腸が綺麗な人ほど若さを維持できるといわれていますね。腸の吸収力が上手く働いてくれて、蠕動運動で不要なものをきちんと排泄してくれてこそ、健康が保たれて、美肌も形成されていきます。

体の内側から健康になるための大元が腸の健康です。体の本来の健康があってこそ、化粧映えもするというものです。

どんな食べ物が腸の働きを良くしてくれるのか、しっかり説明させていただきますのでぜひ最後までお読みください。

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地中海地方の食生活に学ぶ

腸や血液の健康状態がいい!

スペインやイタリアなど、地中海の沿岸の都市では、野菜や魚介類、果物などの食材にオリーブオイルをかけて摂取しています。このような食事を中心に摂っている人たちは平均寿命が長く、血管や血液の状態もいいのです。

動脈硬化や心臓病なども少ないということからも、地中海地方の食生活が健康に良いということが広まってきたのです。

オリーブオイル

地中海地方に住む人の食事は、穀物や果物、魚介類を中心としていて、肉類はそれに比べるとかなり少ないのです。

そしてこれらの食事を摂るときは、必ずといっていいほどオリーブオイルを使っていることが知られています。出来上がった料理のみならず、パンにつけたり、ジュースに混ぜたり、炒め物にもたっぷりと使われています。

オリーブオイルは腸の老廃物を出しやすくする

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、腸内では吸収されにくく、そのため腸内にある不要な排泄物を滑りやすく、体外に排泄しやすくしてくれるのです。便秘対策にはぜひともオリーブオイルを摂取したいものです。

コレステロール値を下げる

オリーブオイルは、コレステロール値を下げるのですが、善玉コレステロールの値は下げずに、悪玉コレステロール値だけを下げてくれるのも大きな特徴です。これは大きな健康効果ですね。

「油」を摂ると太るんじゃないかと心配する人も多いと思いますが、オリーブオイルのような良質な「油」は健康に良いということも知っておいて下さい。ただし摂り過ぎは禁物です。「オリーブオイルの種類」「オリーブオイルの効能」もぜひご参照ください。

腸の働きを良くする食べ物

食事にオリーブオイルを組み合わせる

  • 玄米とオリーブオイル
    「玄米の食べ方」でも紹介しましたが、玄米は完全栄養食品ですが消化が悪いため、ドロドロになるまで良く噛んで食べることがポイントです。オリーブオイルは、玄米ご飯にかけるという食べ方もあるようですが、付け合わせのほうれん草のおひたしなどにオリーブオイルを適量かけて食べると食べやすいと思います。玄米ご飯は唾液と良く混ぜ合わせて食べることで栄養の吸収も良く、オリーブオイルで腸内の滑りも良くなります。
  • 焼き魚にオリーブオイルをかける
    サンマやしゃけなどの焼き魚にオリーブオイルは良くマッチします。醤油を少量垂らしてもおいしくたべられますよ。

  • 野菜サラダにオリーブオイル
    食物繊維が多い生野菜、炒めた野菜にオリーブオイルをたっぷりとかけて食べます。少し味に物足りなさがあるかもしれませんが、自然塩をパラパラっと振ってもいいですね。
  • トマトジュースにオリーブオイルを入れて飲む
    トマトジュースだけでなくスムージーや野菜ジュースなどにオリーブオイルを入れて、良く混ぜて飲みます。ちなみに聖路加国際病院の元院長、日野原重明さんは、50代位から血圧に不安を覚え、それ以来ずっと朝食の時に、オレンジジュースにオリーブオイルを混ぜて飲んでいるとのことです。体調も良いようですね。

  • 納豆にオリーブオイル
    私もこれを食べたことがあります。意外な組み合わせですが、納豆とオリーブオイルは良くなじみます、とても食べやすいです。豆に含まれる水溶性食物繊維と、オリーブオイルの腸内でのスベリ作用が、便秘がちの人にもよく働いてくれるはずです。

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ヨーグルトで野菜のぬか漬け

以前テレビの番組で、タレントの新山千春さんが紹介していたものです。キュウリや人参、キャベツなどの野菜をヨーグルトに一晩つけておくだけです。なかなか味が想像できませんが、ゲストタレントたちの感想は、普通のお漬物の味だといっていましたね。

これが腸にいいのは、野菜が柔らかくなり、栄養分を吸収しやすくなるだけでなく、ヨーグルトの乳酸菌が腸の働きを良くしてくれるからですね。

お茶を飲む

お茶がいいの?って思いますよね。お茶を日ごろから多く飲むことで、水分はもちろんカフェインを摂取することが出来ます。

お茶に含まれるカフェインは胃腸の働きを活発にする作用があります。水分を多く摂ることは腸の働きを良くすることにはとても重要なことです。大腸内の便が水分を含むことで膨らみ、適度に腸に刺激を与えることで排泄を促してくれます。

食物繊維の多い食べ物を摂取する

↑乾燥いちじく
プルーンや、イチジク、乾燥イチジク、サツマイモやバナナなど食物繊維の多い食品を摂取する。

これらを一度にたくさん食べるということではなく、適量を日々摂取していくことで、食物繊維が腸に適度な刺激を与え、腸が正常な蠕動運動をすることに役立ってくれます。りんごに含まれる水溶性の食物繊維であるペクチンの摂取も、腸内環境の改善に効果的です。

五目きんぴら

ごぼう、人参を短冊切りにし、レンコンを適当な大きさにカットします。これにこんにゃく、砂糖、醤油、食用油(出来ればオリーブオイル)を加えて汁気がなくなるまで炒めます。

ごぼうやレンコンには食物繊維が多く含まれ腸を適度に刺激します。こんにゃくがいいのは、「腸の砂払い」ともいわれていて、腸内の老廃物を一掃してくれます。

オリゴ糖

オリゴ糖はビフィズス菌のエサとして有名ですね。腸内で有用な働きをしてくれるビフィズス菌を増やしてくれます。オリゴ糖は、体内の消化酵素で分解されることなく腸まで届くため、腸内細菌が働くための栄養分となります。腸の調子を整えるためにはとても大切な食品です。

果物や豆類にも含まれていますが、最近では「オリゴ糖」単体でボトルで売っていますね。ヨーグルトに混ぜたり、甘味料として使うといいでしょう。

マグネシウムの摂取

マグネシウムはサプリや薬として摂取することがほとんどです。マグネシウムの効果は、腸の働きを良くするとして使われることが多いです。人体にほとんど害を与えることなく作用してくれる下剤としても使われています。

まとめ

■参考:「色」を上手に使うことでも体の症状を改善できますよ。
健康の色とは?色と健康の意外な関係|若返る元気回復の色は?ホットヨーグルトは効果なし?乳酸菌は加熱すると死ぬって本当?

腸内環境を整えることは、腸の働きにとても大切ですね。便秘気味の方は、まずは便秘解消する努力をしつつ、腸の働きをよくする食べ物を日々、少しずつでも取っていくことですね。そのはたらきとしてオリーブオイルの摂取は特に有効ではないかと思います。

出来ればスーパーで数百円で売っているようなオリーブオイルは避けてくださいね。安いものは、厚生労働省の基準を守っているとはいえ、非常に混ぜ物が多いのです。

ちょおと値段は高いかもしれませんが、専門店やデパートで本物の「エクストラバージンオリーブオイル」を選んで下さい。

腸の働きを改善してくれる「消化の良い食べ物」「オリーブオイルの種類」「オリーブオイルの効能」もぜひご参照ください。数種類の食品だけに偏らずにバランスよく食べるということもとても大切なことです。

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