものの食べ過ぎや、精神的緊張やストレスが原因だと思われる下痢は、一過性のものですから、それほど心配はいらないでしょう。

しかし、発熱を伴ったり、便に血が混じる場合は要注意です。おう吐や腹痛があある場合もすぐにお医者さんに診てもらうようにしなければならないのです。

下痢を治す・止める方法

急性の下痢でも慢性の下痢でも、まずはその原因を知って取り除くことが大切です。

あまり症状がひどい時には、モノを食べないこと。絶食にします。そして、便の状態を見ながら、柔らかく消化の良い食べ物からはじめて、数日かけて普通食に戻すようにします。

ちょっと下痢がおさまったかなと思うと、すぐに普通に食事を摂ってしまいがちですが、腸の吸収力は弱っていますので、徐々に戻すようにしましょう。

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食事療法とそのポイント

消化の良い食べ物を摂る

下痢の状態というのは、腸の吸収力が弱っていますから、せっかく摂取した栄養分を充分に吸収できないのです。体力の低下し抵抗力も日非常に弱っている状態です。
腸に刺激にならない、消化の良い食べ物を摂ることです。
参考:パイナップルの消化酵素は腸の内容物の腐敗を抑えます。

栄養に気を付ける

下痢のときは腸から充分に栄養を吸収できていない状態ですから、栄養バランスを考えた食事を摂取する必要があります。

それだけでなく、腸内の体液がでてしまっていますから、しっかりと水分補給することも大切です。ミネラルが含まれたスポーツドリンクなどもいいですが、冷やさず常温で飲みます。

「おかゆ」より「ごはん」

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激しい下痢があった場合には「おかゆ」などの流動食でもよいが、「ごはん」をよく噛んで食べたほうが消化・吸収がよいと言われています。

鳥肉や魚、半熟たまごなどの脂肪分の少ない良質なたんぱく質や、茶碗蒸しなど栄養があって消化の良い食品を摂るようにします。

玄米食が理想

玄米菜食は理想的な食べ物です。人間に必要な栄養分がほとんど全部含まれている完全食品です。

玄米食に野菜や海藻、小魚などを副食として摂る。ただ、玄米は、どろどろになるまで、ほんとによく噛んで食べることがポンとです。
「玄米の食べ方」もぜひご参照ください。

納豆やヨーグルト

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有益な腸内細菌の繁殖につながる発酵食品である、ヨーグルトや納豆を摂る。

下痢ぎみのとき避けたほうがいい食べ物

下痢気味のひとや、下痢の状態のときは、腸が過敏になって、胃腸の働きが弱っています。このようなときに消化に時間がかかる肉や脂肪の多いものを食べることは良くありません。

冷たいものはもちろんダメ。体を温める温かい飲み物や食べ物を摂ります。

繊維質の多いもの

ごぼうや豆類、肉類などは消化が悪く避けたほうがいいですね。

気を付ける飲み物

炭酸飲料は刺激が強いので避けます。まぁ、下痢のとき炭酸飲料を飲もうとは思わないでしょうが、普段の調子に戻るまでは避けましょう。
また、果汁100%などのジュースは、体を冷やしますし発酵しやすいので避けたほうがいいのです。

油分は避ける

オリーブオイルや、バター、マーガリンはもちろん、それを多く含むパン類などの食べ物もNGです。

刺激物を避ける

香辛料や塩分、アクの強い野菜もあまりよくありません。例えばほうれん草やあずきには、サポニンがふくまれていて腸への刺激になってしまうので注意します。

カフェインも刺激物ですよ。

下痢に効く食べ物

梅肉エキス

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大豆2粒分くらいの梅肉エキスを湯呑みに入れて、熱いお湯をそそいで飲みます。下痢止めにはとても有効な食材としてむかしから食されています。「梅肉エキス」は、青梅から自分で作ることもできますが、自然食品店などで購入できますよ。

「風邪によく効く食べ物」の「梅肉エキス」の項目もぜひお読みください。

りんご

りんごをすりおろして、食事代わりに食べることも有効です。

ゲンノショウコ茶

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↑ゲンノショウコ
昔から下痢止めとしてよく効くと用いられてきた薬草茶です。
ゲンノショウコの茶葉を細かく刻んで、濃い目に煎じて温かいうちに飲みます。

タンニンがよく溶けて、収斂作用によって下痢が収まると言われています。ゲンノショウコも自然食品店やドラッグストアなどにも置いてあります。

れんこん

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れんこんにもタンニンが含まれていて、消炎・収斂作用があります。
細かく刻んだレンコン約0gを200ccの水で、約半分になるくらいまで煮詰めます。この分量で3回分。1日に3回に分けて飲むと下痢止めの効能が期待できます。

にんにく

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にんにくをすりおろして、味噌汁に入れて飲む。ただし、にんにくは刺激が強い食品でもあるので摂取量は少なめにします。

まとめ

神経性やストレスなど特に心配のない一過性の下痢は、上記の方法で予防したり、治したり出来ますが、ウィルス感染など発熱やおう吐を伴う下痢はすぐに医者に診てもらってください。ネット検索しているより「医者」です。

普段から、自分にとって下痢になりやすい食品を知っておくことで予防することが最善策ですが、急な下痢のときは効果的に対処したり、下痢によく効く食品を摂って様子をみることですが、症状が改善しそうになければやはり「医者」に行きましょうね。

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