足腰の痛みや病気にご利益があるのは、足腰の神様といわれる京都の護王神社です。京都御所西側の烏丸通りに面した所にあります。

症状に応じた多種類のお守りがあり、確かなご利益があるということで、スケートの高橋大輔選手も参拝に訪れています。スポーツなどで怪我をしたくない方も参拝してはいかがでしょうか。

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京都護王神社とは?

山門の巨大「お守り」

神社の境内はあまり広くはないのですが、和気清麻呂を災厄から救ったとされている「猪」にちなんで、狛犬ならぬ、狛猪が神社の入り口と本殿前に2体安置されていて、「いのしし神社」とも呼ばれています。

山門には巨大な「猪の絵馬やお守り」が飾られていることも目を引きます。京都では足腰の神様・守護神として古くから崇敬され、親しまれてもいます。

ご祭神は和気清麻呂公命

猪に救われた和気清麻呂公命ですが、平安京の建都の際に大いに奉仕したとされています。護王神社にお祀りされているのは、和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)とその姉・和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)です。

元は高雄山神護寺に祀られていたのですが、江戸時代に孝明天皇より「護王大明神」の神号が授与されたことから、神社の名前が「護王神社」となったと言われています。

京都御所に隣接していますので、御所の見学の後に訪れる参拝者も多いようです。

祭典や行事のある日に参拝する

普段はとても静かで、落ちついた雰囲気の小じんまりした神社なのです。年間20回以上も季節のお祭りごとがありますので、年末年始・初詣や節分など何か行事のあるときに参拝に行くと、賑わいのある神事の雰囲気や神秘的な境内の空気感を感じることが出来ますよ。

足腰の神様のご利益とお守り

足腰のお守りはもちろん、神社に祭られている「猪」の霊験あらたかなお守りやお札もあり、亥年生まれの方の守護神ともなっています。足腰の神様として非常に有名ではあるのですが、家内安全や商売繁盛などの一般的なご祈願も出来ますし、そのご利益もあります。
しかし、何といっても足腰の病気平癒に対するご利益が一番のようです。

足腰の守護神としてのご利益

足腰の健康、腰痛・膝の痛み、座骨神経痛、怪我など足腰に関する病気や怪我の回復にご利益があります。病気のある方だけでなく、怪我をしないように祈るスポーツ選手なども多く訪れています。

本殿に向かって右側に招魂樹という木があり、そのすぐそばに「足萎難儀回復の碑」があります。足腰の病気平癒や怪我をしないようにと訪れた参拝者は、この碑をさすったり、足の形をした石の上に足をのせたりして、そのご利益を祈願します。

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亥年生まれの守護

護王神社では、「猪」が守護のシンボルの動物になっています。
これは、下記のような古事が由来になっています。

  • 女帝・孝謙天皇の寵愛を受けていた弓削道鏡(ゆげのどうきょう)という怪僧が自らが天皇の位に就こうとしているという噂があったのです。それは宇佐八幡宮のお告げであると言われていたのですがその真相を確かめるために、孝謙天皇は勅使として清麻呂を宇佐八幡宮に向かわせました。これを知った弓削道鏡は、逆切れして刺客を送り、その道中の清麻呂の足の腱を切ってしまったのです。するとこの道中に、どこからともなく300頭もの猪が現れて、清麻呂を救ったということです。このことから、猪が護王神社のシンボルになっているのですね。
    そして、亥年生まれの守護神としても祀られているのです。

子育て、子供の成長の守護

子育明神の別名がある、和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)が祀られているため、子育てや、子供の健康・病気封じなど子供の成長に関する神様としても崇敬されています。

お守り

護王神社には何十種類ものお守りやお札が用意されています。どのお守りがいちばん「効く」などということはありませんから、自分が気になるもの一つを購入すれば良いと思います。

ちなみに、お守りには、足腰の神札・足腰の鈴お守り・足腰の根付け袋お守り・健脚お守り(緑)・水晶お守りなどがあり、700円から1000円ほどで販売されています。

通販も可能ですが、やっぱり実際に神社に出向いて参拝することがいいのではないでしょうか。

まとめ

参考

護王神社は「猪」がシンボルになっている神社で、境内には全国から寄せられたいのししグッズも多数置かれています。足腰の神様と言われていますが、この神社に祀られている和気清麻呂にゆかりのある猪のご守護を受けたい亥年生まれの方の参詣もおススメです。

京都地下鉄・烏丸線の「丸太町」か「今出川」で降りて徒歩10分ほどです。京都御所の蛤御門近くですので、場所はすぐにわかると思いますよ。

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