ぶら下がり健康器って、いまから40ほども前に、めちゃくちゃ流行った健康器具なんです。単純に鉄棒に数十秒ぶら下がるだけで、偏った姿勢による筋肉の引き伸ばしによって自然な体の状態を保てるということで、超らくちん健康器具としてもてはやされたんですね。
こんな単純な健康器具がいつの間にか、世間から消えてしまったのはとてももったいないことだと私は思っています。だからと言ってこのサイトで購入を進めるわけではありません。参考までにヤフオクでは多種類の新品ぶら下がり健康器が超格安で販売されています。
私はぶら下がり健康器を持っていませんが、もっと簡単な方法で、腰や体を伸ばしていますので、そのやり方も紹介します。
目次
ぶら下がり健康器の効果と効果的な使い方
筋肉を伸長し、体を自然な姿勢にもどす
人間の体は常に重力によって、下へ下へと重みが加わって、筋肉の緊張や、背骨、腰骨への負担がかかっています。ぶら下がり健康器にほんの短時間ぶら下がることで背骨をまっすぐに伸ばし、収縮した筋肉を伸ばすことができるのです。
特に座り仕事をしている人は、多くの方は姿勢が前のめりになっていて、腰が曲がっています。パソコンを前に作業をしていると、背筋は曲がり、机に肘をついていたりすると背骨にゆがみさえ生じるのです。ですから、1時間ほどの作業の後は必ず約1分ほど「ぶら下がる」ことが大切なのです。
ぶら下がり時間は1分ですが、これがキツイ!
ぶら下がり健康器にぶら下がっている時間は1~2分で効果は得られるようですが、最初から、1分もぶら下がっていられる人はあまりいないと思います。意外や意外、めっちゃキツイのです。全体重が両腕にかかりますし、握力もなかなか続かないといわれています。
しかし、私がやっているけっこう楽ちんなやり方があります。参考にしてみてください。
ぶら下がり健康器の効果的な使い方
1分から2分くらいのぶら下がりが、体の姿勢を取り戻したり、筋肉を伸ばしたりするのに効果的な時間であると言われていますが、はじめてぶら下がり健康器を使う人は30秒も持たないでしょう。それほどぶら下がっていることはキツイ運動なのです。
ぶら下がり健康器を持っているのなら、手を伸ばしてバーをつかんだ状態で、やや膝を曲げて、つま先が床についている状態がいいのです。この状態であれば、腕や手に全体重がかかることもなく、ある程度の時間ぶら下がっている状態をキープできます。
このような使い方でもいいのですが、この状態に慣れてきたら本格的に30秒ほどぶら~んとブラさっがてみるといいと思います。
わたしはぶら下がり健康器を持っていません。でも!
ドア枠にぶらさがる!
ぶら下がり健康器を買おう買おうと思いつつ、購入していません。しかし家のある部分に指を掛けてぶら下がっています。
どこだと思います?部屋のドアの上の部分です。ドア枠の上の部分に指をひっかけて体重を重力に任せるのです。これならだれでもできるはずです。
ドア枠に指をかけてぶら下がるのですが、もちろん完全にぶら下がるわけではありません。
ドア枠に指4本を掛け、少し膝を曲げて足先は床についたままです。この状態なら完全にぶら下がる時のようなしんどさがなく、ぶら下がる体重を、床についている足の加減で調整できるのです。
これで30~60秒ほど体重を重力にまかせて、「半ぶら下がり」をやっています。
ドア枠にぶら下がるといっても、全体重がドア枠にかかるわけではありませんので、ドア枠が壊れたり傷んだりすることもないですよ。
私はぎっくり腰に効果がありました
気を付けてはいても、なにか重い荷物を持ち上げたときや、なにげない動作の時に腰を痛めることがあります。いわゆる軽いぎっくり腰でしょう。
そのような時は、腰を反ったり、伸ばしたりすることが大切なようです。私の場合は上に書いたように、ドア枠に30秒ほどぶら下がるのです。腰を痛めたときはこれを一日に4~5回やっています。かなり楽になりますから、効果あると思っています。
つい先日、TBSの報道番組にさんまさんが出演していて、インタビューの中で面白いことを言っていました。
明石家さんまさんも
仕事でこれから出かけなければならない時に、何気ない動作でぎっくり腰になってしまい、その時さんまさんは、腰の痛みにも関わらず、ギクッとなった状態で、エイッとおもいっきり体を後ろにそらしたそうです。めっちゃ痛かったようですが、そのまま、すぐに腰の痛みは解消したそうです。
さんまさんは後日医者に診てもらったそうですが、彼がとった行動、つまり体をそらすことは腰痛にはとても効き目があると医者も言っていたといいます。
体をそらすことで腰痛を解消するマッケンジー体操という動きも有名で、この体操を取り入れた、お笑い芸人ダチョウ倶楽部の肥後さんも、マッケンジーの体操を取り入れて腰痛を改善したことが本になっていますね。
洗面の後にもぶら下がり効果
顔を洗ったり、洗面台で髪を洗ったりすると、ある程度の時間腰を曲げた状態が続きますよね。洗を洗い終わる頃には、ちょっと腰がだるくなっていることがよくあります。
また、若干前かがみで、洗面台や台所の掃除をしたあとも、やや腰に痛みがあるようなないような状態になることがあります。このような場合も即、ドア枠に30秒ほどぶら下がります。私の場合は、ぶら下がった後は腰の痛みは、ほぼほぼなくなるのです。
スペースに余裕があれば購入も
ぶら下がり健康器、本当は買いたいのですが、あまりモノを増やしたくないですし、ドア枠で十分間に合っています。もしスペースに余裕があれば、値段も4000円位からありますので購入してみてもいいかもしれません。ぶら下がり健康器を買う場合は、ぶらさがった状態で足先が床にく程度の高さに調整できるものがいいとおもいますよ。
ぶら下がり健康器を買っても、長続きしない場合が多いことも覚悟しておいた方がいいですよ。その場合は、ぶら下がり健康器はすぐに部屋干しラックに早変わりしますw