アディポネクチンを増やす食品はメタボ解消効果バツグン！

長寿ホルモンとして注目されているのが「アディポネクチン」という成分です。特にメタボ解消やダイエットにいいということで話題になっています。しかしアディポネクチンが含まれている「食べ物」はないのですが、アディポネクチンを体内に増やすために有効な食品はいくつもあります。
長寿ホルモンともいわれるアディポネクチンを増やす食品や、アディポネクチンはメタボ解消のためにどのように体内で働くのかを詳しく紹介します。

1 アディポネクチンとは
- 1.1 善玉ホルモンの一種
- 1.2 血管の修復作用をしてくれる！
2 アディポネクチンの効果効能
3 アディポネクチンを増やす食品
4 まとめ

アディポネクチンとは

善玉ホルモンの一種

アディポネクチンとは善玉ホルモンの一種です。血液中の脂肪細胞の中に含まれていて、それが血液中に分泌されることで、いわゆる長寿ホルモンの働きをします。アディポネクチンは様々な生活習慣病にも役立つとされ研究が進められている段階でもあります。

血管の修復作用をしてくれる！

アディポネクチンは主に血液中に存在するため、傷ついた血管があるとその部分に集まって血管を修復してくれる働きがあるのです。めっちゃ優れもののホルモンです。

アディポネクチンの効果効能

動脈硬化の予防

アディポネクチンには血管拡張作用があることから、動脈硬化予防に大いに役立つのです。とはいうものの、好き放題の食事をして、血管内に脂肪・コレステロールを溜め込んで、血液が流れにくくなっているとすれば、日常の食事が原因になっていることをまずは忘れないようにしたいものです。

こんな状態ではいくらアディポネクチンを増やすことができたとしても、血管は弾力性もなく硬くなっていることもありますから、まずは食習慣を見直すことはとても大切ですね。

メタボリックシンドロームの改善効果

アディポネクチンは特にエネルギーの代謝には不可欠な物質で、脂肪を燃焼したり血管を拡張する働きがあり、高血圧の予防やメタボ予防・改善効果が期待できます。メタボリックシンドロームを改善するためには、アディポネクチンを増加させるとよいということもわかってきています。

アディポネクチンは脂肪細胞の中に含まれているのですが、一つ一つの脂肪細胞が食事の影響などで肥大化してしまうと、その分泌量が減ってしまいます。メタボ解消のためには、脂肪細胞を小さく保つ必要があるのです。

食事を制限することもなく、脂質の多い食品ばかりを摂取していると、当然、脂肪細胞は膨張しますよね。膨張した脂肪細胞からは、ますますアディポネクチンが分泌されにくくなります。

高血圧の改善効果

アディポネクチンの血管拡張作用によって、血行が良くなることで高血圧の予防・改善に効果があります。「アディポネクチン」そのものが血圧をコントロールする力があるのかどうかはまだ研究段階で、はっきりとした因果関係はわかっていないのですが、高血圧の人のアディポネクチンの量を測ると、正常血圧の人と比べるとかなり少ないという事実はあるようです。

美肌効果

アディポネクチンは血流を良くするために、全身に栄養分がくまなく巡っていきますから、血行がよくなり、末端の冷えも改善されます。更にアディポネクチンはヒアルロン酸の分泌を促すため肌をきれいに保つ効果があります。

アディポネクチンを増やす食品

アディポネクチンは食品そのものに含まれているということはありません。脂肪細胞内で作られていく成分ですから、それを促進する食べ物を摂ることでアディポネクチンを増やすことができます。その食べ物とは・・・

豆腐

大豆を加工した食品には、β-コングリシニンという物質が含まれています。
β-コングリシニンはタンパク質の一種なのですが、β-コングリシニンそれ自体にも内臓脂肪を減少させる作用がある、つまりメタボ改善効果があることは臨床試験でも立証されています。このβ-コングリシニンこそがアディポネクチンの分泌量を増やす働きをします。

豆腐の栄養のことなんて、植物性蛋白質が多い。くらいにし考えていませんでしたけど、ニッポンの豆腐って、まさに世界的な健康食品の代表なのです。
ちなみに「納豆」は大豆そのものなので、β-コングリシニンが多いのかというとそうでもなく、やはり豆腐のほうが全然その量は多いようです。