マヌカハニーの効果を表示する規格には主に「UMF」と「MGO」があります。実は効能を示す基準はいくつもあるのですが、この「UMF」と「MGO」の2つがマヌカハニーの効果を表す主な基準と言っていいのです。

マヌカハニーのUMFとはなにか、UMFとMGOの違いは?、効果効能と選び方などについて詳しく紹介します。

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マヌカハニーUMFとは?

マヌカハニーのUMFとは、Unique Manuka Factor(ユニーク・マヌカ・ファクター)の略で、マヌカハニーの効果効能を表す指標の一つです。

ニュージーランド特定の地域で採取されるマヌカハニー

日本でも昔から蜂蜜にはそれ自体に抗菌作用があることがわかっていましたが、ニュージーランドでも一般的な蜂蜜については抗菌作用や、治癒効力があることは知られていたようです。

その中でも特定の地域の植物から採取できる蜂蜜には、より高い抗菌効果や治癒効力があることが認められていました。

特定の地域のひとつである、ニュージーランド北東の端にあるイーストケープという地域のマヌカという樹木の花から採取されたものが効能が高いことがわかり、また、ニュージーランドの原住民マオリ族が伝統的に「薬」として用いていたこともわかってきたのです。

UMF基準

マヌカの樹木から採取される蜂蜜・マヌカハニーであっても、このような効力のないものもあるため、UMFという基準を設けて区別しています。

ニュージーランドで採取されるこの特殊な効力のある蜂蜜は、マヌカハニー独自の特徴であるとしてUMF(Unique Manuka Factor:ユニーク・マヌカ・ファクター)と呼ばれるようになったのです。

マヌカハニーの効果効能は数値で表示され、数値が高いほど効果効能が大きいというわけです。

アクティブマヌカハニー・UMFマヌカハニー

このように特殊なUMF基準を満たす、効力のあるマヌカハニーは「アクティブマヌカハニー」や「UMFマヌカハニー」として区別されています。

ニュージーランドでは蜂蜜の選定に非常に厳しい基準が設けられており、UMFハニー協会という審査機関によって厳しい審査基準に合格したした製品のみに与えられている名称が「アクティブマヌカハニー」、「UMFマヌカハニー」なのです。

UMFの数値の見方

UMFの数値は、4種類あり、UMF10+、UMF15+、UMF20+、UMF25+のように表示されます。

これらの値はマヌカハニーの抗菌成分の濃度を表しており、フェノール溶液(殺菌剤)の濃度と比較して、それと同じ効果を表しています。ちょっとわかりにくいですねが、例えばフェノール溶液10%と同じ効力(殺菌力)のマヌカハニーは「UMF10+」という表示になります。

ちなみにフェノール溶液というのは、一言で言ってしまえば「殺菌剤」のことです。必ずしも菌や汚染物質を除去する能力があるとはいえないのですが、殺菌作用はあるというものです。

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マヌカハニーUMFとMGOの違い

マヌカハニーのMGOについては「マヌカハニーのMGO」で詳しく説明しましたのでぜひご参照ください。

UMFとMGO

  • UMFは、上記で説明させていただいたように、マヌカハニー1kg中に含まれる抗菌効果を、フェノール溶液の濃度に換算した数値で殺菌効果を表示したものです。
  • MGOは、マヌカハニー1kgに含まれるメチルグリオキサール(MGO)という抗菌物質の量を数値で表示したものです。MGO100+という表示は、1kgに含まれるメチルグリオキサールが100mg含まれていることを示しています。

このような表記の違いは何かというと、商標登録が関係しています。
マヌカハニーの効果を表す「MGO」は、マヌカヘルス社が商標登録をしているため、他のメーカーはこの「MGO」という表示を使えないのです。

このような理由で、マヌカヘルス社だけが「MGO」という単位を使用でき、他のメーカーはUMFハニー協会が規定している「UMF」という単位を使用しています。

基準を統一しないと効果がわかりにくいのでは?

殺菌効果・効力のあるマヌカハニーが2つの基準で表されていると、消費者としてはマヌカハニーを選ぶときに、どちらのほうが効果が高いのか、非常にわかりにくいですよね

同じ効果基準で比較するとほぼ下記のようになります。

  • UMF10+ ≒ MGO100+ (≒の記号は「約イコール」です)
    UMF20+ ≒ MGO400+
    UMF25+ ≒ MGO550+

どちらの単位も、数値が大きくなるにつれて効果は高くなりますが、蜂蜜の採取量も少なく貴重なものですから値段もそれなりに高価になりますね。

今田耕司さん愛用のマヌカハニー

以前、お笑いタレントの今田耕司さんが出演されていたテレビ番組『中居正広のミになる図書館』で、吉本の小藪さんに勧められてマヌカハニーを食べるようになったと話されていました。今田さんはMGO400+、お値段約1万円のマヌカハニーを愛用しているとのこと。

しかし、出演中の医師の話では、『今田さんの健康状態であれば、MGO100+のもので十分です』、『胃にピロリ菌がいることがわかっていたり、免疫力が低い人の場合はMGO400+はおすすめです』とのことでした。

誰でも効果が高いものがいいと思うでしょうが、試すならMGO100+、もしくはUMF10+からはじめてみたほうがいいかもしれません。

まとめ

マヌカハニーの殺菌効果基準である「UMF」も「MGO」もメーカーによる効能の表示方法の違いだけであるということです。

参考記事

日本ではここ数年で急激に人気が高まったマヌカハニーですが、専門店でも様々な商品をおいていたり、たった一種類しか置いていないお店もあます。

消費者としてはお店のおすすめのままに購入してしまいそうですが、少しでも知識があると、突っ込んで説明を聞くこともできると思います。ネットで購入することももちろんできますが、百貨店の健康食品売り場や専門店の担当者のお話も聞いてみてもいいかもしれませんよ。

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