にんじんりんごジュースが体を快調にしてくれます。どんな組み合わせでも悪くはなさそうですが、人参とりんごの組み合わせが体の免疫力を上げ、活性酸素を取り除くということが医学的にもわかってきているようです。
人参は「緑黄色野菜の王様」と呼ばれるほど栄養価が高く、りんごは「1日にりんご1個で医者いらず」といわれるほど健康効果のある果物です。
どちらも栄養価がとても高い食品です。にんじんりんごジュースの効果効能と作り方について詳しく紹介しますのでぜひ参考にして作ってみて下さい!ほんとにホントニめっちゃ美味しいですよ!!実感です!
目次
「にんじん」と「りんご」の組合せがよい理由は?
にんじんりんごジュースは日本だけではなく世界中で飲まれている健康ジュースなのです。
栄養素がなんと約130種類も含まれたジュースです!
人参とりんごの栄養素を合わせると、ビタミンが約30種類、ミネラルが約100種類も含まれています。
こんなにたくさんの栄養素が必要なのかと思われるかもしれませんね。本来人間は必要量だけの食べ物を取っていれば、健康で長生きできるはずなのですが、現代では必要以上の食品を摂り、間食、夜食も摂り、過食と言っても良い状態にあります。
精製した食品の過剰摂取
現代の食材では「白い食品」が多いことはご存じだと思います。「白い食品」とは、精製された、大切な栄養分を削ぎ落してしまった状態の食品です。
例えば、サトウキビの栄養分をかなりの割合でカットしてし精製した白砂糖や、栄養素が凝縮された「胚芽」部分を取り除いてしまった小麦やお米、またこれらを元に作られた「白いパン」などがそうです。
これだけの大切な栄養分を取り除いてしまった食品を過剰摂取し、それをエネルギーに変えていくためには、様々なビタミン・ミネラル等の栄養素が多量に必要になってくるのです。
参考:「玄米は完全栄養食品」
にんじんりんごジュースは「活性酸素」を除去してくれる!
人参とりんごには、活性酸素を除去してくれるファイトケミカル(ポリフェノールの一種)が非常に多く含まれています。活性酸素は、細胞を老化させてしまいます。わかりやすく言うと体をサビつかせ、細胞膜や肌質が悪くなってしまうのです。
また、人参・りんごに多く含まれているビタミンC、ビタミンEも抗酸化作用が強く、βカロテンの含有量も非常に多いので活性酸素を除去する働きは非常に大きいといえます。もちろん免疫力アップに大いに役立ってくれます!
にんじんりんごジュースの効果効能
デトックス効果
人参に多量に含まれているファイトケミカルは解毒作用があり、体内の老廃物を排出してくれるデトックス効果が期待できます。食物繊維も残さず摂取する場合は、腸に適度な刺激を与えて便秘解消にもつながります。
体を温める効果
りんごも人参も「陽性」の食品であるため、体を温める作用があります。人参などの根菜は陽性食品に分類されていて体を温めることは良く知られていますね。特に人参は、漢方の処方では造血作用があるとされ、貧血を改善して、体を温めてくれます。
βカロテンの効能
βカロテンは体内で、必要量に応じてビタミンAに変換され、免疫力を高めるだけでなく、体の粘膜の状態を正常に保つ働きがあります。美肌・保湿効果もありますし、βカロテンの抗酸化作用は肌のしみやシワの予防にもなります。
にんじんりんごジュースの作り方
ミキサーで作って、食物繊維も全部摂ってももちろん良いのですが、「にんじんりんごジュース」の場合はジューサーで作って、飲みやすく、ビタミン・ミネラルの吸収を早くした方がいいかもしれません。
ジューサーで作ると食物繊維の量は少なくなってしまいますが、他の食事で補うようにして下さい。
↓にんじんとりんごの組合せは免疫力を高める効果がバツグンです!
にんじんとりんごを準備
にんじんもりんごも、出来れば、無農薬で育てたものが最適です。せっかくビタミン・ミネラルをたっぷり摂取するのですから、出来るだけ有機・無農薬栽培のものをさがしてみてください。
皮をむくかむかないか
人参もりんごも皮・もしくは皮に近い辺りに多くの栄養素が含まれています。このことからも無農薬・有機栽培の食材の方がいいとは思います。皮をむくにしてもかなり薄くむいておいた方がいいですね。
人参とりんごの栄養や効果効能につきましては、「人参の栄養」、「りんごの栄養は皮にある」もぜひご参照ください。
カットした材料をジューサーへ
人参とりんごを別々にジューサーで果汁を搾って出来上がりです。この時、残ったものは搾りカスのようですが、食物繊維のかたまりです。捨てないで、一工夫して料理に使うようにしましょう。りんごの搾りカスは、ヨーグルトやスムージーに利用してもいいですね。
ニンジンに含まれるアスコルビナーゼ
人参には、アスコルビナーゼという酵素が含まれていて、ビタミンCを破壊するといわれていますが、この作用を抑えるには、レモン汁やお酢のクエン酸が良いとされています。出来上がった人参りんごジュースにレモン汁を数滴垂らしておくと良いでしょう。
まとめ
↓パックジュースは加熱されていることが多く、栄養素は「生ジュース」に比べて少ないことがほとんどです
にんじんとりんごの「いいとこどり」ジュースは、毎日とはいかないまでも、週に3~4回はぜひ試してみたいものです。
欧米の病院では免疫力を高めるために「にんじんりんごジュース」を患者さんに飲んでもらい、効果を上げているようです。いつでも手に入る食材ですし、作り方も簡単ですから、ある程度続けることで、体も好変化を見せるはずですね。