色が、体の状態や健康に影響を与えていることは知っていましたか?色には暖色系と寒色系があって、それぞれ体に影響を与えることもわかっています。

気分的にではなく肉体的に影響があるのです。色と健康の関係を知ることで、少しでも体調を整えることも可能になってくるわけです。健康の色健康になる色若返る色とはどんな色で、体にはどのような影響があるのか、詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。

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暖色と寒色が体に与える影響とは?

色彩は、心理状態にも強い影響を与えます。そしてその心理状態が肉体に影響を与えているのです。

色を大きく2つに分けると、暖色系と寒色系の色があります。暖色系の色とは、赤・黄色・オレンジ・ピンクなどで、寒色系の色は、青・緑・黒・グレーなどです。

暖色系・寒色系の色が体に与える影響

色が体に影響があるかどうかを知るための実験があります。部屋の壁紙とその部屋に配置した家具の色が「暖色系」か「寒色系」かによって、体感温度が約3℃も変わってしまうという実験結果が出ています。

一つの部屋は壁紙が「赤」で家具も赤系、もう一つの部屋は壁紙が「青」で家具も青系にしてあります。被験者にその部屋に目隠しをした状態で約10分間入ってもらいました。

「赤い部屋」に入った人は、体温のみならず呼吸や血圧の上昇が見られたのに対し、「青い部屋」の人は、特に体温の変化はなく、血圧や呼吸数は下降し涼しく感じたというのです。

この実験かわわかったことは、目を閉じていても、「色」が肉体的にはっきりとした影響を与えることです。

暖色系の色で包まれると、脈拍数や呼吸の回数が増え、血圧も上昇します。また自律神経を刺激することで性ホルモンの分泌を促進したり、食欲を増進する作用もあるのです。寒色系では、その逆の現象です。

コンビニのイメージカラー

総じてコンビニは外観やサインが暖色で彩られているところが多いです。これは、温かい雰囲気作りと食欲増進のイメージの色でもあるからです。

昔、ファミリーマートのイメージカラーが赤とオレンジだったのはご存知でしょうか?店員さんの制服も暖色系だったように思います。しかしあるときそのイメージカラーが逆転し現在のブルーとグリーンの寒色系になり、店員さんの制服も高級店のイメージを作るために「黒」になったのです。

実際のところ、色を変更したことが売り上げにどのように関係しているかわかりませんが、一般消費者としては、個人的にではありますが、暖色系のイメージカラーの方がお店にひきつけられる感覚があったように思いますが、どうでしょうか・・・

「赤」と「青」の心理的影響

  • 「赤」をはじめとする暖色系には、その色を目で見なくても、肉体を温める作用があるのですが、目を空けていた場合は、心理的にも体感温度が約3℃も高く感じます。冷え性の方は、赤いクッションを置いたり、冬は赤系のカーテンをしたり、部屋を赤や暖色系で装飾してみるといいですよ。
  • 寒色系の「青」の場合は、赤とは逆に、体を冷やし、精神的にも安定させる効果があります。運動後の神経の興奮状態を鎮める作用もあります。不眠に悩まされているなら、「青系」の寝具を使ってみてください。発熱の時なども「青」は効果的です。おでこを冷やすグッズや、アイスノンなどの製品に「青」が使われているのも意味がありますね。

暖色系・寒色系では時間感覚も違う

温かく感じる暖色系の色は、時間が経つのが早く感じ、逆に寒色系の色は時間がゆっくり過ぎていくように感じるようです。

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健康になる色・「色」がもつ健康効果

具体的な色は、心理的な要素も含めて体にどのような影響があるのでしょうか?「赤」と「青」については上記もご参照ください。

赤は上記で紹介した以外に、「積極的」な気分になるという作用がある反面、言い方を変えれば攻撃的になりやすい色でもあるということです。
また、気持ちが前向きになってアドレナリンの分泌が盛んになる作用もあります。

青は、集中力を高め、精神的にも安定をもたらすけれども、無機質で冷たい感じを与えてしまうことにもなります。ダイエット中の方にはいいことかもしれませんが食欲を減退させる作用もあります。実際、青い食器を使うと食欲が減退することはよく知られています。

「癒し系」の色です。鎮静作用や緊張を緩和するなど肉体をリラックスさせる作用があります。目が疲れた時に「緑」を見るのがいいとされるのも、目の緊張をほぐしリラックスさせる効果があるからなのです。

白い服を身につけることは、健康にとても良いこととされています。太陽の光の恩恵を受けやすいということです。人間は日光に当たることで、ビタミンDが生成されたり、体を温めることができ、体力回復にもつながります。

ビタミンDは太陽の光が体に当たることによって体内のコレステロールが変化してできるのです。「白」は光のエネルギーを吸収しやすい色なのです。

ピンク

女性が大好きな色ですね。ふんわりとした、優しさに包まれるようなイメージがあるのではないでしょうか。幸せを象徴するような色でもあると思います。
心理的にはピンクは「癒し」や「恋愛」の色とされるため、自分の気分が攻撃的になっているときやイライラしているとき「ピンク」を身につけることで、緊張をやわらげ、争いを避け落ち着きを取り戻してくれます。

「ピンク」は交感神経を刺激する作用があり、脳に血液を送り循環をよくする効果がもあるとされ、老化防止も役立つとされています。若く見せる効果もあります。実際に肌を若返らせて健康な状態にする効果がありますので、部屋の中にピンクのインテリアをとりいれたり、洋服や小物にもピンクを使うといいのです。

ただしピンクは膨張色ですから、洋服の場合は使い方によっては太って見えることもありますよ。

黄色

黄色は左脳を刺激して記憶力を高めたり、集中力を発揮させます。注意を促す色でもあるのですが、これは、日常にもよくある光景です。工事現場の黒と黄色の看板やロープ、事件現場のイエローテープ、参考書の黄色いマーカーなど、たくさん例がありますね。

肉体的には消化を促す色でもあります。「黄色」を見るだけでも、胃を強くしたり 腸の働きが活発になったりするのです。

風水では「黄色」をトイレに置くと良いとされていますが、便秘気味の方はトイレに「黄色」いものを置いてみるといいかもしれません。

オレンジ

明るく活発でエネルギッシュなイメージの色です。しかしオレンジは意外と精神を鎮静化する方に働きます。精神的、肉体的なショックがあるとき、ストレスが溜まっているとき、その状態を鎮めてくれるのです。

黄色は、どちらかというと胃作用するのに対して、オレンジは腸に作用します。精神的な緊張から起こる緊張性の便秘や下痢などにはオレンジ色が効果ありです。赤と似たような効果として、食欲増進の効果もあります。

紫は赤と青が混ざって出来る色です。赤の攻撃性とその逆の鎮静させる青色の融合です。この2つの性質は相反するものです。この相反する気持ちがある・精神的にアンバランスな感じがあるときに「バランスのとれた状態」に戻す作用があります。どちらかというと神経がやや高ぶっているときなどに使うと良い色だと言えます。

まとめ

■「色を使うこと」に加えて食べ物や健康にいい方法を参考にしてみてください。
腸の働きを良くする食べ物
消化の悪い食べ物|肉・魚・野菜・果物・穀類
食欲を抑える方法と食べ物|太らない食べ方!

色は、実際にその色を目で見ていなくても、その効果が肉体に現れるというのは不思議な感じがします。色には目に見えない何らかのパワーが秘められています。好きな色だけではなく、体調によっても、うまく「色」の特性を生かして使い分けて見るといいですね。

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