東京観光では外せない浅草。雷門から入って仲見世の先までは充分に観光気分を楽しめます。でも仲見世の終点のあたりで、ずるずると浅草観光に流れてしまう人が多いのですが、あと一歩先に浅草寺(せんそうじ:アサクサデラではないです)があるのでぜひ参拝に訪れていただきたいと思います。

浅草寺のご本尊は聖観音像です。浅草寺のご利益やお守りはとてもたくさんあるのですが、不思議なのは浅草寺のおみくじです。何が不思議だと思います?「凶」を引く確率がとても高いとか・・・

浅草寺は厄除けをはじめとして病気平癒・健康祈願・商売繁盛などご利益は多岐にわたっています。浅草寺のご利益、お守り(大丈夫守り)、不思議なおみくじ、そして境内にある頭から浴びる「煙」、などについて詳しく紹介します。

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浅草寺のご利益とお守り

浅草寺のご利益は厄除け・病気平癒・商売繁盛・家内安全・学業成就・安産・交通安全など多岐にわたっていてます。香炉の「煙」や「大丈夫守り」が特に有名ですね。ではどのようなご利益があるのでしょうか。

香炉の煙のご利益は何?

お寺の境内にある香炉から絶え間なく白い煙が立ち上っているのを見たことがありますよね。香炉の周りでは、両手でその煙を頭にかけたり、体のあちこちに擦りつけたりしている人がたくさんいます。「煙」を体の悪い部分に当てることで、病気平癒になるといわれています。

でも頭に「煙」を浴びて、頭が良くなるんでしょうかねぇ。もしそうなら、お寺は受験生でごった返しているはず。学業や資格試験の勉強はしっかりしないと合格するはずありませんね。「煙」を浴びるだけで知能が良くなるなら毎日行きますよ~。
それから、この「煙」、恋愛・縁結びにもご利益があると言われています。

浅草寺 大丈夫守り

真っ黒なお守り袋で、ストラップの紐の部分だけいろいろな色違いがあります。お守り袋の真中に「大丈夫」と刺繍されています。この「大丈夫」という言葉と、それがお守りになっていることで気持ち的に安心感を得られると思います。

「大丈夫守り」が販売されている箱の前には「三社様のお力により、あらゆる悩みや心配事がなくなり心安らかに過ごせますように」と書かれています。「大丈夫守り」を見るたびに、すべてのことは「大丈夫」!という気持ちになれるのではないでしょうか。

身体健全「肌守」

健康祈願成就と病気平癒にご利益があるお守りです。いつも身につけておきたいお守りです。

蓮弁守

病気平癒のお守りです。蓮の花びらの一枚を形どったお守りです。お守り袋の中にも、蓮の花びらの上にレリーフ調に掘られている金の観音像が入っています。ずっしりと重みを感じるお守りです。

災難除守

ちょっと変わった形のお守りで、横長の長方形を二つ折りにしたような形になっています。開くと三角形の災厄除けのお札が入っています。浅草寺では人気の高いお守りで、どんな災難も防いでくれるお守りです。

金鱗守

龍(金龍)の鱗がモチーフで、うろこ状の形をしていますがしずくの形のようにも見えます。十二支のお守りがあって、それぞれに対応する梵字が書かれています。

浅草寺のご本尊である観音様の像が、漁師の網にかかったことで発見され、そのことを喜ぶように現れたのが金龍だそうです。このような経緯で浅草寺の山号は「金龍山」になっているのです。

厄除守・身代守

厄除守は厄除けのお守りで、厄年の方は常に携帯しているといいかもしれません。赤と白のお守りがあります。
身代守はこのお守りが、代わりに厄を引きうけてくれるといいます。

期日限定のお守り

  • 「愛染宝弓(あいぜんほうきゅう)」:初詣の時期限定のお守り。正月の最初の7日間のみに購入できるお守りです。弓矢の形をした3本のお守りで、「縁結び・学業成就・開運」のご利益があります。
  • 「雷除守」・「災難除守」:四万六千日(しまんろくせんにち7月9日・10日)限定のお守り。普段でも購入できるのですが、この日に限って、特別なお守りとして授与されます。
  • 「菊之御守」:毎年10月18日に「菊供養会」限定の、延命長寿のお守りです。

