食べ物が消化されるまでに何時間かかるか知っていますか?もちろん食べた物や体調・体質によっても変わってきますが、胃で消化される時間としては3~4時間ほどです。食べ物が胃で消化され、小腸で栄養分が吸収されます。さらに食べカスが大腸に送られて便となって排出されます。食べ物が消化されてから排出されるまでの時間であればさらに長くなりますね。

また、食べ物によって消化時間はかなり違ってきます。食べ物は何時間で消化されるのか、また、消化時間のはやい食べ物は何か詳しく紹介します。体調の良くない時、下痢などでお腹を壊しているときなどは消化時間の短い食べ物を知っていれば体に負担をかけませんね。参考にしていただければと思います。

スポンサーリンク

食べ物は何時間で消化されるの?

食べ物がいで消化される時間

食べ物は食道を通って、胃に運ばれ、胃で消化活動が行われます。だいたい平均すると3~4時間ですが、この時間は食べ物によっては2~8時間と大きく違ってきます。

胃にできるだけ負担をかけずに消化されるためには、食べるときによく噛んで、食べ物と唾液を混ぜ合わせることが必要なのです。唾液に含まれる消化酵素をしっかりと混ぜ合わせることが大切なのです。
ほとんどの親は子供に「よく噛んで食べなさい」というのはこのような理由があるからなのです。こどもには、なぜ良く噛んで食べることが必要かを、わかりやすく説明してあげることです。子供はよく理解したら、ちゃんと「よく噛んで食べる」ようになりますよ。

食べ物が小腸・大腸に滞在する時間は?

小腸で栄養吸収が行われるのは約7~8時間、さらに10~20時間ほどかけて大腸を通って排泄されるのです。意外に時間がかかっていると思いませんか?

食べたときから排出されるまでは何時間かかる?

食べ物が口から入って排出されるまでの時間は、24~72時間にもなるのです。
食べた物や体調によってはなんと、100時間以上かかることもあると言われています。
消化に時間がかかる肉類や魚などのたんぱく質、バターなどの脂肪分を多く摂取していれば、食べ物が体内に留まっている時間が長くなるのです。
天ぷら料理ももちろん消化には時間がかかり、胃に滞在している時間だけで4時間もかかります。

スポンサーリンク

消化が良く、胃での消化時間の早い食べ物は何?

風邪などで体調をくずしたり、お腹の調子が悪いときは消化の良い食べ物を摂ることが大事だと言われますね。
以下、それぞれの食材100gあたりの胃での消化時間の目安です。

  • 半熟卵:最も消化が良いと言われています。それでも胃に滞在している時間は約1時間半分。
  • 生卵:約2時間
  • 卵焼き:2時間15分
  • ゆで卵:同じ卵でも、ゆで卵は消化に悪い食べ物の代表のように言われていますね。ゆで卵(100g)で約3時間もかかります。卵黄が固まっているため消化に時間がかかるのです。
  • おかゆ(白米かゆ)と麦ごはん(100g):約1時間40分。
  • 牛乳(100g):意外かもしれませんが、約2時間も胃に滞在しています。水分なのに結構な時間委に留まっているのですよ。
  • うどん(100g):消化に良いことで代表的な食べ物ですね。約2時間40分。
  • 白米のごはん(100g):135分。
  • 牛肉や豚肉などの肉料理(100g):2時間半~3時間半。
  • バター:最も消化に時間がかかる食べ物の代表です。約50gのバターでは、胃での消化に約12時間もかかります。

まとめ

食べ物は、かなりの時間をかけて消化吸収されるのです。胃に負担をかけない消化の良い食事はとても大切なのです。胃に負担が大きい食べ物ばかり食べていると、胃は疲れて、消化状態も良くありません。そのため便秘や下痢といった症状になることもあるのです。体調が悪いときには、肉類や脂肪の多い食べ物は控えて、消化時間の早い食べ物を選ぶことはとても大切なのです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

▼こちらの記事も読まれています