健康な子供の誕生は親ならだれでも同じ願いですね。神奈川県鎌倉市には、おめんさまという名前でも親しまれている大巧寺(だいぎょうじ)というお寺があります。

昔から安産祈願で有名なお寺で、戌の日には、日本だけでなく海外からも多くの方が訪れる由緒あるお寺です。大巧寺では、安産祈願のお守り以外にも、「戌張子」や「子授けもお守り」も授与してもらうことが出来ます。

スポンサーリンク

大巧寺の沿革

もとは長慶山正覚院大行寺という真言宗のお寺であったのですが、源頼朝の合戦の勝利を機に「大巧寺」と改名されています。

「おんめさま」の由来

お寺は「大巧寺」という名前なのですが、ご本尊は産女霊神(うぶすめれいじん)という安産祈願で有名です。ご本尊・産女霊神(うぶすめれいじん)の「産女(うぶすめ)さま」が略されて、「お産女様」(おうめさま)となり、さらに「おんめさま」と呼ばれるようになったと言われています。

 

おんめさまの安産祈願

安産御守

安産御守授与は2,500円。安産腹帯守授与は本堂に向かって右手にある、昔ながらのガラスの引き戸のある「安産腹帯守授与所」と書かれたところで受けます。

事前予約は不要で、妊婦本人でなくても、家族や代理人でもお守りを受けることが出来ます。妊婦の指名・年齢・現住所・出産予定日を記帳すると、出産予定月末日までの間、ずっと毎朝、ご住職が安産の祈祷を行ってくれます。

安産腹帯

安産の腹帯(2,500円)も用意されています。持参の腹帯にも「帯印」受けることが可能ですが、腹帯や帯印は安産御守を受けた方のみ可能ということです。

戌張子

戌張子の飾り物(2,500円)もあります。「犬」は、多産で、お産も軽いことから、妊娠5カ月目の犬(戌)の日にお参りすると安産になると言われているのです。この飾り物は縁起物としても良いかもしれません。
ただ、安産のお守りとして何でもかんでも買う必要はないとは思いますが・・・。

スポンサーリンク

その他のご祈願

子授けの御守

なかなか子供が授からない方に、本人の希望に限って子授けの御守(御札)を受けることが出来ます。電話予約が必要です。

名付け・命名

赤ちゃんの名付け・命名をしてもらうことが出来ます。電話予約が必要です。夫婦、その親族で名前を決めることが多いように思いますが、いろいろな「思い」があってなかなか決めることが出来ない場合は相談してみてもいいかもしれません。

おんめさま・大巧寺インフォメーション

アクセス

JR横須賀線、江ノ電ともに「鎌倉駅」東口から徒歩3分もかからない、ほぼ駅前といってもいい位置にあります。鎌倉駅東口のバスターミナルの出入口の信号(若宮大路)を渡ったところです。

大巧寺の参拝情報

休日も無く、拝観料も不要ですから、戌の日や大安吉日に参拝に訪れてみてはどうでしょうか。ただし境内の駐車場は12台ですから、休日は混雑する可能性は充分ありますね。

  • 神奈川県鎌倉市小町1-9-28 電話:0467-22-0639
  • 参拝時間:午前9:00~午後5:00までで、予約は不要です。安産祈願はいつでも受け付けてもらえます。
  • 腹帯やお守りの販売もあります。代理祈祷や郵送でのご祈祷も可能です。本堂に向かって右手の「安産腹帯守授与所」で受けます。

まとめ

◆健康祈願ご利益総合情報ページ

安産祈願がなぜ「戌の日」なのでしょう?上にも書きましたが、犬は多産で、しかも安産だからという理由ですが、それ以外にも、「犬」は狐や狸から子供を守り、悪霊を防ぐという言い伝えもあるようです。

赤ちゃんが生まれるとなると、いろいろと気ぜわしいものですが、気持ちをゆったりさせるためには安産祈願のお参りもいいのではないでしょうか。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

▼こちらの記事も読まれています