乳酸菌といえばヨーグルトや乳酸飲料に豊富に含まれていることは良く知られていますが、キムチにも乳酸菌はたくさん存在していて、健康にとてもいい働きをしてくれます。

韓国女性の肌が美しいのは、キムチの乳酸菌が大いに関係しているとされていますよね。日本では、自宅でキムチを作ることは少ないかもしれませんが、手軽に手に入る食材ですから、腸内環境に働きかけて健康・美肌作りに役立つキムチの健康効果は見逃せません。またキムチと納豆の食べ合わせで、最強の腸内環境を作ることについても詳しく紹介します。

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キムチの健康効果

乳酸菌が腸内環境を整える

乳酸菌といえばまず思い浮かぶのはヨーグルトではないでしょうか?ヨーグルトの乳酸菌が腸内環境を整えるということは良く知られているのですが、腸まで届くのはごくわずかで、大部分が胃酸でやられてしまいます。しかしそのような状態の乳酸菌でも腸内に入ると悪玉菌を吸着して体外に排出する効果はあるとされています。

しかしキムチの乳酸菌はちょっと違います。キムチに含まれる乳酸菌はラクトバチルスといわれ、ほとんどが生きたまま腸まで届くので腸内環境を整える働きは大きいと言えるのです。腸に届いた乳酸菌は悪玉菌を減少させ善玉菌(ビフィズス菌)を増やしますから、腸内環境が整う、すなわち便秘解消や肌の状態をキレイに保ってくれるのです。

因みに乳酸菌は漬け物類にもとても多く含まれているのですが、そのなかでもキムチに含まれる乳酸菌の数はケタ違いに多く、一般的な漬け物類の数十倍の量にもなります。

カプサイシンの脂肪燃焼効果

唐辛子に含まれるカプサイシンの脂肪燃焼効果は、ほとんどの方は良く知っているのではないでしょうか。カプサイシンというのは辛味成分の一つなのですが、唐辛子がたくさん入った食べ物を食べると体が熱くなって汗が吹き出します。

カプサイシンそのものが直接体を熱くしたり脂肪燃焼させたりしているのではなく、カプサイシンの刺激が脳に伝わることでアドレナリンの分泌が促進されます。アドレナリンの分泌はさらに、リパーゼという脂肪分解酵素の分泌を促進するため、体温を上昇させて体の脂肪燃焼に作用するのです。カプサイシンダイエットなどはこの効果を利用しているようですね。
参考:世界一辛い食べ物

体力増強効果

キムチに含まれるタウリンは、糖をエネルギーに変換するための補助をします。ビタミンBにもこのような疲労回復効果があるのですが、ビタミンBが豊富に含まれる食材として豚肉があります。「豚キムチ」は疲労回復のためのスタミナ食であるということも頷けますね。

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キムチと納豆で健康効果は倍増!

キムチ納豆

キムチと納豆はともに発酵食品で、これらをを同時に食べることで、腸の中で乳酸菌を増やすことが出来るのです。キムチに含まれる乳酸菌は、納豆菌を餌にすることでどんどん増殖していくのです。

キムチ+納豆は確かに体にいいし、乳酸菌が増えて腸内環境を整えてくれるので便秘解消にもいいのですが、「味」には好き嫌いがあると思います。キムチと納豆を混ぜて食べることが推奨されていたりするのですが、同じ食事の中のおかずとして「キムチ」と「納豆」があれば別々に食べてもいいと思います。

血栓溶解作用がアップ!

納豆の健康効果については「納豆の栄養」の記事をぜひご参照ください。
納豆の体に対する「良い」効果として特筆すべきは、何と言っても血栓を溶かして血の巡りをよくすることなのです。

納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素に血栓溶解作用があるのです。血栓が出来ないように注意しなければならないところですが、小さな血栓は常に体の中で出来ては消えているのですが、なかなか消えずに大きくなってしまうと健康に影響が出てくることがあるです。

また、キムチにはにんにくが含まれていますが、にんにくには血小板が固まるのを防ぎ、血栓を出来にくくしてくれる作用があります。
キムチと納豆を同時に食べることの相乗効果は、血栓を出来にくくして血液循環をスムースにすることにあるのです。
参考:疲労回復に効く野菜 血栓を溶かす飲み物食べ物 にんにく臭い消し

キムチで「腸」から美しく!

参考記事:便秘解消にはアーモンドと炭酸水!
キムチがいくら体にいいといっても食べ過ぎは良くありませんが、毎日少量でも摂取するようにしたほうが良いかもしれません。出来れば同時に納豆を食べることが良さそうです。キムチや納豆はいつでも手に入る食材でもありますし、乳酸菌(ラクトバチルス)やナットウキナーゼという酵素の働きで腸内環境をよくすることで健康や肌の調子を保てるならぜひ積極的に摂りたいものです。

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