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オリーブオイルが健康にいいとわかっていても、その効能は具体的ではなく、なんとなく知っているという程度ではないでしょうか?

オリーブオイルの効能と栄養成分が、身体にどのように働くかを知っていれば、健康にも効果的に利用することが出来ます。

オリーブオイルの栄養成分

オリーブオイルにはどんな栄養成分が含まれているのか、そしてそれぞれの成分が身体にどのような好影響を与えるのかを紹介します。

オリーブオイルには抗酸化物質であるポリフェノールやビタミンE、必須脂肪酸であるリノール酸やオレイン酸などが含まれています。

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オレイン酸

オリーブオイルには良質なオレイン酸やリノール酸が豊富に含まれていおり、
オレイン酸は、保湿効果が高く、オリーブオイルの主成分としても知られています。

不飽和脂肪酸の一種で、酸化しにくいため風味や油の劣化がすすみにくく、本来人間の体内でも合成される脂質でもあり、脂質代謝の改善や動脈硬化の予防にも効果的と言われています。

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、約70%~80%と非常に高濃度です。しかし身体にいいからと言って多量に摂取することで、いいとこどりが出来るわけでありません。

多少の摂り過ぎでも害はないといわれていますが、カロリーが低いわけではありませんし、脂質の摂り過ぎにもつながりますので注意しましょう。
10gで約90~100kcalと非常に高カロリーなのです。

ちなみに「えごま油」にも約65~70%のオレイン酸が含まれています。
「えごま油」の記事、「生くるみの栄養と効果効能」も参考にしていただければと思います。

リノール酸

必須脂肪酸であり、人体には欠かせないものです。
リノール酸が欠乏することにより、抜け毛や髪の毛のパサつきの原因にもなります。傷口の自然治癒力が遅くなるということも報告されています。

ビタミンE

アンチエイジングに効果があるといわれているビタミンEの抗酸化作用が有名ですね。

抗酸化作用というのは、老化や病気の原因と言われている、体内の活性酸素を除去してくれる効果が望めるのです。

ビタミンEのトコフェロールは体内の細胞膜や脂質に存在しているものなのですが、トコフェロールそのものが酸化されることで、体細胞の酸化を防いでくれるようになっています。

ポリフェノール

ポリフェノールも抗酸化物質として、血管の状態を良好に保ち、多くの日本人の胃に存在しているといわれているピロリ菌が増殖することを防止してくれます。

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オリーブオイルの様々な効能

コレステロール低下作用

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は血中コレステロール値を下げることに役立ちます。

単に下げるだけではなく、悪玉コレステロール(LDL)の値だけを下げて、善玉コレステロール(HDL)を増やす働きがあります。

脂質を下げる作用も強く、中性脂肪がつきにくくなることも見逃せない作用です。ダイエットにはぜひ取り入れたい食品です。

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便秘にもいい!

やはり働いてくれるのはオレイン酸です。
オレイン酸は、小腸ではなかなか吸収されないため、短時間で大腸まで届き、腸の蠕動運動を促し適度な便意につながります。

当然油ですから、大腸内にたまった便の潤滑油としても働き、スムーズに排便につなげてくれます。また胃酸の分泌を調整してくれることで腸の働きも良くなるのです。

大さじ一杯=15ml前後位の量をそのまま飲むと良いようです。
直接飲みにくい場合は、トマトジュースや野菜ジュースと混ぜて飲んでも効果は変わりません。

まずは、朝に摂取することから初めて、あまり効果が感じられないようなら、寝る前にも少し飲んでみるといいでしょう。

美髪効果・抜け毛や白髪の予防

髪の毛がパサパサしている場合、髪に直接少量を塗布するという使い方もありますが、やはり体内にも摂りいてれて、身体のなかから髪に好影響を与えたいものです。

特に大量に摂取する必要はありませんが、料理に使用する油をオリーブオイルに変えてみる程度も効果は表れてきます。

オレイン酸のビタミンEが活性酸素の働きを抑えるといことがすでに分かっており、このため、活性酸素が原因であるといわれている白髪の発生を少なくするのです。

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頭皮マッサージに

オリーブオイルの成分は、比較的頭皮の皮脂に近い成分ですので、少量を手にとってマッサージすることで、頭皮の汚れた脂質を浮き上がらせて汚れを落とすことが出来ます。

髪にツヤが出るだけでなく、頭皮の感想を防ぎ潤いを保つことが出来ます。
シャンプーの前に軽くマッサージして、流すようにします。

美肌効果

少量を肌に塗ることで潤いを保つことが出来るのですが、やはり顔などに塗る場合は、最高品質のエクストラバージンオリーブオイルです。

肌に塗ることと、直接口から摂取することで、肌ツヤを増すことが出来ます。
便秘改善との相乗効果もありますね。腸の状態が良くなれば肌の状態も良くなることは良く知られていますね。

まとめ・オレイン酸の効果

参考:えごま油 亜麻仁油 インカインチオイル こめ油 サラダ油が体に悪い理由 ココナッツオイル

オリーブオイルの効能は、何といってもオレイン酸の働きと、豊富に含まれる抗酸化作用のあるビタミンEです。

こちらの「オリーブオイルの種類」もぜひ読んでみてください。

エクストラバージンに含まれる良質のオレイン酸やビタミンEを、適量摂取することで、多くの健康効果が見込めます。少しづつでも毎日摂取したいものです。

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