白髪対策や白髪予防に効果があるツボが、頭や手にあることを知っていましたか?
抜け毛に予防や、頭痛の解消などであれば頭にツボがあることをきいたことがある方も多いと思います。最も有名な頭のツボは「百会(ひゃくえ)」です。百会は頭痛や疲れ目の解消、自律神経を整える、不眠症の改善、抜け毛の防止など、万能のツボといわれています。ただ、百会を押すことでも白髪対策にも効果があるのですが、白髪予防や改善に特化した効果的なツボもちゃんとあるのです。
その一つが「防老(ぼうろう)」のツボです
目次
「百会(ひゃくえ)」のツボ
まずは誰もが一度は聞いたことのある「百会」のツボです。
百会は、様々な健康効果があるツボとして知られていますが、その意味は百ほどもあるたくさんの経絡が一点で交わるということで、万能のツボと言われています。
頭皮の血流が良くなり、脳の活性化にも効果があると言われています。刺激することで、白髪予防をはじめ抜け毛や薄毛の予防という「髪」に関する効能のほか、自律神経を整えるツボでもあるのです。
百会の位置
百会は、両耳の頂点からまっすぐ頭頂に向かった線と、顔の正中線からまっすぐ上に向かった線が交わる位置にあります。
百会の押し方
余り強く押さないで、両手の中指か親指で、ちょうど気もちいいと感じるくらいの強さで、ぐーっ、ぐーっと約一分ほど押します。
側頭筋のマッサージ
百会だけでなく、頭部にあるツボを刺激することと合わせて、側頭筋のマッサージをすることでより頭皮の血流が良くなってきます。
耳の上側に側頭筋があるのですが、人は起き上がっている状態ではどうしても微妙に側頭筋が下へ下へと下がってきます。
してこの部分が懲り固まってしまうのです。
側頭筋が下へ下がってしまうということは、つまり、頭頂部あたりの筋膜が下方向に引っ張られ、頭頂部あたりの頭皮は薄く硬くなってしまう傾向にあるのです。
頭皮が硬く薄くなることで、髪は生育しにくい環境になってしまいます。
そこで、側頭筋を緩めて、頭頂部の頭皮の緊張状態を取り除く必要があります。
側頭筋のマッサージは、両耳の上に手のひらをあてて、軽く押し回しながら頭皮を上方向(頭頂部方向)に揉みあげるようにします。
頭皮の血行が良くなってきますから、ツボ押しとともにマッサージしてみてください。
「防老(ぼうろう)」のツボ
「防老」のツボは刺激することで、白髪を減らすツボで、薄毛・抜け毛予防のツボでもありますが、知らない人も多いのではないでしょうか。
防老のツボの位置は、百会の位置から指一本分後ろ側です。上の図を参考にしてくださいね。
頭皮の血流が良くなり、肩の周りの血液の滞りも解消してくれるため、肩こりにもよいツボです。
「風池(ふうち)」のツボ
白髪予防や育毛に効果のある」ツボです。
位置が少しわかりにくいですが、図を参考にしてください。
後頭部の首筋の上あたりに、ボコッと出っ張った後頭骨があります。
その後頭骨のすぐ下のくぼみから左右に指2本くらいの位置にあります。後頭部の髪の生え際よりやや上側の位置です。
風池の押し方
両手の親指で、斜め上に向かって押し上げるようにします。3秒ぐ~っと押したら3秒休みます。これを10回ほど繰り返します。
眼精疲労や肩こりの解消にも効果があります。
「腎穴(じんけつ)」のツボ
手の小指にあるツボです。
手の内側の小指の第一関節の中央部にあります。
わかりやすいと思いますが、下の図を参考にしていただければと思います。
腎穴の押し方
この部分を親指と人差し指で挟むようにして、親指でやや強めに押すようにして小さな円を描くように回し揉みします。
白髪の予防とともに髪につやが出てきます。また、腎穴のツボはホルモンバランスを整えて抜け毛予防の効果も期待できます。
ツボ押しを効果的にするために
参考記事:白ごま油うがい効果で白髪が黒髪に!
白髪予防にはここで紹介したツボをぜひ、気づいたらいつでも押すようにしてみてください。
ツボそのものは、頭だけではなく、体の多くの場所に存在しますが、白髪や抜け毛予防など、髪に関する悩みを解決したい場合は、「髪に関するツボ」だけを押した方が良いとされています。あまりあちこちのツボを押すのではなく症状改善にあったツボだけを押すことがいいようです。