クコの実の効能効用に引き続き、クコの実の最大の魅力であるアンチエイジング効果やその健康効果を十分に引き出すための、効果的な食べ方を紹介します。

クコには有用な薬効成分があるのですが、クコは「根の皮」、「葉」、「実」の部分によって効能が違ってきます。

クコは「上薬」といわれているように、無毒で副作用もないため、どの部分を食べたとしても全く問題ないのですが、効き目がある部分を知っていた方がよりその効果を受けられるはずですね。食べ過ぎはだめですよ。

体のどんな症状の改善に作用してほしいかによってうまく使い分けるといいと思います。

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クコの実の効果的な食べ方

クコの生の葉を利用する場合は、春(4~6月)頃のモノがよいといわれています。

赤い実は見栄えも良く、味もクセがないため、料理のアクセント的に利用されていることもありますが、多くの薬効成分と栄養素が詰まっているのですから、しっかりと摂取したほうがいいのではないでしょうか。

中国料理では、肉・野菜・キノコなどの炒めものや、スープやデザートのゼリーにもよく使われています。

クコ茶(高血圧・低血圧の正常化に!)

自然食品店などで購入したほうが手に入りやすいと思いますが、自分で作ることもできます。

  1. クコの若葉を乾燥させます。まずこの作業がちょっと手間がかかります。若葉をよく洗って、蒸し器で2~3分蒸します。蒸し上がった葉を細かく刻んで、汁気を搾り、アク出しをします。これをザルなどに広げて1~2日位天日で干します。
  2. このようにしてできた茶葉でお茶にします。
  3. 適量は1日に茶葉約5~10g。これを500~600mlの水から煮て飲みます。
  4. 焙じる(炒る)場合は、土鍋や、アルミホイルを敷いたフライパンに天日干しした茶葉を入れます。弱火で香ばしい香りが立ってくるまで炒ります。1日に3~5杯位、食間に飲むようにします。

高血圧・低血圧の正常化や動脈硬化の予防のために毎日飲むと良いようです。この場合は葉だけでなく根も一緒に煎じるといいのですが、短期間ではなくしばらく続けて飲むことで徐々に改善されてくるようです。
体にいいからといっても飲み過ぎは避けましょう。

冷え性にもクコ茶

上記のようにクコ茶を作って飲むのですが、冷え性には夏の成熟した葉を用います。クコのお茶には日本茶(緑茶)のようにカフェインが含まれていませんから、寝る前に飲んでも寝にくくなるということはありません。

天日干しした茶葉にそのままお湯を注いでもいいのですが、少しだけ焙じるととてもいい香りが立ちます。

クコご飯

クコの葉を軽く炒めて、少量の塩で味付けしたものをご飯に混ぜるだけです。ほんのりとクコの葉の香りがたっておいしくいただけます。

白ご飯でもよいのですが、炊きあがった玄米に混ぜたほうがより健康効果は高いです。

滋養強壮

中国では自然の強精剤といわれ、クコのアルカロイドという成分が神経に働きかけて、強壮効果があります。強壮って、つまり精力剤ですね。
クコの若葉を生で食べたり、クコの実を煎じて飲みます。

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老化防止・アンチエイジング

クコ茶「クコの実の効能効用」でもお伝えしたのですが、クコ茶が老化防止効果が高いといわれています。

これもある程度の期間飲まないと、効果を実感するのは難しいと思います。思うに、半年や1年位で効果を実感するのは難しいかもしれません。

ただ、クコは無害で副作用もない有用な食品ですから、普通の日本のお茶を飲むのであれば、思い切ってクコ茶に変えていった方がいいかもしれませんね。

クコの実にはポリフェノールやビタミンC、E、などが含まれているため抗酸化力が強いのです。抗酸化力が強いということは、体をサビにくくして、シワやたるみを防いでくれるということですから、体の内面から作られる美肌効果に直結します。

1日に10~20粒位が適量です。最初からあまりよくばって食べすぎず、様子を見ながら自分なりの適量を調整しましょう。

からだのむくみ対策

クコの実に含まれるベタインという成分が、肝臓の働きを改善して脂肪肝になることを予防してくれます。また肌(頭皮)の状態を整えるため、髪にもよい働きが期待できます。

また、脂肪を燃焼するために必要なビタミンB2が含まれていることも注目しておきたいです。

シリアルに混ぜて朝食として

クコの実は少し酸味や苦みがあるくらいで、特に変わった変な味がするわけではありません。ですから、ドライフルーツがたっぷり入ったシリアルなんかにはピッタリです。カルビーやケロッグのフルーツグラノーラなどにパラパラっとクコの実を入れておけば、とても食べやすい朝食になります。
↓フルーツグラノーラ

クコの実の味にはクセがないのでどんな食材でもよく合う

クコの実が赤いアクセントになるため、ヨーグルトに入れて食べるなどデザートにもよく使われていますし、自家製の野菜スープにもいいですね。「白粥に梅干し」はよくありますが、クコの実を使ってもOKです。酢豚などの炒め料理にもよく合いますね。

クコの実を水で戻して杏仁豆腐に添えるのも、赤と白で見た目にもきれいですね。特にこんな風にして食べたほうがいいというものはありませんから、いろいろと試してみてください。もちろんそのまま食べてもいいのですから。

妊婦さんは食べ過ぎに注意すること!

クコの実やクコ茶を適量摂取することに問題はないのですが、人にもよるのですが摂取しすぎると「吐き気」や「嘔吐」することもあるようです。

特に妊婦さんは、クコの実を多く食べると、クコの実のベタインが月経を促して、中絶作用につながってしまうこともあるようです。まぁ、妊婦さんは食べる量を少なくした方がいいというよりも食べない方がいいと思います。

まとめ

アンチエイジング効果にもっとも魅力を感じる女性は多いと思います。男性でも血圧正常化や脂肪肝の改善、動脈硬化の予防には期待したいところではないでしょうか?「クコの実の効能効用」、「レッドフルーツの栄養ビタミンと美容・美白効果が見逃せない!」ぜひご覧ください。

何でもそうですが、どんなに体にいいといっても、摂り過ぎは絶対に良くありませんし、たくさん食べたからといって数日後に効果があることはまずないと知りましょう。

少量を常用していくことで、わからない程度に効果があがっているものだと思います。そして食べ物の栄養効果は、摂取する種類や量の「バランス」が一番大切ですから、一種類だけたくさん摂っても意味がないですね。バランス大事です。

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