知らず知らずのうちに爪を噛んでいること、ありませんか?自宅でだけならいいのですが、ついつい電車の中で爪を噛んでいて、ハッと気付いて、爪なんか噛んでませんよ的なしぐさで素に戻る・・・。身に覚えのある人も多いのではありませんか?
無意識にでもついついやってしまっている、爪を噛む癖を直したいと思いますよね。爪を噛むことには意外なデメリットもあるのです。爪を噛む癖を治す方法をいくつか紹介しますので、出来そうなことだけでも取り入れてみてください。爪を噛む心理を知っておくことも大切です。
目次
爪を噛む癖の心理
誰かにかまってもらいたい、自分をもっと見てほしいという心、人に甘えたいの現れであったり、何かに対する不安や恐怖心を払しょくするために爪を噛むという行為が現れてくるようです。また、爪を噛むことで自分を落ちつけようとすることもあります。ほとんどの場合は愛情に飢えていて、誰かの愛情を得たい、もっと自分に注意を向けてほしい、不安だから助けてほしいというような心理状態が多いようです。
爪を噛むという行為は、ある意味「自傷行為」でもあるため、誰かに助けてもらいたい、自分の不安な状態を誰かに助けてもらいたいという心理が働くため、無意識に爪を噛むのです。
爪を噛む癖を直す方法は?
自分の意思の強さだけで、爪を噛む癖を直すことが出来ればいいのですが、なかなかそうはいかないのですね。無意識に爪を噛んでいることが問題なのです。ちょっと強制的な方法もありますが、爪を噛む癖を直すいくつかの方法を紹介します。
バイターストップを使う
バイターストップとはバイト=biteとは噛むこと、ストップ=stop止めることです。バイターストップという爪を噛むことを防止する抑制剤があるのです。このバイターストップを爪に塗っておくことで爪噛みを、徐々に改善していくことが出来るようです。
特殊な苦みを感じる成分が含まれていて、爪にコーティングして使います。爪を噛むクセが治るまでは、毎日重ね塗りして爪をコーティングしておきます。
爪を口に入れる代わりに・・・
口が動いていれば、爪を噛むことも少なくなります。糖分の少ない飴や、歯にいいキシリトールが含まれたガムを長時間噛むことで、少しでも爪を噛む時間を少なくしていくこともできるのです。
爪にテープを貼る
爪全体でもいいのですが爪の先部分だけにでも、絆創膏やバンドエイドのようなテープを貼っておきます。それでも、ついつい指が口の方に向かうのですが、爪を噛む感触とは全く違うため、指が口に入った途端に、また「爪を噛む癖」が出ていると気付くことが出来ます。爪を噛む癖は無意識な動作で、身にしみついた、ある意味自然な行動ですから、その「クセ」に気付くことはとても大切なことなのです。
爪を噛むことは「カラダに悪影響」を与えます
爪の間にある「菌」を口に入れていますよ!
そんなことぐらいわかっていそうですけど、無意識に爪を噛んでいるのですから困ったものです。子供の頃なら、爪の間が真っ黒になっていても、爪を噛んでいる子はいましたね。でも爪と指の間には、一見キレイな爪に見えても、見えないたくさんの菌が潜んでいます。爪を噛むことは、その菌を直接体に取り入れて何らかの病因を作ることにもなるのです。
大人が爪を噛むのはみっともないですし清潔感も無いのですが、子供にもなぜ爪を噛むのが良くないかということは、ちゃんと説明して理解させてあげるようにした方がいいですね。小さい子供は、ただ「爪を噛んじゃダメ」を連発してもなかなかやめないものです。
爪がボロボロになるだけでなく歯にも悪影響
意外に硬い爪。爪を噛み続けていると「前歯」にも影響が出てきます。前歯はもともと食べ物を噛みきるための歯ではあるのですが、硬い爪をガシガシ噛み続けることでとても脆くなってくるのです。
子供の歯や歯肉がまだまだ柔らかいため、硬い爪を噛み続けることで、前歯の位置が前へ前へと動いてくる可能性があるのです。子供に爪を噛む癖を見つけたら、すぐに爪を噛む癖を直すように諭したた方がいいのです。説明してわかってもらうことが大切ですね。
未熟な大人の印象
爪を噛むことは、体へのデメリットだけでなく、非常に子供っぽい印象を与えます。子供っぽい印象は、仕事関係の場面で「爪を噛む」と、社内だけでなく取引先のお客様にも、この人と打ち合わせしていて大丈夫なのか?という不安感を与えてしまいます。無意識にやってしまう行為ですから、しっかりと意識して止めるようにしなければなりません。
ビジネスの場面では打ち合わせなどの時、必ず手をテーブルの上に載せますから、「噛んだ爪」がそのまま相手の目にはいります。決してよい印象はありません。相手は見て見ぬふりをしているだけですから、絶対に見られているはず。不潔な印象も残してしまいますから注意したほうがいいですね。
まとめ
爪を噛む癖を直す方法は、幾つもあるのですが、大切なことは自分で、いま「爪を噛んでいる」事をはっきりと認識することが大切です。まず気付かなければ無意識な行動は、無意識なだけにずっと続いていくことになるのです。
爪を噛む癖は、心の状態も大きく関係していると思いますが、いろいろな方法を使った上で、意識的にストップさせていく強い意志も必要ですね。