川崎大師は関東三大師の一つとして知られ、初詣の参拝客の数も毎年ほぼトップ3に入っているほど人気の高い寺院です。「大師」というのはもちろんご本尊である「弘法大師」のことです。

川崎大師は厄除け大師とも呼ばれていますが、正しい名称は「川崎大師 平間寺(かわさきだいし へいけんじ)」。厄除けはもちろん、病気平癒、商売繁盛、家内安全の御祈祷ご利益を受けることが出来ます。
川崎大師のご利益と、厄除け、病気平癒等のお守りについても詳しく紹介します。

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川崎大師のご利益

厄除け(=健康祈願・病気平癒)のご利益

日常生活における「厄」を祓っていただけるご利益があるのですが、この「厄」には「体を壊し病気になりやすい時期」という意味があります。厄年の厄除けには「川崎大師」といわれるのもこのためです。

護摩(ごま)札を焚くことで開運!

川崎大師では、護摩を焚くことで、煩悩(苦の根元)を焼きつくし、厄払いをし開運に導くのです。一つの護摩に対して一つのお願いをすることが出来ます。「一つの護摩に対して一つのお願い」なら、護摩を10枚くらい買って・・・なんて、欲ばらないことですね。
恋愛成就で有名な京都の鈴虫寺も、仏様に「一つだけお願いをする」ことでその願が成就されると言われていますね。

川崎大師大開帳「赤札」は最強の護符

「赤札」のことは知っていましたか?川崎大師では10年に一度の「大開帳奉修」がおこなわれ、その時にだけ、非常にご利益があるとされる「赤札」を授与していただくことが出来ます。しかし、その「赤札」、その期間中のいつ、何時頃から授与されるということが決まっておらず、発表もされないのです。これこそ運試しですね。

直近では川崎大師大開帳は平成26年5月に行われています。次回はその10年後ですから、覚えておきたいですが、忘れるんですよねこれが。ただ、その時期には大々的に宣伝されますから次回に期待したいと思います。

「赤札」のご利益は「無量の功徳を授かる」「罪や障害が消滅」「様々な利益がある」「危機からの守護」など、非常に強力であるとされています。
ん・・・そんなに強力な護符なら常時配布すればいいのに・・・と思うのは私だけでしょうか。まあ、川崎大師の集客術のひとつですね。

川崎大師のお守り

様々なお守りやお札があるのですが、お札は部屋きれいにしてお祀りします。お札は身につけ常に携帯しておくといいでしょう。一年経過したら感謝の気持ちを持って返納しましょう。

「お守り」は多岐にわたり多種類

非常に多くのお守りが用意されており、価格は300円から2000円位まであります。
「厄除御守」「身代御守」「開運御守」「交通安全御守」「学業成就御守」「安産御守」「御土砂御守(おどしゃおまもり)」「合掌佛御守」「御身鏡御影守(ごしんきょうおみえまもり)」「べっぴん守り」「金襴袋入身代御守」「金襴袋入交通安全御守」「金襴袋」「御掛軸」「遍照(へんじょう 銅板の壁掛け)」など15種。

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病気平癒の「なで御守」

体の気になる部分、傷みがある部分をこの「なで御守」で撫でることで病気平癒を祈るものです。「お守り」そのものを使って体をなでるためか、普通のお守りよりも一回り以上大きいサイズになっているのが特徴です。

「なで御守」は薬師如来のお守りで、お守りにはいくつもの薬壺(やっこ)の絵が描かれています。まさに病気平癒、健康祈願のお守りですね。

健脚を祈る「御土砂御守(おどしゃおまもり)」

このお守りには「御土砂」とあるように、四国四十八か所霊場の砂が入っています。長い道のりのお遍路での健脚を祈ったことから、健脚・足腰にご利益があるとされています。小さなビンに砂が入っていてストラップのようになっています。パッと見はなんだか沖縄土産の、小瓶に入った星の砂のようです。ベルト通しなどにさりげなく付けておいてもカワイイと思います。

干支巾着守

干支十二支それぞれの絵柄の小さな巾着が、根付けタイプになっています。財布やポーチなどに付けて常時携帯できるお守りです。

薬師如来御影札(やくしにょらいおみえふだ)

薬師如来が描かれた紙のお札で、あらゆる願いにご利益があるようですが、「薬師如来様」ですから病気平癒・健康には特に功徳があるのではないかと思います。

十二神将願掛け札(じゅうにしんしょうがんかけふだ)

宝珠(ほうじゅ)の形をした木のお札に名前と願い事を書いて、納箱に収めると後日御祈祷していただけます。宝珠の形は「しずく」のような形です。神社やお寺の階段や回廊の手すりの柱の上部についてますね。

お札

5種類のお札があります。
「厄除札」「盗難火難除札」「御影札(おみえふだ)」「聖徳太子御影札」「不動尊御影札」

まとめ

参考

川崎大師は、いつも混雑していますが、特に大晦日の夕方から元旦はものすごい混雑です。初詣は、その混雑をも楽しんで参拝するのでしょうね。あらゆる類のご利益をいただけそうですが、欲張らずに一番お願いしたいことを一つだけご祈願する謙虚な気持ちも大切かもしれません。

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