京都と言えば、日本を代表するような神社仏閣が数えきれないほどあります。またそのご利益も様々です。健康祈願と言っても、特定の疾病にご利益があることで有名な神社やお寺は別の記事で詳しく紹介します。

ここでは一般的な「健康や長寿」祈願で、人気のご利益がある神社、そして具体的にどのようなご利益をいただけるのか紹介します。

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京都で健康祈願にご利益のある神社

下鴨神社(しもがもじんじゃ)

糺の森(ただすのもり)の参道入口から本殿までは、約500メートルもあります。参道の脇には小さな清流が流れ、何とも風情のある景色を楽しめます。

11月下旬の紅葉は本当に見事です。比較的大樹が多く、天空から舞い落ちる紅葉と、びっしりと敷き詰められたような黄色から赤のグラデーションの参道は圧巻です。500メートルも続く色鮮やかな紅葉につつまれた異空間はまさに別次元にトリップした感さえあります。ご存知かとは思いますが1994年に世界遺産に指定されています。

足つけ神事

下鴨神社は縁結びの神様としても有名なのですが、健康祈願として「御手洗祭(みたらし祭)の足つけ神事」が行われています。

土用の丑の日に、境内にある御手洗池の中に足を浸すと、けがれや病気を払い、安産にもご利益があるとされています。この祭事は「足つけ神事」と呼ばれていて、池に入ったら膝まで足を浸して無病息災を祈ります

この御手洗池には小さな黒い石がたくさんあるのですが、これは「かん虫封じ神石」として信仰されていて、祭事の日に限って頂くことができます。

下鴨神社へのアクセス
  • 京都市営バス「下鴨神社前」「糺ノ森(ただすのもり)」(1・4・205号系統)下車すぐ。四条河原町から乗車された場合約20分ほどです。
  • 京阪電車鴨東線「出町柳」駅下車徒歩約10分
  • 境内には乗用車なら数百台の広大な駐車場があります。

八坂神社(やさかじんじゃ)

京都四条通りの東端・祇園交差点の前に位置する神社。家内安全や無病息災を祈願する、お正月の「おけら参り」や、疫病を鎮める目的でもある祇園祭りでも有名です。本殿奥には、知恩院とつながる広大な敷地の丸山公園が広がり、家族連れや参拝客でにぎわっています。

八坂神社のご利益

八坂神社が建立されたのは、流行していた疫病を祓うためという目的がありました。疫病消除の神社で、全国の祇園社の総本社でもあります。祇園祭は八坂神社の祭礼として有名で、厄除けや商売繁盛の御利益がありますが、第一に「疫病退散」を願って行われるお祭りです。

美御前社(うつくしごぜん)

本殿の裏あたりに美御前社があります。ココは、参拝したいと思う女性が多いのです。あまり有名ではないのですが、「美の神様」なのです。美御前社の前には、きれいになる「美容水」と書かれた石碑があり、実際にそのお水を頂くことが出来ます。祇園の舞妓さんもよく通うあまり知られていないスポットですよ。

八坂神社へのアクセス

阪急電車・四条河原町下車、東へ徒歩約10分。京阪本線「祇園四条」駅下車、東へ徒歩約5分。祇園の商店街を楽しみながら歩いているとすぐですよ。

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今宮神社(いまみやじんじゃ)

今宮神社は京都市北区、大文字山の東、金閣寺からも東へ1kmほどの所に位置します。厄除けと健康長寿にご利益がある神社です。

今宮神社のご利益・今宮の奇石・阿呆賢(あほかしさん)

阿呆賢と呼ばれる「石」が座布団の上に鎮座しています。この石に心をこめて健康祈願をして軽く触ります。その手で、自分の体の悪い部分を撫でることで健康回復にご利益があるとされています。

また、この石は「重軽石(おもかるいし)」ともいわれています。軽く手のひらで三度石をたたいて持ち上げると、当然ですが重みを感じるのです。しかし、願い事を心で唱えながら、この石を手のひらで三度撫でて、再び持ち上げたとき、軽く感じたならばその願い事は成就すると言い伝えられています。

今宮神社へのアクセス

JR京都駅より:市バス205・206番「船岡山」下車、北へ徒歩約7分
阪急烏丸駅より:市バス46番 上賀茂神社行「今宮神社前」下車すぐ
京阪出町柳駅より:市バス1番 「船岡山」下車、北へ徒歩約5分

まとめ

参考

京都には、無病息災にご利益がある神社が非常に多くあります。今回は、健康祈願として最も人気の高いご利益のある神社を3社のみ紹介いたしました。京都を訪れた際には、健康祈願だけでなく、神社の建築美、境内や庭園の美しさをぜひ楽しんでください。

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