寝るときは仰向けで寝ることが最も適切な体勢だといわれていますが、体を横にして寝る方も多いはず。私も左向きで寝ることがほとんどです。左向きのまま朝まで寝がえりひとつ打っていないと思っています。寝がえりをする方が自然な事のようですから、寝がえりを打たないことはちょっと問題があるかもしれません・・・。
仰向けで寝るより、また右向きで寝るより、左向きで寝るほうが健康に良いのでしょうか?左向きに寝るデメリットはあるのか詳しく紹介します。

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左向きで寝るほうが健康に良い理由

左向きで寝ることは、内臓や血液循環、消化などにとって体の健康に良いことが非常に多いことが分かってきています。しかしですね、私なんか、子供のころは、横を向いて寝ると骨が歪むから真っすぐ上を向いて寝なさいと、よく言われていましたが、そんな昔の常識も変わってきているようです。
では左向きで寝ることとがどのように健康に良い効果があるか見ていきましょう。

デトックス効果

左向きで寝ることでデトックス効果がアップします。まじか~?って思いますよね。実は体には老廃物を流すためのリンパが存在しているのですが、そのリンパの働きを促しているのが体の左側なのです。左側を下にして寝ることで、全身のリンパを通じて、リンパ液や毒素、老廃物を左側に排出する動きが促されるためなのです。

右側を向いて寝ると、リンパ方の毒素排出の効果はあるものの、左向きに寝るよりもはるかにその効果は低いと言えるようです。

左向きに寝たら、デトックス効果で美肌になるとも言われますが、そんなに美肌効果があるんだったら結構な数の人が美肌になっているはず。デトックスを促す一つの方法であると知っておいた方がいいでしょう。

血流を促す

心臓からは、大動脈が背中のやや右側を通って流れています。血液循環の根幹となる大動脈を圧迫しないためにも左向きに寝た方が、血液の循環はスムースになるといわれています。

妊婦さんは左向きに寝る

お腹が大きくなってきた妊婦さんは、うつ伏せはもちろんNGですが、仰向けも赤ちゃんの重みで息苦しくなります。右向きよりも左向きに寝る方がいいとされています。左に向いて寝ることで血液循環が良くなり、リラックス効果も上がるとされています。赤ちゃんへの血流をスムースにするためにも、大動脈に圧迫をかけない左向きがいいのです。

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左向きに寝るデメリット

心臓を圧迫することもある

体のやや左側に心臓がありますが、左向きに寝ると、左側にある心臓の上に、比較的大きく重い臓器である肝臓がのしかかってきます。このため左向きで寝るとやや息苦しく感じる方もいるのです。心臓の働きをスムースにするためには右を下にして寝た方が良いとも言えます。普通の健康体の人ならば特に息苦しさは感じないと思いますが、自分の体の感覚をよく感じ取ることが大切です。どのような寝方が、自分にとって気持がいいのか、正直に感じてみることが大切ですね。

消化器官の働きを低下させる

食後は、体の右側を下にして横になったほうが、消化が早くなって、胃の働きをスムースにすると、よく言われています。

左向きに寝るデメリットとまでは言えませんが、これは食後に体を横にするならば、右を下にして寝た方が胃の消化を助けるということです。
夜就寝する時、食事の直後ということであれば、右を下にして寝た方が、胃に食べ物が滞留することは少ないでしょう。

まとめ

左向きで寝る、右向きで寝る、仰向けに寝る、このどれかが絶対にいいということは出来ないのではないかと私は思います。人間の体は良くできていて、自分で意識していなくても、睡眠中は何度も寝がえりを打っているようです。どちらかだけに向いて寝るより、寝やすい体勢でそのまま寝ても、体が自然に、体にとって都合のいいように動くのですから、人間の肉体はとても不思議な仕組みがあるといえるのではないでしょうか? 右・左、どちらにも偏らないように無意識にバランスがとられていると思います。

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