ちょっとした油断から夏風邪をひいてしまうことがあります。2016年の夏は猛暑予想が出ていますから、夏風邪の治し方、原因や症状をよく知って、早めに対処するようにしましょう。予防の方法もしっかり解説しましたので参考にしていただければと思います。

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夏風邪の原因と症状

普通の「風邪」であれば、まず、熱・寒気・咳・のどの痛み・鼻水などの症状が現れることがほとんどです。

夏風邪の症状と言えば、これらの症状に加えて、お腹が痛くなって下してしまうことが多いのです。腹痛と下痢は夏風邪の代表的な症状です。

暑い時期、エアコンや冷たいものの食べ過ぎ、寝冷えなどによって、体が冷えてしまうことにより、まず「お腹」がやられるのです。
↓冷たいものがほしくなる季節ですが、摂りすぎに注意!

ちょっと下痢気味になることから、何日もその症状が続いてしまうこともあります。

「のどの痛み」が表れることも夏風邪の特徴です。日本の夏は湿気が多く、湿度も高いのですが、それでも「咳」や「喉の痛み」が続くようなら、夏風邪の初期症状である可能性が高いと言えます。

2016年の夏は猛暑!

2016年の夏は長期予報で、「猛暑」とはっきり予想されています。猛暑というだけで風邪をひきやすくなるということではありませんが、エアコンに注意しなければならないでしょう。

夏のエアコンの温度は28℃が最適とされていますが、28℃よりもっと室温を下げないと耐えられないこともあるはずです。

そうすると、当然のことながら、部屋は乾燥状態になるだけでなく、屋外との温度差により体調を崩しやすくなります。そしてウィルスに感染しやすい体の状態になってしまうのです。

自分で体調をしっかり管理する必要がありますね。

夏風邪と似ている症状に「プール熱」があります。「プール熱大人の症状と治療法と予防対策」もご参照ください。

2016年の夏風邪

2016年の夏風邪といっても、特別のものではありません。特にその時期に流行っているウィルスによる何らかの症状と併発するものでなければ、夏風邪としてしっかり対処していくことです。夏風邪は、2016年にはこのような症状になってくるというものではないのですね。

夏風邪の症状としては熱や咳、そしてお腹が痛くなったり、下したりというような症状です。特にお腹の症状として出やすいので、注意することですね。

夏風邪のウィルス

夏風邪はお腹の症状に出やすいことが一つですが、38℃以上の高熱が続くこともありますから油断できないのです。原因の一つにはウィルス感染があります。

アデノウィルス

特にのどのウィルスといわれるアデノウィルス感染による、俗に言うプール熱で咽頭結膜熱を発症することがあります。

扁桃腺が腫れて喉に炎症が起こります。目に関しても結膜炎の症状が現れることもあります。

感染力が強く子供の場合は、プールや学校で感染してくることが多いので、予防することも大事ですが、他人にうつすことのないように、また風邪をぶり返さないようにするためにも、しっかり熱を下げ症状がよくなってから登校するようにさせてあげましょう。

エンテロウィルス

エンテロウィルスによるヘルパンギーナという症状です。気温が上昇してくる夏場ではこのウィルスの動きが活発になります。

俗に手足口病といわれ、手・足・口の周りや、上あご奥に赤い発疹が出来ます。発熱を伴って、口の中の発疹は痛みがありますので、特に子供の場合は食欲も低下してしまいます。腹痛や下痢の症状があることもあります。

発疹があり熱を伴う場合は、他人への感染の可能性も十分に考えられますから、必ず病院で治療を受けてください。症状が無くなるまでに5~7日位かかるとされています。

ライノウイルス

1年中みられるウィルスで、春と秋に多く、大人がかかる風邪の3~5割はこのライノウィルスが原因とされています。

潜伏期間は1~3日と短く、ライノウイルスの症状は、鼻水やのどの痛み、咳など、気管支系に発症することが多いのですが、高熱を伴うことは少ないようです。

1~2週間このような症状が続いた後自然に症状が無くなることが多く、鼻風邪ウィルスとも呼ばれています。

アルコールでは死滅しない菌としても知られていますので、帰宅時には手洗いやうがいはしっかりしておきましょう。

手洗いは石鹸で、手首から、指の間や、爪の間をしっかりと洗うことが必要です。

うがいは、水道水で、まず口の中をグチュグチュしてから吐きだして、それからのどの中をガラガラァ~っとして吐きだし、再度グチュグチュします。
こんな簡単なことだけでも予防策になりますから、ぜひやっておいてください。

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夏風邪の予防

夏風邪に限らず、予防はとても大切なのです。風邪にかかってしまったら、もちろんそれなりの処置は必要ですが、最も大切なのは予防なのです。

では、どのように予防していけばいいのか見ていきましょう。
↓子供は特に冷たいものを食べ過ぎないようにに注意してあげましょう。

疲れをためない

夏は、日中の暑さよる体の疲れ、また夜更かしや、暑さによる睡眠不足からも、疲労が溜まりやすくなります。

このような状態になると、どうしても免疫力が下がってしまうのです。免疫力が低くなるというのは体の抵抗力がなくなるということでもあるのですから、ウィルスに感染しやすい状態でもあるのです。

疲れがたまっていると感じたら、出来るだけ休養をとり、免疫力を高める食べ物、ビタミンCやミネラルを摂るなどして上手く対処していきましょう。

「疲れに効く食べ物」「疲れを摂る食べ物」「疲れた時に言い食べ物」で詳しく解説しましたので、ぜひご参照ください。

「うがい」で喉の乾燥を防ぐ

季節が冬の場合は、喉が乾燥しやすく風邪をひきやすいのですが、夏場は湿度も高いためそれほど乾燥を気にすることはありません。しかし、外出先から帰ってきたら、手洗いとうがいをすることは忘れないようにしなければなりません。

「うがい」は風邪の予防に非常に有効なのです。うがいは、「水道水」でOKなのです。水道水に含まれている塩素に適度な殺菌作用があるからです。
詳しくは「風邪を一晩で治す方法」をぜひご参照ください。

夏風邪の治し方

生活環境を整える

体の疲れがたまっていることが原因になっていることが多いのですが、この場合は消化のいい食べ物を摂って、睡眠時間をたっぷり取って、ゆっくり寝て、疲労回復させることです。

また、室内を快適に保つことも大切です。エアコンで室温と湿度が下がり過ぎないように注意しましょう。室温は27℃~28℃くらいが最適です。
水分補給をすることも非常に大切です。

自己判断しないでお医者さんに診てもらうことが一番です!

夏風邪と言っても、原因や症状は様々です。そして厄介なのが、風邪のウィルスや原因は非常に多く存在していますることです。

市販の薬を飲むことも悪いわけではありませんが、市販薬では、いまかかっている風邪の原因に対して効果があれば「当たり」とも言えますが、風邪全般に効くように作られていますので頼りきることはできないですね。

予防が出来ればいいのですが、夏風邪かなと思ったら、やはりお医者さんに診てもらうのが一番です。

まとめ

参考

ちょっとした知識で夏風邪予防も出来ますし、早く対応できるものです。夏風邪の場合は特に、寝冷えやクーラーのかけ過ぎから来る体調不良で、ウィルスにかかりやすくなることが多いものです。(参考:「夏バテに効く食べ物」

猛暑がつづくと、ついつい、だら~っとしてしまって体調管理もおろそかになりがちですから、食事をしっかり摂って充分な睡眠時間をとり免疫力を下げないようにしましょう。2016年の夏は猛暑予想となっていますから、より気を使いたいものです。

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