竹を高温で焼き上げて、竹炭の状態にし、さらにパウダー状にすることで食用にも用いられている竹炭パウダー。竹炭パウダーを食べることで便秘解消などのデトックス効果が期待できます。また、竹炭パウダーは、ケーキなどの洋菓子、パン、クッキー、パスタなどの食材に練りこまれて製造され、最近では女性だけでなく男性にも「竹炭」ファンが急増しています。
ちなみに、竹炭自体は小さな形でシンプルに加工されて、マイナスイオンを発し、癒し効果があるとされる「竹炭ペンダント」としても人気があります。私自身、竹炭ペンダントを持っていますが、マイナスイオンや癒しの効果は、なかなか実感できるものではないのですが、自然物を身に着けているという柔らかいほっとするようなやわらか~い感じはあります。と言っても微妙ですね^^
目次
竹炭と竹炭パウダー
竹炭と利用法
竹炭は、竹の中でも孟宗竹という種類の竹を約1000℃近い高温で焼き、炭化します。出来上がった竹炭は食用ではなく、炊飯器に入れてご飯を炊くと不純物が取り除かれ、ふっくらと美味しいご飯が炊けます。飲料用にポットなどに入れておくだけで浄水効果とミネラル分の多い「おいしい水」を作ることができます。
また、竹炭は部屋に置いておくだけでも消臭効果があります。枕や敷きパッドなど、寝具にも利用されています。竹炭は消臭だけでなく湿度を調節する働きもあるため、寝具に使うことで心地よい眠ることができます。
竹炭パウダーとはどのようなもの?
竹炭パウダーのもとになる炭化した竹を微細な粉末状に加工したものが竹炭パウダーです。食品というよりも食品添加物という位置づけで認可されているものです。食品添加物と言っても、自然の「孟宗竹」が原材料ですから、科学的に合成されたものでありません。
竹炭パウダーは非常に小さく、一つの粒が約15ミクロンほど=0.015ミリです。無味無臭です。
竹炭パウダーの効果効能とは?
栄養的に、体にとって良いものであるというイメージがなかなか湧かないのではないでしょうか。竹炭パウダーにはカルシウムやカリウム、ナトリウム、鉄などのミネラル成分が含まれているため、体に不足しがちなミネラルを補給することができます。そして注目すべきは、デトックスの効果なのです。
竹炭パウダーのデトックス効果と飲み方食べ方
デトックス効果
竹炭には、非常に小さな粒であっても、無数のミクロン単位の穴が開いています。竹炭は、特に不純物を吸着するという効果があるため、食品に利用することで、この無数の穴に不純物が吸収されそのまま体外に排出されるというデトックス効果が期待できるのです。
竹炭パウダーには、食品からしか取り入れることができない天然ミネラル成分が豊富で、食品に使っても無味無臭、カロリーはゼロ。炭の吸着効果は非常に高く、腸内の老廃物を吸着して排出するため、腸内環境が整うことで便秘解消につながるのです。
いきなり竹炭パウダーを購入して、家庭で作ってみてもいいでしょうが、市販の竹炭パンや、竹炭プリン、竹炭カステラなど様々な商品が開発されていますから、試してみた方がいいかもしれません。
まぁ、個人的な意見ですが、見た目には真っ黒でとても美味しそうには思いませんし、竹炭パンは実際食べたこともありますが、特に「竹炭」を感じることは全くなく、普通のパンでしたね。ミネラルの吸収やデトックスには期待したいですが、美味しさは期待できないです、たぶん。
参考広告:「竹虎」さんという竹炭専門店があるのですが、竹炭パウダーの使用方法や効果についてかなり詳しく解説されていますので参考にしてみてください。
飲み方食べ方
竹炭パウダーは、食品(食品添加物)ですから、飲料や食べ物に混ぜて使うことができます。使用量に決まりはありませんが、例えばコーヒーに混ぜる場合、小さじの先端に少し乗る程度の量で充分です。家庭でパンを作るときに竹炭パウダーを混ぜこむような場合でも、決まった量はありませんが、使いすぎると真っ黒けのパンになりますよ^^:
まずは使用する小麦粉の量の1%~3%程度で試してみてください。
なかなか自宅で竹炭パウダーを買ってきて使用するほどでもない方も多いと思います。最近ではデパ地下や有名洋菓子店などでは、竹炭パウダーを練りこんだ洋菓子やパンなどが売られていますし、飲食店でも竹炭パスタや竹炭そば・うどんもあります。しかし真っ黒ですけど・・・。
まとめ
少しでも健康に良いものを摂り入れたいと、誰もが思うところです。竹炭パウダーを食品に利用するのは、天然ミネラルの摂取と、デトックスによる腸内環境の調整作用にあります。食品の色が真っ黒になってしまうことを除けば、竹炭パウダーは無味無臭ですので試用してみてもいいかもしれませんよ。