他にも学業成就や合格祈願、商売繁盛などたくさんのお守りが用意されていますので、参拝の際に、本堂手前の販売所をのぞいてみてくださいね。

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浅草寺のおみくじは「凶」しか出ない?の不思議

吉凶の割合

浅草寺でおみくじを引くと、そのほとんどが「凶」だそうです。たしかに浅草寺では「凶」が出る確率は高く、「吉」は少ないようですが、浅草寺が意図的に「凶」を多くしているわけではなく、おみくじのルーツである「観音百籤」に従って吉凶の割合が決められているようです。

その割合は、「大吉17%・末小吉3%・小吉4%・半吉5%・末吉6%・吉35%・凶30%」と決まっています。これを見ると吉が70%もありますから、断然「吉」の方が多いのに浅草寺のおみくじは「凶」ばかりが出ることで有名になってしまっています。

浅草寺のおみくじに「凶」が多い理由は?

浅草寺のおみくじに「凶」が多いのではなく、浅草寺のおみくじの吉凶の割合は日本で最も由緒正しい割合になっているのです。とういことはですね、他の神社やお寺が、時代の流れで客寄せのために「吉」の割合を多くしているということなのです。

「凶」が出るより「吉」の方が気分いいですからね。あの神社は「大吉」が多いと言われたほうが客受けはいいですからね。

浅草寺のおみくじで「凶」が出ても安心して下さい

「凶」が出たら、境内のおみくじ棒に結んでから帰りましょう。「凶」は浅草寺が「吉」に転じてくれると言われていますから大丈夫ですよ。

おみくじ棒におみくじを結ぶこと「紙を結ぶこと」が「神仏を結ぶ」といって神仏との縁がつながるという意味もあって、持ち帰らずに、境内のおみくじ棒に結ぶことをお勧めします。

「凶」:それは、紙に「凶」と書いてあるだけです。

おみくじに「凶」とか「吉」とか書いてありますよね。これは、紙に「凶」という文字の形になって黒いインクが乗っているだけです。「吉」も同じことです。

紙の上のインクがあなたに吉凶を与えるわけではないと知って下さい。でも普通の人なら、「凶」という印刷された文字を見た瞬間から即、「凶」のイメージがグワ~ンと頭の中にわいてきて、徐々に自分勝手な妄想によって大なり小なりの「恐怖」が押し寄せてくるのです。

自分の頭の中で勝手にイメージが動き回るだけなのです。逆に「吉」が出ると、良いイメージが膨らんで気分が良くなったりしますけど、これも勝手な妄想だと思っておいた方がいいですね。

最近では「大大吉」が出る神社もあるようですが、「大大吉」を引いて浮かれていると、注意散漫で危ない目に合うことだってあります。「浮かれる」から注意が必要なんです。

「大凶」で気分が落ち込むとさらに良くないことを引きよせる可能性だってなくはないでしょう。おみくじは「お遊び」のようなものとして捉えておいたほうがいいかもしれません。

「凶」が出ようが「吉」が出ようが、そこに書かれていることを受け止めて、注意を払いながら普通に日常生活を送ることこそ大切だと私は思います。
紙に印刷された黒いインクに「力」は無いのです。おみくじの吉凶で気分が左右されるのは良くわかりますが、おみくじの「吉凶」は参考程度にしておくのがいいのではないでしょうか。

まとめ

参考

最近の浅草は、外国人観光客がとても多くてびっくりするほどです。スカイツリーや、花屋敷と周辺の商店街、浅草からほど近い道具屋筋は超人気スポットで、道具屋筋の食品サンプルもとても人気が高いですね。5月の三社祭は身うごきがとれないほどの人出があります。

でもせっかく浅草に行くのなら、浅草の中心的存在である浅草寺で参拝をして、ご利益をいただいてから浅草観光するといいのではないでしょうか。

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