特に理由もないのに夜眠れないことがありますね。翌日の予定を思い浮かべるとパッチリ目がさえて眠れない、考えないようにしても無意識にぐるぐる頭にイメージが浮かんで空想の会話を続けてしまっている・・・こんなこともありますよね。
また、今夜も寝付けないかもしれないと思うとますます眠れなくなるものです。ベッドに入ってスグ寝つける方法を紹介します。きっと使えそうだと思う方法があると思います。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
寝たい時に寝る方法
明日早いからすぐに寝付きたい!と思うほど眠れなくなりますよね。すぐに寝たいのに眠れないのは、辛いものです。体を休めることが出来ないだけでなく、精神的にも不安定な状態になり、栄養の吸収状態や新陳代謝までもが悪くなってしまいます。
なぜ眠れなくなるのか
眠りは自立神経である交感神経と副交感神経が支配しているのですが、この副交感神経が優位になった状態のときに眠気が起きてくるのです。眠れないのは交感神経が優位にあるため、その逆の状態になるように体や気持ちを導くようにするといいのです。
副交感神経は、体を休息の状態、リラックスした状態に導いて、神経や体の疲れを回復させる働きをしてくれます。
眠れない時は具体的にはどうする?
- 早寝早起き
わかってはいるけど、これがなかなかできないんですよね。でも思い切って、徐々にこのような生活スタイルに変えていくことが必要です。一日づつ、昨日よりも少しだけ早く床に就くようにします。そして次の日も同じようにして徐々に寝る時間を早くしていくことです。仕事や生活スタイルによっては、急に就寝時間を変えるのはなかなか厳しいですが、10分でも20分でも早めに寝ると決めて、まずはやってみましょう。現代人には難しいですが、「人間」には、日の出とともに起き、日が沈んだら寝るという本来の睡眠・生活のリズムがあるのですね。できるだけそれに近づけたほうがいいのです。 - ぬるめのお風呂に入るとぐっすり眠れます!
寝る1時間くらい前に、38~40℃くらいのぬるめのお風呂に浸かってリラックスすることです。体がゆったりすると、副交感神経が優位になり、就寝時の寝つきがとてもよくなるだけでなく深く熟睡できるようになります。リラックスするためだからといって長い時間湯船につかっているとかえって逆効果。交感神経が優位になってしまいます。お湯に2~3回浸かるだけで副交感神経が優位になりますよ。
- 軽い運動をする
激しい運動ではなく、ウォーキングや軽いジョギング、ラジオ体操、友達同士で話をしながらの散歩でもいいのです。自転車で町を散策するのもとてもいいです。
無理をしない範囲で続けられるかどうかがポイントですから、出来る範囲からはじめてみましょう。
- 食事の摂り方
毎日ある程度決まった時間帯に食事を摂ることで、体に生活リズムを刻むことが出来ます。体が眠りの時間を覚えるようになればしめたものです。
食事は、1日3食しっかり摂ります。食事時間も長くとって、ゆったりと食べた方がいいのは言うまでもありません。
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不眠症に効果的な食べ物があります!
ビタミンB1が効く!
神経が興奮している状態を抑えたり、精神の不安定さを解消するのは、実はビタミンB1なのです。このビタミンB1が含まれている食品を、夕食や、寝る少し前に摂っておくことが有効です。
ビタミンB1は、豚ヒレ肉、生ハム、焼豚、うなぎのかば焼、ベーコン、グリンピース、焼きのり、きなこなどに特に多く含まれています。
インスタントラーメンにも意外と多くのビタミンB1が含まれていますが、寝る前に食べるのは控えたほうがよさそうです。お腹がいっぱいになって眠くなるという効果を期待すると太りますよ。
タマネギの臭いが眠りを誘う
ではビタミンB1を効率的に体に吸収させるためにはどうするかですね。
硫化アリルというたまねぎの薬効がビタミンB1を吸収しやすくしてくれます。
硫化アリルは玉ねぎを切った時のあの臭いの成分ですが、この臭いに鎮静作用があるのです。
玉ねぎは生で食べることがよいですから、ビタミンB1を多く含む生ハムと生玉ねぎにドレッシングをかけて食べるのはとても効率的です。サーモンと玉ねぎも合いますよ!
参考:玉ねぎの栄養
クコの実
クコの実なんてあまり見かけないかもしれませんが、スーパーでも置いてあるところもありますし、自然食品やドラッグストアにもあります。
クコは滋養強壮の薬としても知られているのですが、体の疲れを回復させる作用もあります。クコを摂取することで、ゆったりとした気分で寝つくことが出来ます。
↓クコの実のオートミール(赤い実がクコの実です)
レバーと牛乳のビタミンB12
ビタミンB12は水溶性のビタミンでレバー、肉類、魚、牛乳などから摂取する必要があります。残念ながら野菜や果物にはほとんど含まれていないのです。
ビタミンB12は、末梢神経に作用するビタミンと言われ、自立神経にも影響し、神経を正常化することが分かってきています。
普段からいつでも手軽に摂取するなら、牛乳が最適かもしれません。
まとめ
日常のちょっとした、いくつかの事に気を配るだけでも、眠りやすくなりますし、睡眠の質も良いものになってきます。急に全部やることは難しいですから、出来そうなものだけでも取り入れてください。
不安なことや、考え事で眠れないときでも、ゆったりとお風呂に入ってから1時間後位に寝床につくと自然な眠りに誘われますよ。