がごめ昆布って知っていますか?昆布は昆布でも非常に肉厚で、こんぶの表面にはまるでタイヤの溝のような凹凸がついています。籠(かご)を押しあてたような跡にも見えることが、なまってガゴメと言われているようです。非常にめずらしい昆布で主に北海道で採れます。
このガゴメ昆布が健康にとてもいい効果があるということで、今とても注目されてきています。がごめ昆布に含まれているフコイダンという成分に様々な健康効果、特に肝機能を高め、改善してくれるのです。
オススメはガゴメ昆布の根昆布水です!詳しく紹介しますね。
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がごめ昆布とフコイダン
がごめ昆布の成分
がごめ昆布は水につけておくと、とろとろ、ぬるぬるのとろみ成分が溢れるように出てきます。このとろみ成分こそが健康に良い働きをしてくれるのです。このとろみ成分のことを水溶性粘性多糖類、水溶性食物繊維と呼んでいます。
その成分は主に次の3つです。
①アルギン酸
アルギン酸はがごめ昆布に最も多く含まれている成分で、その含有率は約20%もあります。
アルギン酸は非常に消化されにくい、難消化性といわれる物質ですが、唯一、腸内細菌だけが分解することができると言われています。その際、体の中にある有害成分を包み込んで体外に排出してくれる効果があるのです。
有害成分とは、主にコレステロールです。これを包み込んで輩出してくれるのはとてもありがたい成分ですね。
②ラミナラン
アルギン酸は聞いたことがあっても、ラミナランは聞きなれない成分だと思います。
エネルギーを蓄える働きを持っていて、貯蔵多糖類と呼ばれます。昆布が成長する時期に特に多く含まれてると言われています。
ラミナランは、高血圧を抑える作用や、血液の詰まりを予防する作用(抗血栓作用)があるとされています。
③フコイダン
フコイダンは、昆布特有のぬるぬる・ねばねば成分で多糖類・水溶性食物繊維の一種です。
フコイダンの免疫力アップという健康効果特は特に注目されています。主な健康効果としては、コレステロールを排出、血圧を下げる、また体内のウィルスに作用して免疫力を上げることなどがわかっています。
がごめ昆布の肝機能改善・健康効果
がごめ昆布を食べることで、肝機能が改善することはよく知られています。
海藻、特に昆布のネバネバ成分(アルギン酸・ラミナラン・フコイダン)が肝機能改善に働いてくれるのです。
タカラバイオ(株)の研究で、がごめ昆布に含まれるフコイダンの一種である「F-フコイダン」が、肝臓の細胞を増殖するために効率的に働くということが解明されています。
がごめ昆布をどのように食べるの?
がごめ昆布は、なかなか一般のスーパーなどで売られていることは少ないです。私は見たことがありません。自然食品店や百貨店の健康食品売り場には置いてあると思いますが、ネット通販でももちろん購入できると思います。
さて、がごめ昆布の食べ方ですが、がごめ昆布の根昆布水がおすすめです!
がごめ昆布の根昆布を買ってきます。根昆布はがごめ昆布の「根元」だけをカットして袋詰めにして売られています。このがごめ昆布の根昆布をコップ一杯の水に一晩つけておきます。冷蔵庫に入れておいた方がいいですよ。そして翌朝、出来上がった根昆布水を飲むのです。これだけです。飲んだ後の根昆布は捨てないで、細く刻むなどして料理に使ってくださいね。
根昆布水は、体にとてもいいのですが、めっちゃ飲みにくいです。一晩置くだけでヌルヌルの根昆布水が出来上がるのですが、あまりにもすごいヌルヌル・ネバネバが気持ち悪くて飲みにくいという方もいると思います。私は飲みなれていますが、味も美味しくないし、いまだに気持ち悪さはなくなりません。まぁ、健康のためと思って一気に飲みますけどね。
↓この写真の昆布は普通のコンブでガゴメ昆布ではありませんが、「根昆布」とは、赤丸の中のこの部分だけのことです。乾燥昆布の状態で、ちょうど銀杏の葉のような形の根昆布が袋詰めで売られていることが多いですよ。
意外と高価なガゴメ昆布
海藻類を意識的に摂っているならば、あえてガゴメ昆布を食べることはしなくてもよいかもしれません。モズクやメカブ、わかめなどにもフコイダンは含まれていますが、ガゴメ昆布のネバネバ成分の中には特に多くのフコイダンが含まれているために注目されているのですね。結構高額な食材ですけど、自然食材で安心ですから、一度気持ち悪い根昆布水を試してみてもいいかもしれませんよ。あまり採れない昆布ですから、容量や販売店にもよりますが、200g前後で2000円位はしますよ。高っ^^;